狙われやすい脆弱性トップ20 - 攻撃のターゲットはOS以外に
米SANS Instituteは11月22日(現地時間)、「狙われやすい20件のインターネットセキュリティの脆弱性 (SANS Top-20)」の最新版を公開した。
このリストは企業のセキュリティ強化の目安となるように、SANSが政府機関や民間企業と共同で作成しているもので、今回がバージョン6となる。攻撃者に狙われやすいセキュリティホールと共に対処法が説明されている。
これまでセキュリティホールへの攻撃は、システムの奥深くに結びつく基本システム(OS)に集中していた。しかし、Microsoftがオンライン経由でパッチを提供し、素早くセキュリティホールをふさぐようになってからは、OS以外のプログラムが攻撃の対象になり始めている。そのため最新のSANS Top-20では、「Windowsシステム」と「UNIXシステム」だった従来のカテゴリーに、「クロスプラットフォーム・アプリケーション」と「ネットワーク製品」が追加された。
クロスプラットフォーム・アプリケーションで最初にリストされているのは「バックアップ・ソフト」である。重要なデータを扱ったり、ネットワークに幅広くアクセスしているケースが多いため狙われやすい。次が「ウイルス対策ソフト」。PCのメモリーなど重要なパーツにアクセスする上、バックグラウンドで動作するため利用しやすい。またユーザー数が多いのも攻撃者にとっては魅力となっている。
SANSはレポートの中で、「これまでのトップ20リストと違って、今回のリストは"積み重ね"ではない」と警告している。ソフトウエアベンダーのセキュリティ対応が向上していることから、攻撃の手口が短時間で様変わりしており、今回のリストはこれまでとは異なるタイプの攻撃の指摘となっている。その一方で「Top-20 2004リストで挙げられた脆弱性に対応していないのならば、まずその問題をパッチすることを強く勧める」としている。
・Windowsシステム
W1: Windowsサービス
W2: Internet Explorer
W3: Windowsライブラリ
W4: Microsoft Office/Outlook Express
W5: Windowsの設定に関する問題
・クロスプラットフォーム・アプリケーション
C1: バックアップ・ソフト
C2: ウイルス対策ソフト
C3: PHPベースのアプリケーション
C4: データベース・ソフト
C5: ファイル共有アプリケーション
C6: DNSソフト
C7: メディアプレイヤー
C8: インスタント・メッセージング・ソフト
C9: MozillaおよびFirefoxブラウザ
C10: その他のクロスプラットフォーム・アプリケーション
・UNIXシステム
U1: UNIXの設定に関する問題
U2: Mac OS X
・ネットワーク製品
N1: Cisco IOSおよび非IOS製品
N2: Juniper、CheckPoint、Symantec製品
N3: Ciscoのデバイス設定に関する問題
このリストは企業のセキュリティ強化の目安となるように、SANSが政府機関や民間企業と共同で作成しているもので、今回がバージョン6となる。攻撃者に狙われやすいセキュリティホールと共に対処法が説明されている。
これまでセキュリティホールへの攻撃は、システムの奥深くに結びつく基本システム(OS)に集中していた。しかし、Microsoftがオンライン経由でパッチを提供し、素早くセキュリティホールをふさぐようになってからは、OS以外のプログラムが攻撃の対象になり始めている。そのため最新のSANS Top-20では、「Windowsシステム」と「UNIXシステム」だった従来のカテゴリーに、「クロスプラットフォーム・アプリケーション」と「ネットワーク製品」が追加された。
クロスプラットフォーム・アプリケーションで最初にリストされているのは「バックアップ・ソフト」である。重要なデータを扱ったり、ネットワークに幅広くアクセスしているケースが多いため狙われやすい。次が「ウイルス対策ソフト」。PCのメモリーなど重要なパーツにアクセスする上、バックグラウンドで動作するため利用しやすい。またユーザー数が多いのも攻撃者にとっては魅力となっている。
