FB・ITニュースアーカイブス2005-3 -63ページ目

MS、IEのActiveX機能を修正――Eolas訴訟に対応

IEのプラグイン処理に関するEolas特許侵害問題で、Microsoftは回避策として、IEがActiveXコントロールを処理する方法に変更を加えた。

 米MicrosoftはEolasと係争中の特許侵害訴訟に対応し、ブラウザがActiveXコントロールを処理する方法に変更を加えた。

 同社は12月2日、Webパブリッシャーと広告代理店の大手約20社をシリコンバレーのオフィスに集めてこの変更について説明し、影響を最低限に抑える方法を解説した。

 Windowsクライアントプラットフォームのジェネラルマネジャー、マイケル・ウォレント氏は次のように語っている。「ActiveXコントロールを使ったWebサイトをユーザーが訪れると、実際に同コントロールと交信する前に、まず1回クリックしてアクティベートしなければならなくなった。ユーザーの大部分にとって、これはほとんど目に見えない変更になると当社は考えている」

 この会合では幹部が変更について説明するとともに、パブリッシャーがどうすれば追加クリックをしなくて済むページを作れるかを紹介した。

 Microsoftが紹介したのはWebデベロッパーにとっての単純な回避策だと、同社は述べている。ページに「applet object」タグを置く代わりに、外部スクリプト経由でこれをロードするという手法だ。

 Microsoftによれば、Eolasの特許はアプレットの自動的な起動に関するものであり、このやり方なら特許侵害に当たらないという。(2005.12.3/IT Media)

三洋電機、単身者向け家電「イッツ」の06年度モデルを発売

三洋電機は単身者向け家電ブランド「its(イッツ)シリーズ」の06年度モデルを12月1日に発売する。冷凍野菜で煮物調理ができるオーブンレンジやノンフロンタイプの冷蔵庫など新8品目を加えた12品目で展開する。健康、清潔、省エネ、省時間を商品コンセプトに、サスティナブル(持続可能)社会に配慮した生活スタイル「ロハス」も提案する。(2005.12.3/日刊工業新聞)

RealPlayerに深刻な脆弱性報告

eEyeのアドバイザリーによれば、RealPlayerに深刻な脆弱性が存在し、ユーザーがログインした状態で任意のコードを実行される恐れがある。

 セキュリティ企業のeEye Digital Securityは、RealNetworksのメディア再生ソフトRealPlayerに深刻な脆弱性が発見されたとして、概要を公開した。

 脆弱性は11月16日と30日に報告された2件。いずれもリモートから悪用でき、ユーザーがログインした状態で任意のコードを実行される恐れがあるという。OSはWindowsが影響を受ける。

 eEyeではこのほか、AppleのQuickTimeとiTunesについても危険度「高」の脆弱性を報告している。(2005.12.3/IT Media)

NECエレ、55ナノ半導体を開発・07年量産開始目指す

 NECエレクトロニクスは回路線幅が55ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体の製造技術を開発した。携帯電話向けシステムLSI(大規模集積回路)などに導入して2007年中の量産開始を目指す。回路の微細化競争で後れを取っていたが次世代技術で巻き返しを狙う。

 半導体回路の微細化は消費電力の低減とデータ処理速度の向上につながる。今回開発した技術では半導体の中にある絶縁膜に世界で初めてハフニウムシリケートという新材料を実用化した。現在使われている酸化シリコン膜より消費電力を低減できる。(2005.12.4/日本経済新聞)

関電系の通信会社、ネット接続や電話サービスで障害

 関西電力子会社のケイ・オプティコム(大阪市)は3日、光ファイバーを使ったインターネット接続サービスと電話サービスで通信障害が発生したと発表した。センターシステムの中の顧客認証システムに障害が出ていると見られ、契約者の約8割で通信がつながらない状況という。

 障害は同日午後3時ごろ発生、午後10時半すぎになってもつながらない状況が続いているという。復旧のめどは立っていない。サービス対象は近畿2府4県と福井県の一部で、契約者数はネット接続サービスが約33万世帯、電話サービスは約17万世帯。障害は全エリアで起こっている。(2005.12.3/日本経済新聞)

