DSのうっかりペネロペは素晴らしい | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

現役ゲーマ-の間では太鼓の達人かサモンナイトあたりが
話題の中心と思われる今週のDS新作タイトルですが
僕は以前から何度か記事にしている通りテクモが未就学児を対象に開発した
親子で遊べるDS絵本うっかりペネロペに大注目しておりました。
ただ、こういう幼児向けミニゲーム集はゲームショップに入荷する可能性は低く
大型家電店でも5本以下、下手すると1本なんてことも十分あるなと思い
アマゾンで注文したのでした。

そして本日、無事我が家に着きましたのでガッツリ遊ぼう…
と思ったら娘が断り無しに荷物開けて遊んでおりまして思わずギガデイン!!
親子で遊べるDS絵本が親子ゲンカしてしまうDS絵本になるとはorz

まあミニゲーム集なので大した問題にはなりませんけどね。
父さん大人げなかったよと反省。


さあ、気を取り直してレビューです。

まず、アクリル絵具をたっぷり使ったタッチのペネロペの世界が
どのくらい再現されているかなんですが

これが完璧!!

アニメ版より素晴らしいぐらい。
このグラフィックの完成度は正直すごすぎる。
DSゼルダ等超一級のDSゲームタイトルと比べても遜色の無い
最高レベルの仕事じゃないでしょうか。
テクモグッジョブです!!

そして音楽もアニメのまんまです。
ミニゲームへの流れもアニメの演出を踏襲した作りになっており
ミニゲームへ導くアニメが流れた後チュートリアルへ。

チュートリアルは能登麻美子さんがフルボイスで
親切丁寧に説明してくれます!!


というかこのゲーム完全フルボイスです!


キャスティングはアニメ版と全く同じ。
アニメ版のファンの方はこれだけでも買いじゃないでしょうかね。
音量上げると若干音割れしちゃうのが残念ですが
中くらいの音量でヘッドフォン装備すれば

能登さんの声独り占めですよw




ペネロペのお家とお庭を移動して色んな所にタッチすると
リアクションがあったりミニゲームが始まったりします。
ギミックは子供にはとっても楽しいものばかり。
感心したのはタッチだけではなくマイクに息を吹きかける事で反応するギミックも。
例えば浴槽で息を吹きかけると泡のお風呂からシャボン玉が次々と舞い上がります。
こういうの子供は喜ぶんだよなあ。
というか僕も大喜びでした。

ミニゲームは全部で12種類。
オプションで難易度がやさしいとふつうの2種類から選べます。
とはいえ幼稚園児にも出来る程度の内容ですから
僕なんかふつうでも1回やれば十分だったのですがなわとびは意外に手こずったな。
幼児も楽しく遊べるやさしいミニゲームばかりですが
その中で特に感心したものを3つ紹介しますね。

一つ目は「おともだちとえんそうかい」
子供向けということでタッチのみで行うリズムゲーですね。
きらきら星とかロンドン橋落ちたとか6曲からチョイス。
そして楽器がタンバリン・シンバル・トランペットの3種類。
僕が感心したのは音符が流れてくる五線譜の部分。
ペネロペの世界観とマッチする絵で描かれた五線譜がスクロールしててびっくり。
ペネロペしかけ絵本のようで素晴らしかったです。
あと打楽器はリズムだけですがトランペットはメロディラインと
同じ音が出ますのでうまくタッチ出来ると上手に演奏出来て
子供達もうれしいだろうなあ、といった作りで非常に好感が持てました。

二つ目は「かがみであそぼう」
曇った鏡にタッチペンで自由にいたずら描きするげーむなんですが
ぐりぐり描いて曇った部分がなくなった時、マイクに息を吹きかけると
また鏡が曇るのです。
このアイデアすてきすてきっ!!
雨の日のバスの窓ガラスに落描きしてるようで大人でも十分楽しめました。

3つ目は「おえかきしよう」
これは単純なペイントソフトですがDSはタッチペンという強力な武器があり
液晶タブレットでお絵描きするようなもんです。
ペンの太さは3種類、色は15色、あと消しゴムと最低限揃ってるので
お絵描き好きな方はなにげにハマると思いますよ。
参考までに僕の落描きをどうぞ。

mametchi001
大好きなまめっち描いてみましたw



マニュアルに、どこでどのようなアクションを起こすとギミックが発動するか
すべて記載されてますんでお父さんお母さんは始める前に予習して
お子さんの性格や反応見ながら色々誘導して遊ぶ事ができますね。
ほんとに親子で遊ぶDS絵本だなあ。


ミニゲーム開始時にはアニメのサブタイトル風タイトルコールが入ったりと
子供に分かり易いように、かつアニメファンも大満足の出来。
そして能登さんファンにとっては神ゲーか。


ネタ半分、本気半分で買ったソフトですが予想以上の出来で大満足です。
こういうのが10万本!!
とは言いませんが初回出荷分が値崩れ無く綺麗に売れれば
ほんとに素晴らしいと思うんだけど店頭にすら並ばないというのは寂しいですな。
とはいえお店もこれ仕入れるのは勇気いりますもんねえ。
店長さんがよっぽどのファンでもない限り。
ここはお客が頑張るしかないか。
正直この手の作品は幼児向けだからと難易度がゆるいだけのハズレ作品も多く
みんなどんどん買ってねと胸を張って言えない現状もありますしね。
しかしテクモはこのシリーズの第1弾であるペネロペを
アニメに勝るとも劣らない完成度で世に送り出してきました。
これはとっても評価すべきことじゃないかと思います。
少なくとも僕は大絶賛。
このクオリティが維持できるのであれば
親子で遊ぶDS絵本シリーズは信用出来るよと
お子さんをお持ちの方達に胸を張って薦めまくっていこうと思います。
だから是非、第2弾第3弾と作って発売して下さいね。
そうだなあ、僕がディレクターだったら次はあれだな。
DS絵本で長新太ワールド完全再現してみたいなあ。
長さんの絵がペネロペクオリティで動いたら超傑作だよなあ。


僕の記事で興味を持たれた方がいらっしゃれば
是非公式サイトも覗いてみてくださいね。
こちらもなかなかの出来ですよ

親子で遊べるDS絵本うっかりペネロペ公式サイト


以上、多分世界で唯一のうっかりペネロペDSレビューでした。
時々思うんですけどゲーム雑誌はこういうニッチのジャンルも
きっちり批評していったほうがいいんじゃないかと。
特にコアな層しか買ってくれない現状を憂いているのであれば
なおのこと挑戦した方がいいんじゃないかなあ。
たまに挑戦してるの見かけるけど微妙だしなあ。
意外と読みたい人いるんじゃないかと思うんですけどね。
少なくとも僕は読みたい。

真面目に締めると非常に照れくさいので最後に一言だけ。


能登さんのナレーションが素敵過ぎで
マダオは真っ白に萌え尽きました



ではでは(・ω・)/