SANSはレポートの中で、「これまでのトップ20リストと違って、今回のリストは"積み重ね"ではない」と警告している。ソフトウエアベンダーのセキュリティ対応が向上していることから、攻撃の手口が短時間で様変わりしており、今回のリストはこれまでとは異なるタイプの攻撃の指摘となっている。その一方で「Top-20 2004リストで挙げられた脆弱性に対応していないのならば、まずその問題をパッチすることを強く勧める」としている。
・Windowsシステム
W1: Windowsサービス
W2: Internet Explorer
W3: Windowsライブラリ
W4: Microsoft Office/Outlook Express
W5: Windowsの設定に関する問題
・クロスプラットフォーム・アプリケーション
C1: バックアップ・ソフト
C2: ウイルス対策ソフト
C3: PHPベースのアプリケーション
C4: データベース・ソフト
C5: ファイル共有アプリケーション
C6: DNSソフト
C7: メディアプレイヤー
C8: インスタント・メッセージング・ソフト
C9: MozillaおよびFirefoxブラウザ
C10: その他のクロスプラットフォーム・アプリケーション
・UNIXシステム
U1: UNIXの設定に関する問題
U2: Mac OS X
・ネットワーク製品
N1: Cisco IOSおよび非IOS製品
N2: Juniper、CheckPoint、Symantec製品
N3: Ciscoのデバイス設定に関する問題
(2005.11.25/MYCOM PC WEB)
米NHLチームが動画配信=ポッドキャストで初
「ポッドキャスト」と呼ばれるインターネットサービスの人気が高まる中で、北米アイスホッケーリーグ(NHL)のブラックホークスはこのほど、米国のプロスポーツチームのウェブサイトでは初めて、ポッドキャスト動画版の配信を始めた。
ポッドキャストは、インターネット上で配信される音楽や各種番組をアップルコンピュータの「iPod(アイポッド)」など携帯デジタル音楽プレーヤーに取り込んで聞けるようにする仕組み。先にアップルが動画版アイポッドを発売したことで、動画取り込みも可能になった。
ポッドキャストは、インターネット上で配信される音楽や各種番組をアップルコンピュータの「iPod(アイポッド)」など携帯デジタル音楽プレーヤーに取り込んで聞けるようにする仕組み。先にアップルが動画版アイポッドを発売したことで、動画取り込みも可能になった。
(2005.11.25/時事通信)
「Opera 8.51」リリース、Flash Playerの脆弱性修正など
ノルウェーのOpera Softwareは22日、「Opera 8.51」をリリースしたと発表した。Windows、Mac OS X、Linux、FreeBSD、Solarisに対応しており、脆弱性の修正と安定性の向上が図られている。
Opera 8.51ではまず、Flash Playerに含まれる脆弱性を修正。それに伴って付属するMacromedia Flashのバージョンが「7r61」となった。
さらにLinux、FreeBSD、Solaris版では、「openURL」構文で他のアプリケーションから渡されるURLに含まれるコマンドを実行できてしまう脆弱性が修正されているため、特にアップグレードが推奨されている。
安定性の面では、日本語のMac OS X上でJavaが含まれるページを開くとクラッシュする問題が修正された。また、Windows版でAcrobat Reader 7.0.5プラグイン利用時に不安定になる問題が修正されている。
そのほかの改良点としては、検索オプションで「Answers.com」が利用できるようになったことが挙げられる。Opera 8.51はOpera 8.50と言語ファイルが互換であり、現ユーザーはアップグレード後もそのまま日本語で利用できる。
Opera 8.51ではまず、Flash Playerに含まれる脆弱性を修正。それに伴って付属するMacromedia Flashのバージョンが「7r61」となった。
さらにLinux、FreeBSD、Solaris版では、「openURL」構文で他のアプリケーションから渡されるURLに含まれるコマンドを実行できてしまう脆弱性が修正されているため、特にアップグレードが推奨されている。