武藤工業、「A1」を44秒で作図するIJプロッターを発売

武藤工業はインクジェットプロッター「ドラフステーションRJ―901C」を、12月1日に発売する。価格は従来機種から据え置き34万8000円。初年度8000台の販売を見込んでいる。

 A1サイズでクラス最高の44秒の作図スピードを実現し、イーサネット10/100BASE―TXを標準装備した。トレーシングペーパーからマットフィルムまで搬送可能。(2005.12.3/日刊工業新聞)

凸版印刷、来年1月から上海で画像センサー用部品を生産

凸版印刷は2日、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに使う画像センサー用の部品を、来年1月から上海の合弁会社で量産を始めると発表した。当初の生産能力は200ミリウエハー換算で月1万5000枚。中国での需要増への対応とともに、輸出拠点としても活用する。

 新会社は凸版中芯彩晶電子(上海)で、凸版が70%、中国の半導体受託生産(ファウンドリー)大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)が30%を出資。昨年11月に設立し、SMICの敷地内で建設を進めていた生産設備が完成した。(2005.12.3/日本経済新聞)

日本HP、米ノベルのリナックスOSを8日に発売

日本ヒューレット・パッカード(日本HP、東京都品川区、小田晋吾社長、03・6416・6660)は30日、米ノベルのリナックス基本ソフト(OS)「スーゼリナックス・エンタープライズサーバ9」の販売を8日に始めると発表した。販売価格は保守サポートなども含め16万5690円から。

 日本HPは同OSの販売に伴い、ノベル日本法人(東京都品川区)と協業し、同OS対応の製品やソリューションの拡充に取り組み、HP製PCサーバ「プロライアント」と同OSを組み合わせたシステムの販売を強化する考えだ。

 また両社は今後、日本HPの施設を使った共同技術検証も実施する予定。具体的には、両社製品の組み合わせによる金融向けグリッド(複数のコンピューターを結び仮想的に高性能コンピューターを実現する技術)や半導体設計ソリューションなどを検証する計画。(2005.12.3/日刊工業新聞)

IBM、自己修復型のTivoliシリーズ新ソフト発表

IBMの新ソフトではシステムがフリーズしてしまう前に問題を自動的に検出し、自己修復してくれる。 米IBMは12月2日、システムがフリーズしてしまう前に問題を自動的に検出し、自己修復してくれるTivoliシリーズの新ソフトを発表した。

 新ソフトでは問題をピンポイントで特定し、例えばインターネットの混雑解消や停電後のシステム復旧などを行うことが可能。人体の自律神経が骨折を自然に治してしまうのと同様に、システムが減速したりサービスに支障が出るのを防ぐことができるとIBMは説明している。

 複雑なシステムではシステム障害を見つけて修復するという時間のかかる作業が付き物だが、自己修復ソフトによってこの作業が回避でき、あらゆる種類の企業でオンラインアプリケーションを安全かつ完全に管理できるようになるとIBM。

 新製品はオンラインアプリケーション管理ソフトの「IBM Tivoli Monitoring」、ネット上の情報へのアクセス速度を加速させる「IBM Tivoli Composite Application Manager」、複数のプラットフォームとOSで実行されているアプリケーションの状況を把握できる「Tivoli System Automation for Multiplatforms」の3種類。いずれもIBMからの直販とパートナー経由で販売する。(2005.12.3/IT Media)

日本タングステン、薄い素材を固定・搬送できる装置開発

 日本タングステンは半導体シリコンウエハーや高分子フィルム、液晶ガラス基板など非常に薄い素材を固定・搬送できる装置を開発した。真空チャックと呼ばれる装置で、従来品よりも素材を変形させずに運べるほか、1つの装置で様々な形状の素材に対応できるのが特徴。半導体部品や電子部品の薄型化は急激に進んでおり、生産効率の向上とコスト削減を目指す半導体メーカーや電機メーカーに売り込む。

 2006年度の売り上げ目標は1億円。7―9日に千葉市の幕張メッセで開かれる半導体製造装置などの展示会「セミコンジャパン2005」に出展する。

 真空チャックは微細な穴が多数開いた多孔質板をアルミニウムなどでつくった外枠にはめ込む形の装置。板の上に薄い素材を配置することで微細穴をふさぎ、板と外枠の間にできた空間の空気を抜き真空状態をつくって吸着させる仕組みだ。(2005.12.3/日本経済新聞)