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分身の術的なジャケ

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This Is One Girl/Madeline Bell

計4人(円の中を入れれば5人)の合成ジャケ。
(同じ人だよね?違うかも?)

奥の人だけ毛皮をまとってるのが謎。
そのワケのわからなさが好きなんですよね。
しかもさりげなくやっちゃってるところ。

大々的にワケのわからないジャケも大好きですけどね。
一人掛けのソファ、渋いなぁ。

内容はThat's The Wayのカバーや
某DJのmix CD収録曲なんかが入っています。

無理やりなジャケ

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Together/The Softones & First Class

ライブの映像を切り取ったっぽい写真ですが
ライブ盤ではないです。
手前写真と真ん中上のアー写の
解像度の差が何とも微妙な感じです。

パッと見、真ん中上のアー写が無くても
いいような気がしますが、それだと
Live盤に見えてしまうかもしれない。

それにしたってもっとやりようが
あったと思うんですけどね。

この強引さがこの時代の
魅力の一つかもしれません。

収録曲は全体的にナイスだけどやっぱCandy。
狂えます。

音楽シーンの変化とジャケットの変化 その1

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(上記ジャケは今回の原稿を読んで僕の感想みたいなものです。)


ムシムシした日が続きますね。
そんな中またまたパーラ a.k.a.ウワサの謎のCD屋 ピックアップ
店長・森山さんの原稿をいただきました!

今回は複数のジャケが登場し、
これまたさすがの切り口で展開されます。

それではどうぞ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ボクが最初にCD屋の仕事についたころ・・・・
自分の知ってる音楽、自分の好きな音楽のことはわかっても、
そのフィールドから少しでも離れたら・・・
もうチンプンカンプンでした。

興味のない、あるいは聞いたことのないジャンルのことなんて
わかろうはずもなく、さっぱり何のことやら。

そんな駆け出しだった頃、ある新宿の老舗中古レコード屋の
ベテランの店員さんからいろいろお話を聞いたことがあったのですが
その店員さんが


「ジャケット見たら売れるか売れないかはわかりますよね。」


と言ったことがあって、「ヘー!!」と思ったものです。

中身の音楽を聴かなくても、ある程度はジャケで判断できる・・・
というその発言は当時のボクにとっては衝撃的でした。

あと、某有名雑誌の社長さんが、やはりレコード・CDのジャケットの
重要性について指摘されていたことがあって、


日本のアイドルとかでも売れなくなってくると
それがジャケにあらわれる・・・解散前はもうジャケでわかる


みたいなことを書かれていたのを覚えています。

音楽とジャケットがいつもリンクする一心同体のもの・・・
というのは言いすぎでしょうが、しかし。


ジャケットというのは・・・時には、音楽もしくは
音楽を超えた何かを表現することがあると思います。


かつて黒人音楽・ブラックミュージックのシーンで、
ジャケットの変化がシーンの変化をハッキリとあらわれた例が
ありましたので、今回はそれについて見てみたいと思います。



最初に断わっておくと、今回、紹介するジャケットはすべて
ビルボードのアルバムランキングで1位を取ったものばかりです。
押しも押されぬスーパーベストセラーばかり。
そのベストセラーのジャケットがどう時代と共に変化にしていったのか。
眺めてみたいと思います。


黒人音楽・ブラックミュージックの大黄金時代というのは
間違いなく1960's~1970'sにありました。


ところが、その黒人音楽の流れを大きく変えてしまったのが
ディスコの登場だと言われています。


1970年代後半のことでした。

サントラ「サタデーナイト・フィーバー」などの大ヒットによって
ディスコの大津波がやってきた。

それまでファンクをやっていた黒人ミュージシャンも
「おっ、ディスコの方が金になるみたいだぞ」みたいなカンジで、
ドドーっとディスコの方に流れていってしまった。

このことがファンクを滅ぼした、
黒人音楽の暗黒時代を招いてしまった・・・・

というのはブラックミュージックの
歴史を調べていると聞く話です。


その当時のジャケットに注目してみたいのですが、
こちらがまず問題のサントラ「サタデーナイト・フィーバー」です。
とても有名なジャケットです。
ジョン・トラボルトのポーズ決めジャケ。

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そして、それと同年にビルボード1位を獲得した
ディスコの女王、ドナ・サマーのジャケットがコチラです。

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これらディスコの登場で音楽シーンが大きく変わり、
そして、時代は1980年代に突入します。
1980年代のスーパーヒットといえば、ご存知、
マイケル・ジャクソンの「スリラー」です。

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その「スリラー」と同年の全米No.1ヒットがこちら、
ライオネル・リッチーの「CAN'T SLOW DOWN」です。

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ここまで眺めて見て・・・
お気づきになったことはあるでしょうか。

ここでのポイントは、この4枚のジャケット。
すべてファッションが「白」。
ライオネル・リッチーだけ微妙にシャツがブルーですが、
しかしトータル的には「白」基調と考えていいと思います。

これは私の体験的な実感ですが、1980年代は、
たとえばこの日本でもブラックミュージックの「黒」の要素を
押し出すことはマーケット的にとても不利なことでした。

1980年代はディスコやエレクトロポップが大きな潮流を
作っていたときで、黒いファンキーな音楽要素やリズムは
必要とされていませんでした。


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1980年代にデビューした日本の米米クラブも、
要素としてはP-FUNK的なものをカンジさせるところが
ありましたが、ファンクを押し出すのには
時代的に限度があったと思います。
もしデビューするのがあと10年遅かったら、
米米クラブも、あるいはバブルガムブラザーズも、
もっともっと黒い音楽をやっていたのでは・・・と予想します。
当時の音楽シーンは黒さが入るスキがあまりなかったのです。



続いて見ていきます。

その他の1980年代のビルボード・ナンバーワン・ヒット、
ライオネル・リッチー「ダンシング・オン・ザ・シーリング」

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ホイットニー・ヒューストン「そよ風の贈り物」

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マドンナ「TRUE BLUE」

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これらが1986年ごろのジャケットです。
「白」を基調としたファッション、ジャケデザインは
やはり変わりません。
70's後半のディスコブーム、あのジョン・トラボルタの
サタデーナイト・ジャケに始まった「白ジャケブーム」の流れは、
おおよそ10年弱続きました。



しかし。
この流れは1988年ごろから一転します。



1988年~1989年というと、日本では昭和が終わりました。
バブル経済は天井をつけ、世界的に見てもベルリンの壁が
崩壊したり・・・と、時代の大きな転換期があちこちで
訪れたころでした。

それと関係しているかどうかは知りませんが、
なぜか1988~1989年頃を境にして、突然、
ビルボード・ナンバーワン・ジャケットは「黒」をベースにした
デザインへと変化して行きます。


それはやがてやってくるヒップホップという
モンスターの到来の予感だったのでしょうか。


次回は1988年以後のビルボード・ナンバーワン・ジャケを
眺めてみたいと思います。



(次回に続く)