安定性の面では、日本語のMac OS X上でJavaが含まれるページを開くとクラッシュする問題が修正された。また、Windows版でAcrobat Reader 7.0.5プラグイン利用時に不安定になる問題が修正されている。
そのほかの改良点としては、検索オプションで「Answers.com」が利用できるようになったことが挙げられる。Opera 8.51はOpera 8.50と言語ファイルが互換であり、現ユーザーはアップグレード後もそのまま日本語で利用できる。
(2005.11.25/impress Watch)
ドコモ、端末の位置情報確認サービス「イマドコサーチ」
NTTドコモは11月24日、iモード端末のおよその現在位置を確認できるサービス「イマドコサーチ」を提供すると発表した。「SA800i」の発売に合わせて、来春に開始する予定。子どもの居場所を確認したい保護者などの利用を想定する。
iモード端末またはPCを利用し、探したいFOMA端末の居場所を地図で確認できる。検索する側が加入するサービスで、料金は月額210円。一回あたりの検索料金として別途5.25円が必要となる。検索されるFOMA端末がGPS対応の場合、GPSを利用して居場所を確認可能。またGPS非対応の場合も、基地局を利用しておおよその居場所を確認する。
「スケジュール検索機能」を備えており、設定した日時になると自動的に子どもの居場所を確認し、検索結果を保護者のiモード端末にメッセージリクエストで通知する。また「エリア監視機能」により、前もって指定したエリアの中にいるのか、外にいるのか確認してメッセージリクエストで通知することも可能。
ドコモの“キッズケータイ”こと「SA800i」と連動した機能として、「ブザー検索機能」を搭載。防犯ブザーが作動した時点で自動的に居場所を確認し、検索結果を通知できる。検索は15分間隔で最大10回まで続行できる。また端末の電源が切られたあとも自動で居場所を確認し、検索結果を送信する。
iモード端末またはPCを利用し、探したいFOMA端末の居場所を地図で確認できる。検索する側が加入するサービスで、料金は月額210円。一回あたりの検索料金として別途5.25円が必要となる。検索されるFOMA端末がGPS対応の場合、GPSを利用して居場所を確認可能。またGPS非対応の場合も、基地局を利用しておおよその居場所を確認する。
「スケジュール検索機能」を備えており、設定した日時になると自動的に子どもの居場所を確認し、検索結果を保護者のiモード端末にメッセージリクエストで通知する。また「エリア監視機能」により、前もって指定したエリアの中にいるのか、外にいるのか確認してメッセージリクエストで通知することも可能。
ドコモの“キッズケータイ”こと「SA800i」と連動した機能として、「ブザー検索機能」を搭載。防犯ブザーが作動した時点で自動的に居場所を確認し、検索結果を通知できる。検索は15分間隔で最大10回まで続行できる。また端末の電源が切られたあとも自動で居場所を確認し、検索結果を送信する。
(2005.11.25/+D Mobile)
au、Hello Messenger対応の「W32T」を25日より順次発売
KDDIおよび沖縄セルラーは、新サービス「Hello Messenger」に対応した東芝製CDMA 1X WIN端末「W32T」を25日より順次発売する。北海道、北陸、関西、中国、沖縄の各エリアでは25日に、東北、関東、中部、四国、九州の各エリアでは26日に発売される。一部の量販店では新規価格が約1万8,000円と案内されていた。
「W32T」は、新サービス「Hello Messenger」に対応し、パソコン向けWebサイトが閲覧できる「PCサイトビューアー」を搭載した東芝製のWIN端末。基本的な機能はW31Tと同様だが、カメラ部にはノイズ対策、接写撮影機能のシャープネス向上が図られた236万画素CCDを装備する。Bluetooth機能が搭載され、ハンズフリー通話のほか、ダイヤルアップ機能やデータ転送機能、プリンタ出力機能などをサポートする。
メインディスプレイには約2.4インチ、240×320ドット、26万色表示のポリシリコンTFT液晶、サブディスプレイには約1.1インチ、112×112ドット、約65,000色表示のTFCC液晶を搭載する。
