「あんっ…あんっ…あっ…も…ぅ……だ…め……こ…壊……れ…ちゃ…」

ガクガクと腰を揺さぶられ麻琴は無我夢中で誠人の首に腕を巻き付けた。

誠人も麻琴の腕の下から自身の腕を通すと麻琴の肩を掴んでより深く入るように腰を大きくスウィングし始める。

「あぁっ…あん…はぁっ…だ……め…」

抱き合った恰好で麻琴のものは誠人の下腹に当たりそこを汚しながらその雫が滴り落ちてさらに麻琴の下腹を汚した。

「んっ…はっ……も…ぉ……もっ……と…」

何を言ってるのかわからないほどに結合部分から生じる熱にうなされて麻琴は声をあげる。

麻琴の耳にかかる誠人の吐息も熱く麻琴を惑わせた。

「あっ…はぁんっ!!…あぁっ!!…はっ!!…あんっ!!…」

ほどなくして麻琴のあえぎが叫びに変わると誠人は麻琴の限界が近いのを感じ取りスパートをかけるように一段と強く己を叩き付けた。

「はぁんっ!…つっ!…あああぁぁぁっっ!!」

そして麻琴は一層身体を大きく反らすとお互いの下腹を汚しながら白濁を放出し誠人も後に続くように深く突き立てると麻琴の中に吐き出した。

2人は果てたあともそのままの体勢でしばらくその余韻に酔いしれた。
「む、むりっ…そんなの入ら…んんっ!!」

姿を現した誠人のものを見て麻琴は赤らめていた顔を今度は蒼くして言ったがまた誠人からなだめるように唇を塞がれてしまった。

不思議とそのキスは繰り返すうち麻琴の中にある恐怖感を取り去り麻琴は大人しく誠人に身を委ねた。

「あっ…くっ!は…やか…わ…」

「…大丈夫か?」

ズプッと鈍い音を響かせて誠人は麻琴の中に入ったが誠人の十分な前戯により麻琴の感じた痛みは最小限で済んだ。

しかしその圧迫感が麻琴を襲い麻琴は苦しげに首を縦に振った。

誠人はそんな麻琴を見つめると額に張り付いた髪をそっとかき分けた。

誠人が触れる部分がとても心地よくて麻琴は息を整えながら誠人の手に自分の手を重ねると穏やかに微笑んだ。

「…大丈夫だよ。」

何も知らないはずの麻琴にからそう言われてわかっていても誠人はそれに少し心が軽くなるのを感じていた。

しかしその微笑みは誠人を矛盾の渦へと深く深く飲み込んだ。



傍にいたい。



傍に…いられない。



誠人は抜けることのできない渦の中で必死にもがくように麻琴を求めた。
「あっ…あっ…はんっ…はぁ…」

麻琴はさらに激しく抜き挿しを繰り返されると熱に浮かされた頭で誠人を見つめた。

少し汗がにじんだ誠人の額。
その誠人の唇からも熱が漏れ始めている。
今でも誠人の瞳から色は伺えないもののその瞳にはしっかりと熱が灯り麻琴を焦がすように見つめている。

「やっ…そんな…に……見な…いで…」

誠人が見つめる部分が熱い―

麻琴は誠人に身体の奥まで見られているようで顔を背けた。

しかし誠人の視線に反応するように麻琴のものは涙を溢し誠人の指を締め付けた。

誠人は麻琴の中から指を引き抜くとさっき着替えたばかりの短パンに手を掛けた。

「は…やかわ…はや……わ…速川っ!!」

指が抜けた部分が空虚感に満たされ急に不安に襲われた麻琴は何度も誠人の名前を呼んだ。

すぐに誠人は麻琴の腕を取ると麻琴の上体を起こし麻琴でも気付かない内に流していた涙を拭った。

そして誠人は愛しむように麻琴にキスをし何度も何度も舌を絡ませた。

そのキスに麻琴も遠慮がちに応え夢中でキスを繰り返す内に誠人はゆっくりと麻琴の身体を倒した。

麻琴はそれに黙って従っていたが次の瞬間手放そうとした理性を必死に掴んだ。