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よく見ると結構変態なジャケ

投稿写真

ジャケとは裏腹にさわやかな音のこの盤。Funkっぽい曲が好きです。


またまたやってきました!

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えーと、いつ振りかわからないくらい久々の更新です。
マイペースにやっていこうかな、と(笑)。


最近mix CDのジャケデザインを担当させていただきました。

その作品とは・・・

前作「RHYTHM OF LIFE」が話題になったOSU MASON。
1年半の時を経て今度はosu clarkとして
mix CDをリリースする事になりました。
そのジャケです。

この変名を見てピンと来た方も多いでしょう。
そう、あのアーティストです。

前作は90年以降の新録Funk中心で構成されていましたが
今作は60~80年代のSoulで構成されています。
osuさんの真骨頂とも言えるでしょう。
ジャケはこちら。

そんな彼に今回もインタビューしました。
見ての通り(笑)インパクト大な感じの彼ですが
このインタビューを通じて少しでも
彼のおもしろさを感じてもらえたらと思います。

今回はQ&A方式。それではどうぞ。



【レコード・自身のDJについて】---------------


Q:無人島に持っていきたい1枚は?

落語名人会(24) 古今亭志ん朝16 お化長屋/子別れ・下



Q:レコードの知識が素晴らしいと思うのですが、
どうやって勉強したんですか?


10年以上知識の上書きがないので素晴らしくはないと
思いますけど、好きなことって何でも覚えられると
思ってますんで、結局は「好きの程度」じゃないですか?



Q:DJしててアガる曲は?

人前でDJは全然してないから。。。
今回の収録曲で今のお気に入りは
Stop Hurting Me Babyですね~。



Q:制作に行き詰ったとき、どうしますか?

このCDごときは制作とは言わないと思うんで、
行き詰ったことはないっす。



Q:mix作りのヒントを得るために、意識的にやってることはありますか?

別にありません。



Q:「こいつには絶対かなわん!」と思ったDJはいますか?

良く聴いたmix CDはリュウヘイさんのメッセージ~、
ミツザビーツさんのフェンダーローズのやつ、
ZZプロのケンタ氏のCDあたりです。
とは言えこの3年は音楽よりポッドキャストと落語を聴いて
ますんで、なんか申し訳ないです。



Q:最近買ったレコードは?

ありません。。。

あっ、久々にレコード買います。
CHAMPレーベルから出るデイトナって7インチは買います!
こういうオリジナル音源をみなさん率先して買いましょう。



【音楽全般について】--------------------------------


Q:Soulを好きになったきっかけは?

前回のインタビューが詳しいですw



Q:初めて買ったレコードは?

忘れました。。。



Q:初めて行ったライブは?

オリジナルラブかBBキング。



Q:注目しているDJやミュージシャンはいますか?

ずっとキリンジの兄貴には注目してます。



Q:何十年も聴き継がれる名曲と、数ヵ月で消費される曲の違いは?

主観的な話なんで違いはないのとちゃいますか?



Q:音楽が好きで良かったと思うこと、「これはちょっと…」と思うことは??

良):仕事中の雑談に役立つ。
悪):レコード最高って声高に叫ぶ人に限って音質に無頓着だったりしますよね。



Q:音楽が担う役割は今後、どう変化していくと思われますか?

わかりません。



Q:twitterについて

なんだかんだで強者のメディアじゃないですか?



Q:YouTubeについて

師匠です。今のレア盤の解釈は
YouTube師匠で聴けない音源やと思います。


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【今作品について】--------------------------------


Q:ニュー・mix CD『osu clark』。この作品に込めた想いとは?

遊びでコンピ作ったら思いのほか好評で、
調子に乗ってmixしてしまいました。。。
無料配布しますので、今色々落ち込んでいる人に
アガってもらえたらと思います。
今元気な人はコンビニで100円でも募金してもらえれば。

どこかで手に入れてください。



Q:制作期間はどれくらいですか?

選曲作業3回、mix作業5時間



Q:本作品の良さを、初心者にもわかるように
教えてもらえますか?


初心者ってのが良くわかりませんが。。。
有名曲ばっかり収録してベタな内容ですが、
暑苦しいソウルを楽しんでください。



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Q:次のmixはどんな内容にしたい?

自分用にオリジナルラブ、キリンジ、メタリカの
CDを作ろうかなと思っとります。



Q:osuさんと同世代の人に向けてメッセージをお願いします。

クラバーの人は飲みすぎに注意してください。



Q:では、下の世代の人に向けて一言。

目上の人にはとりあえず反抗するような姿勢で
いいんじゃないでしょうか。
Don't trust over 30.

若い人ではコバさんのFunky townは偉いなあと思って聴いております。



Q:最後に言いたい事

女性が怒っているときに怒っている原因を聞くと
余計に怒るので男性諸氏は注意した方が
いいと思います。



【(おまけ)プライベート】--------------------------------


Q:好きな言葉は?

半信半疑



Q:嫌いな言葉は?

だって人間だもの



Q:おすすめの本は?

2010年は
「Born To Run」「キッドのもと」「東京ポッド許可局」



Q:好きなうどんは?

よしやさんのうどん



Q:おすすめの映画は?