大きさは50×103×21mm、重さは約117g。連続通話時間は約200分、連続待受時間は約280時間。ボディカラーはエクリュホワイトとロージーピンクの2色。
「W32T」は、新サービス「Hello Messenger」に対応し、パソコン向けWebサイトが閲覧できる「PCサイトビューアー」を搭載した東芝製のWIN端末。基本的な機能はW31Tと同様だが、カメラ部にはノイズ対策、接写撮影機能のシャープネス向上が図られた236万画素CCDを装備する。Bluetooth機能が搭載され、ハンズフリー通話のほか、ダイヤルアップ機能やデータ転送機能、プリンタ出力機能などをサポートする。
メインディスプレイには約2.4インチ、240×320ドット、26万色表示のポリシリコンTFT液晶、サブディスプレイには約1.1インチ、112×112ドット、約65,000色表示のTFCC液晶を搭載する。
大きさは50×103×21mm、重さは約117g。連続通話時間は約200分、連続待受時間は約280時間。ボディカラーはエクリュホワイトとロージーピンクの2色。
(2005.11.25/impress Watch)
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こうして、携帯初の静止画手ブレ補正は誕生した
NEC製FOMA端末「N902i」を見て、目を引くのはやはりカメラ機能だ。「N901iS」が有効100万画素スーパーCCDハニカムを採用していたのと比べ、N902iになって一気に有効200万画素にまで画素数を上げてきた。さらに、携帯業界初となる静止画手ブレ補正機能に対応している。
静止画手ブレ補正を、どうやって実現したのか。またカメラ機能がどう向上しているのか、NECモバイルターミナル事業部商品企画部の高梨博氏に聞いた。
●「一言で説明できるアピールポイント」を
なぜ、カメラ機能を向上させたのか。実は、Nユーザーからもカメラ機能の向上を求める声は上がっていたと高梨氏は話す。「NEC端末の操作性などを評価して『指名買い』してくれるユーザーもいるが、操作性はカタログスペックに現れない部分。カタログを見せて、(手ブレ補正付きと)一言でアピールできる機能を開発することにした」
高梨氏は、携帯のカメラ撮影は片手で撮るものだと考えた。ただ片手で撮れば、当然ブレやすくなる。そこで「手ブレ補正をやろう」と提案したわけだが、「言ったはいいが最初は方法が分からなかった」と苦笑する。「(デジカメの手ブレ補正で一般的な)ジャイロセンサで手ブレを感知し、アクチュエータでレンズを動かす『光学式手ブレ補正』は、部品のサイズも大きいし重くなる。消費電流の面で考えても、携帯には載せられないね……と話していた。そこで技術陣から『デジタル手ブレ補正というのもある』と教えてもらった」
デジタル手ブレ補正は、デジタルビデオ用の手ブレ補正技術として多く採用されているもの。画像の動き(=ブレ)を検出して、それを画像処理で補正する技術だ。N902iで採用されているのはこれを静止画に応用したもので、静止画を撮影して特徴点を抽出、重ね合わせることでブレを補正する。この方式なら、部品のサイズも小さく、軽くなる上消費電流も少ない。ただ、1枚の画像を生成するのに実際には4枚撮影しているわけで、その分時間がかかるというデメリットがある。
「例えばシャッタースピードが1秒だとすると――実際にはこれほど長いことはあり得ないが――最初の0.25秒で1枚撮影し、残りの0.75秒はシャッターを閉じる。これを4回くりかえして、さらに(合成の)処理を行う」。このため“パシャパシャと連続撮影”することを想定して開発設計されるデジカメなどでは、採用例が少ない。
しかし携帯でなら、これが許されると判断。NECはN902iのために、専用のDSPを用意した。またCPUとして新たにOMAP2を採用したこともあり、「これらの“合わせ技”で、最終的に3~4秒で処理を終了できるようにしている」という。
もちろん、開発には試行錯誤もあった。4枚の画像を組み合わせると、ノイズが乗る。できるだけ露光を明るくしたいが、それだとノイズが乗りやすくなるなど、バランス調整に苦労したという。
