大磯は雨
今日は東京は雨。比較的雨量も多いです。今日は世間ではクリスマスイブですが、私は夜の大木和音さんのチェンバロリサイタルに大磯に来ました。もう5回目くらい? 一昨年は私が当日体調不良でキャンセル、昨年は大木さんのインフルエンザで中止で三年ぶりです。今年の大木さんの演奏は講義演奏含めて4回目。今年もなんとか生きながらえそう? あと一週間あるから何とも言えない(笑)。皆さんお身体大切に。ちなみに毎年大磯駅前のカフェで焼きカレーを食べるの楽しみ(笑)。また、同じ店舗のスーパーのオードブルがま美味しいです。今年はクリスマスイブの特別なメニューのようです。
今回の京都旅行
ちなみに、現在お金はほぼ底を尽き(笑)、読んだ本や聴いたLPを売ってなんとか繋いでいます。まあ、いざとなればまだある本を売ればいいんだけど、最近は本を読む人は壊滅的に少なく、クラシック音楽のLPも壊滅的に買う人は減り、売却単価は二三年前から更に安くなり、生活は厳しい(笑)。今回のクレモナさんコンサートも新幹線往復3万円ちょっとで日帰りも考えましたがやはり厳しく半ば諦めてましたが、冬の青春18切符と梅田のホテル1泊もありかと考えましたが梅田のホテルが意外に高く保留。京都のホテルの方がピンポイントで安そうな印象はありました。で、日曜日のコンサートが終わってから帰ろうとするとその日に東京に着けないことも判明(笑)。掛川駅から新幹線乗り継ぎが必要で、乗車券特急券で8千円掛かる。なら京都でもう1泊する方が安いかと考えホテルを探したら、ピンポイントで土日2泊約8,700円(宿泊税込)のホテルを確保してコンサートに行くことができました。交通費は青春18切符3日券1万円。日曜日のクレモナさんの演奏はまさに日進月歩の高いレベルでとても柔らかい音色のアンサンブルが美しく優しく絡み合い、会場の聴衆が固唾を呑むように聴き入ってました。正直今まであんなに大阪人の聴衆を惹き付けたことはなかったと感じます。会場の聴衆のほとんどを有無を言わせず虜にしたと感じました。よくここまで頑張った、精進したと感じました。下らない映画国宝より遥かに高い芸術性に達していたと思います。
で、目的外のついでに行ったところ。①土曜日に京都駅に14時半くらいに着いて先週くらいに読んだ本から行くことにした戒光寺の釈迦如来像。東山の泉涌寺の域内のお寺で、黄色がかった予想以上に美しい像でした。金色の仏画から脱け出したような光のような目映さも感じさせる像です。丈六の像とされていますが全体で10mくらいあるそうです。しかし威圧感は全くない端正ですっきりした佇まいの像です。ちょうど法要が始まり堂の隅に行きましたが、なんとなく33回忌と漏れ聞こえました。私は両親の33回忌の法要ができるまで生きられないですから、33回忌の法要ができることは遺族が元気で生存し経済的にも生活を維持できていることを示していて、まあ仏は若いうちに亡くなったかと思いますが多分笑顔で遺族達を見詰めているんだろうと幸せをお裾分けしてもらった気分で寺を後にしました。②日曜日は京都は朝から雨。午前中どうするかちょっと悩んで東寺観智院へ。東寺は終い弘法だったのか混雑。私は観智院に一直線。と言っても特に目的は無く。ちなみに私は観智院は多分3回目。なんとなく庭をスルーして本堂へ。有名な五智如来像の前で読経している人がいて素通り。隣の愛染明王像を一目見て思わず笑ってしまいました(声は出してません)。観智院は三回目ですが今までこの愛染明王像の印象はゼロ、いや像があることさえ記憶なかったですが、愛染明王像は笑顔で私を迎えてくれました。そして、私の顔そっくり(笑)。まるで兄弟に出くわしたみたいな、驚きより親近感で、もしかしたら水子の兄が生きていたらこんな感じかみたいな(笑)。何か気持ちが温かくほっこり30分くらい語り合いました。京都に次に行く機会があればこの愛染明王像と戒光寺の釈迦如来像はまた会いに行きたい、そんな偶然ながら大切な出会いがあり、不思議な面持ちになりました(笑)。生きているとこんなこともある。自暴自棄になったり台湾や日本やオーストラリアみたいな人殺しなんか考えずに肩の力を抜いて生きてみたらと感じます。