「スピード」

2010年は
「ヒックとドラゴン」「トイストーリー3」「13人の刺客」


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さて、写真とは裏腹に淡々としたインタビューでした(笑)。
読んでいただいた通り今回のこのmix CD、
なんと無料で配布します。

はじめ、無料で配ると聞いた時
サンプル盤を既に聴かせてもらっていた僕は
あまりのナイスな内容に
本当に無料で配るのかを聞きなおしてしまいました。

無料だからって薄くないです。
伊達にジャケだって作っていません。

気になった方は下記までご連絡ください。


【junokadaaa】
mail
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【osu clark】
facebook
facebook fan page

【katsuaki kumada(Black Loose Soul)】
twitter
facebook

【Takayuki Kaneko(Honey@*Loft)】
twitter

【Nakaba Kotajima】
twitter
facebook

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Soulが大好きな方には是非聴いていただきたいです。
osu clarkのSoulを感じてください。

音楽シーンの変化とジャケットの変化 その2

久々の更新。すんません。
自宅の引越ししてました(言い訳)。

そんな情けない僕を救うべく
またまたパーラ a.k.a.ウワサの謎のCD屋 ピックアップ
店長・森山さんから原稿をいただきました!

前回同様複数のジャケの登場です。
これまたさすがの切り口で展開されます。
やっぱジャケっておもしろい。

それではどうぞ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


前回の続きです。


全米1位をとったアルバムをズラッと並べて眺めてみると、
おおよそどの辺りで流行する音楽が変化し、
重要なシーンのターニングポイントを迎えたのかが
わかるのではないか・・・・という憶測の元に書いています。


大ヒット・サントラ「サタデーナイトフィーヴァー」と
共にやってきたディスコブーム。そのディスコトレンドによって
その後の10年間の大ヒットジャケは「白」の基調。
ホワイトカラーのものになった・・・・というのを前回は見てみました。


私が眺めたところによると、この「白」基調のジャケ・デザインは
おおよそ1987年ごろまで続きます。
しかし1988年ごろから少し様子がおかしくなってきます。


まず1987年9月に御大マイケル・ジャクソンが「BAD」を
リリースしています。その当時、そんなことに気をかけた人は
きっといなかったでしょうし、リアルタイムでこれを聴いた私も
ちっともそんなことを意識したりはしませんでしたが....
マイケルはここで突然、真っ黒の衣装で登場したのです。

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そんなん偶然だろー、マイケル・ジャクソンだって
いちいち衣装が白か黒かなんて気にしてやいないよー・・・
という意見は確かにごもっともなのですが、翌1988年になると


GEORGE MICHAEL「FAITH」
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TRACY CHAPMAN「TRACY CHAPMAN」
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U2「RATTLE AND HUM」
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STEVE WINWOOD「ROLL WIT IT」
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・・・・という具合に、なんかみんなよーいドン!!で
示しあわせたかのように、突然、「黒」ベーシックで
攻め立てるのです。完全なこじつけなのですが、
マイケル・ジャクソンの「BAD」はたしかに、
何かの兆候を示したものであり、発火点でした。


で、こちらはこじつけではなくて事実なのですが、
1988年のナンバーワン・ヒット、ジョージ・マイケルにしろ
U2にしろスティーヴ・ウィンウッドにしろ、
全米1位をとった白人ミュージシャンたちのアルバムは、
どれもブラック志向のとても強い作品だったということです。
音楽シーンは徐々にその姿を変えつつありました。


では、さらにその一年後、1989年になるとどうなるのでしょうか。
この89年を見るとその傾向がハッキリします。


BOBBY BROWN「DON'T BE CRUEL」
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TONE LOC「LOC-ED AFTER DARK」
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PRINCE 「BADMAN」
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FINE YOUNG CANNIBALS「RAW & COOKED」
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・・・・という具合に、一気に
ブラックアーティストの攻勢が始まるのが見て取れます。
そして、1989年トドメの一撃がこちらでした。


JANET JACKSON「Rhythm Nation 1814」
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こうして1980年代という10年間は幕を閉じていきました。
やがて到来する1990年代とはラップ/ヒップホップという
モンスターがシーンで大暴れし、女性ボーカリストをとって見ても
マライア・キャリーをはじめブラックなR&Bがチャートを
独占するような10年間となりました。


MARIAH CAREY「MARIAH」(1990)
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日本のCD屋にとって悲劇だったと思うのは、
1980年代に売れまくったライオネル・リッチーや
マイケル・ジャクソンを「ロック&ポップス」のフィールドで
売りまくってしまったということです。
それらをボン・ジョヴィやマドンナと同じポジションに
置いてしまったのです。


長きに渡ったホワイトカラーの10年。
売れまくったレコード・CDの時代。
これはちょうど重なるのですが、この1980'sという10年が
音楽業界から「ブラック」「黒」という視点を置き去りにして
しまったのです。


BEASTIE BOYS「ILL COMMUNICATION」(1994)
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やがて到来した1990's。
シャーデーやマライア.キャリーを売れるポップスと
とらえるのではなく、いち早くR&Bととらえて、
それを売場展開して、担当者を置くということをやっていれば、
もう少し日本のCD業界は違った道を歩んだのではないか・・・・
というのはボクの憶測です。

きっと業界全体がヒップホップにももっと早く対応できたことでしょう。
いわゆる町のCD屋さんにヒップホップコーナーが出来始めたのは
2000年を少し越えたころのことでした。
実に10年の空白をここで作ってしまったのです。アウチ。



話を戻しますと、あくまで仮定.想定.憶測でありながらも、
リリースされたジャケットをズラッと並べてみて、
その中身の変化と共に追っていくと、次にやってくるシーンが
見えてきたりするものです。