ただし、終わってみると「案外上手くいった」と高梨氏は手ごたえを話す。「光学式だと、どうしても(ブレに)追随できない部分が出てくる。デジタル手ブレ補正のほうが、ブレを許容できる」
●発色など「映り」そのものも改善
N902iのカメラの改善ポイントは、手ブレ補正だけではない。発色やシャープネスなど、「そもそもの映り」がよくなっていると高梨氏は胸を張る。
N902iではN901iSと比べて、撮影画像の解像感やシャープネスが向上し、シャキッとした画像を撮影できていると高梨氏は話す。これは有効画素数を200万画素に向上させたことも寄与しているし、また同社独自の補正技術「PictMagic」も効いているという。
「PictMagicにより、肌色の描写や逆光を補正できる。また記憶色、いわゆる人間の記憶に残るイメージとしての色合いを再現すべく、富士写真フイルムさんにもいろんなシーン、バリエーションできれいに撮れるようアドバイスをもらいながらパラメータを調整した」
高梨氏は、N901iSで撮影した画像と、N902iで撮影した画像の2枚を示しながら、両者の差をアピールする。植物の葉の部分を拡大して見てみると、確かにN901iSのほうは一部の色が白くトンでしまっているのに対し、N902iのほうがより青く、しっかり色が出ている。
●動作の「もっさり」も解消
高梨氏がもう1つ説明に力を入れたのが、いわゆる「操作時のもっさり感」の解消だ。同社はムーバ、FOMAともに多くの端末を開発したが、FOMAに移行したタイミングで操作時の処理速度が下がってしまったことを気にしていたと話す。
「902iシリーズは、(プッシュトーク対応など)メジャーチェンジした端末。このタイミングで新たなチャレンジをして、進化させようと」。カメラ同様、処理速度にもテコ入れを図ったという。
高速化をもたらしたものとして、OMAP2の採用による全体的なCPUパフォーマンス向上が1つ挙げられる。ただし、それだけではない。高梨氏はメールや文字入力など、頻繁に利用するアプリケーションに絞って集中的に高速化を図ったと話す。
「OSを高速化してもいいが、OSをいじると次のバージョンになったときにまたいじらないといけなくなる。OSの高速化もやるが、それよりはアプリレベルでユーザーにインパクトのあるところを、カスタマイズして速くしようと」
中には“だまし”もあると高梨氏。とりあえず画面上に早期に表示させ、バックグラウンドで処理をして表示に実動作を追いつくようにするような手法も取りつつ、細かく手を入れていったという。この結果、確かにN902iはそれまでのFOMAと比べて実感として動作が速くなっている。
N902iにはこのほかにも、いくつか改善ポイントがある。近日掲載予定の「NECに聞くN902i(後編)」では、ここでは書ききれなかった部分を中心に紹介していきたい。
静止画手ブレ補正を、どうやって実現したのか。またカメラ機能がどう向上しているのか、NECモバイルターミナル事業部商品企画部の高梨博氏に聞いた。
●「一言で説明できるアピールポイント」を
なぜ、カメラ機能を向上させたのか。実は、Nユーザーからもカメラ機能の向上を求める声は上がっていたと高梨氏は話す。「NEC端末の操作性などを評価して『指名買い』してくれるユーザーもいるが、操作性はカタログスペックに現れない部分。カタログを見せて、(手ブレ補正付きと)一言でアピールできる機能を開発することにした」
高梨氏は、携帯のカメラ撮影は片手で撮るものだと考えた。ただ片手で撮れば、当然ブレやすくなる。そこで「手ブレ補正をやろう」と提案したわけだが、「言ったはいいが最初は方法が分からなかった」と苦笑する。「(デジカメの手ブレ補正で一般的な)ジャイロセンサで手ブレを感知し、アクチュエータでレンズを動かす『光学式手ブレ補正』は、部品のサイズも大きいし重くなる。消費電流の面で考えても、携帯には載せられないね……と話していた。そこで技術陣から『デジタル手ブレ補正というのもある』と教えてもらった」
デジタル手ブレ補正は、デジタルビデオ用の手ブレ補正技術として多く採用されているもの。画像の動き(=ブレ)を検出して、それを画像処理で補正する技術だ。N902iで採用されているのはこれを静止画に応用したもので、静止画を撮影して特徴点を抽出、重ね合わせることでブレを補正する。この方式なら、部品のサイズも小さく、軽くなる上消費電流も少ない。ただ、1枚の画像を生成するのに実際には4枚撮影しているわけで、その分時間がかかるというデメリットがある。
「例えばシャッタースピードが1秒だとすると――実際にはこれほど長いことはあり得ないが――最初の0.25秒で1枚撮影し、残りの0.75秒はシャッターを閉じる。これを4回くりかえして、さらに(合成の)処理を行う」。このため“パシャパシャと連続撮影”することを想定して開発設計されるデジカメなどでは、採用例が少ない。
しかし携帯でなら、これが許されると判断。NECはN902iのために、専用のDSPを用意した。またCPUとして新たにOMAP2を採用したこともあり、「これらの“合わせ技”で、最終的に3~4秒で処理を終了できるようにしている」という。
もちろん、開発には試行錯誤もあった。4枚の画像を組み合わせると、ノイズが乗る。できるだけ露光を明るくしたいが、それだとノイズが乗りやすくなるなど、バランス調整に苦労したという。
ただし、終わってみると「案外上手くいった」と高梨氏は手ごたえを話す。「光学式だと、どうしても(ブレに)追随できない部分が出てくる。デジタル手ブレ補正のほうが、ブレを許容できる」
●発色など「映り」そのものも改善
N902iのカメラの改善ポイントは、手ブレ補正だけではない。発色やシャープネスなど、「そもそもの映り」がよくなっていると高梨氏は胸を張る。
N902iではN901iSと比べて、撮影画像の解像感やシャープネスが向上し、シャキッとした画像を撮影できていると高梨氏は話す。これは有効画素数を200万画素に向上させたことも寄与しているし、また同社独自の補正技術「PictMagic」も効いているという。
「PictMagicにより、肌色の描写や逆光を補正できる。また記憶色、いわゆる人間の記憶に残るイメージとしての色合いを再現すべく、富士写真フイルムさんにもいろんなシーン、バリエーションできれいに撮れるようアドバイスをもらいながらパラメータを調整した」
高梨氏は、N901iSで撮影した画像と、N902iで撮影した画像の2枚を示しながら、両者の差をアピールする。植物の葉の部分を拡大して見てみると、確かにN901iSのほうは一部の色が白くトンでしまっているのに対し、N902iのほうがより青く、しっかり色が出ている。
●動作の「もっさり」も解消
高梨氏がもう1つ説明に力を入れたのが、いわゆる「操作時のもっさり感」の解消だ。同社はムーバ、FOMAともに多くの端末を開発したが、FOMAに移行したタイミングで操作時の処理速度が下がってしまったことを気にしていたと話す。
「902iシリーズは、(プッシュトーク対応など)メジャーチェンジした端末。このタイミングで新たなチャレンジをして、進化させようと」。カメラ同様、処理速度にもテコ入れを図ったという。
高速化をもたらしたものとして、OMAP2の採用による全体的なCPUパフォーマンス向上が1つ挙げられる。ただし、それだけではない。高梨氏はメールや文字入力など、頻繁に利用するアプリケーションに絞って集中的に高速化を図ったと話す。
「OSを高速化してもいいが、OSをいじると次のバージョンになったときにまたいじらないといけなくなる。OSの高速化もやるが、それよりはアプリレベルでユーザーにインパクトのあるところを、カスタマイズして速くしようと」
中には“だまし”もあると高梨氏。とりあえず画面上に早期に表示させ、バックグラウンドで処理をして表示に実動作を追いつくようにするような手法も取りつつ、細かく手を入れていったという。この結果、確かにN902iはそれまでのFOMAと比べて実感として動作が速くなっている。
N902iにはこのほかにも、いくつか改善ポイントがある。近日掲載予定の「NECに聞くN902i(後編)」では、ここでは書ききれなかった部分を中心に紹介していきたい。
(2005.11.25/+D Mobile)
NEC、IP電話を強化・ネットワーク営業を再編
NECはグループ5社に在籍する企業向けネットワークの営業担当者200人を本体に取り込む。IP(インターネット・プロトコル)電話システムなど成長が見込める製品の販売を強化するため。同社の子会社政策は上場を目標に各社の独自性を重視する手法だったが、本体の支配を強めて資源の分散を防ぐ戦略に転じる。
グループから人員を取り込むのは、NECのオフィス向け通信機器の販売部隊。来春をめどに営業担当者やシステムエンジニア(SE)など200人を集める。既に同部隊に属する800人と合わせ、1000人の体制になる。対象となる5社は上場企業で通信網の敷設工事などを手がけるNECネッツエスアイのほか、日本電気通信システム(東京・港)など。出向の形を取るが、将来は転籍も検討する。本体から子会社への出向も一部発生する。各社が今後強化する事業を明確にした上で、人員規模を決める。(2005.11.24/日本経済新聞)
日ロ IT分野で人材交流促進
日本とロシアは、21日、情報通信のインフラ整備などに関する情報を交換していくとともに、IT分野での民間の経済交流を進めるための環境を整備していくことなどで合意しました。これを受けて、ロシアのレイマン情報技術通信大臣は、22日、総務省を訪れ、竹中総務大臣と会談しました。この中で、レイマン大臣は「ロシアでは携帯電話の普及が急速に進んでいる。竹中大臣にも、ぜひロシアの現状を視察してもらい、日本の技術をいろいろと教えてほしい」と述べました。これに対し、竹中大臣は「日本ではデジタルディバイドの解消に携帯電話が大いに役立っている。IT分野で日本とロシアが友好な関係を構築していくことは大切なことであり、そのためには人的交流が重要になると思う」と述べ、日本とロシアが携帯電話を中心にIT分野で人材交流などを進めていくことを確認しました。(2005.11.23/NHK)
Movable Type向けにWYSIWYGエディタ実装の専用管理画面β版公開
有限会社スカイアークシステム
は、WYSIWYGエディタを実装したMovable Type専用管理画面「MTCMS」のベータ版を公開した。
スカイアークシステムは創業以来、多数のブログ構築を行っているが、その中で特に切望されていたのが「ユーザーフレンドリーな管理画面」だったという。
「MTCMS 」はhtmlを理解していなくても簡単に更新ができるようにするために「WYSIWYG(ウィジウィグ:見たまま)エディタ」を実装。WYSIWYGエディタはhtmlソースを入力する事無く画像をマウスで移動したり、字の大きさを確認しながら編集作業が出来る機能だ。
FTPを利用しなくてもファイル管理できる「ファイル管理機能」や、現在のWEBサイトの構造を視覚的に理解できる「エントリー階層化表示」機能も実装されている。また投稿に関係の無い機能(システム管理機能等)を省いているために、ユーザーフレンドリーな管理画面になっているという。
安価な「Movable Type」と「MTCMS」が組み合わさることによって、「手軽で、わかりやすく、誰もが簡単に更新できる、安価な高性能CMS」として利用されることを期待しているという。
※MTCMS単体での動作は不可。別途Movable Typeが必要。
※法人向けライセンスと現在準備中だが個人向けライセンスが用意される。(2005.11.23/DoorBoys)
スカイアークシステムは創業以来、多数のブログ構築を行っているが、その中で特に切望されていたのが「ユーザーフレンドリーな管理画面」だったという。
「MTCMS 」はhtmlを理解していなくても簡単に更新ができるようにするために「WYSIWYG(ウィジウィグ:見たまま)エディタ」を実装。WYSIWYGエディタはhtmlソースを入力する事無く画像をマウスで移動したり、字の大きさを確認しながら編集作業が出来る機能だ。
FTPを利用しなくてもファイル管理できる「ファイル管理機能」や、現在のWEBサイトの構造を視覚的に理解できる「エントリー階層化表示」機能も実装されている。また投稿に関係の無い機能(システム管理機能等)を省いているために、ユーザーフレンドリーな管理画面になっているという。
安価な「Movable Type」と「MTCMS」が組み合わさることによって、「手軽で、わかりやすく、誰もが簡単に更新できる、安価な高性能CMS」として利用されることを期待しているという。
※MTCMS単体での動作は不可。別途Movable Typeが必要。
※法人向けライセンスと現在準備中だが個人向けライセンスが用意される。(2005.11.23/DoorBoys)