まさか、そんな・・・えぇ!?///
という驚きと喜び、あれ?でも蓮って人型になるのはライムの時だけだよね・・・まさか対戦中に?///というおバカな疑問で始まりました蓮ルート。
参りました、ニトロ+キラル
まさかそういう設定を持って来るとは、新しい萌えを有難う、ニトロ+キラル。
※今回はテンションが色々とヤバイので閲覧の際はご注意を。
蓮の魅力は何と言っても、子犬の愛らしい姿形とは対極に位置する魅惑的な低音ヴォイス。
ヘッドフォンから流れる、だだ漏れな艶を抑えた機械的な声を聞く度にのたうち回っていたナマモノがここに居ます。
蓮は蒼葉にとって、オールメイトという枠を超えた大切な相棒で、例え他ルートで何処かの誰かといちゃいちゃしようが、並ならぬスルースキルを以って何時でも傍に居てくれる存在。
蒼葉は蓮のメンテナンスを終えた後に、額と額をこつんと合わせるのが習慣になっていて、一種のおまじないのようなものらしい。
いつもは蒼葉の感謝の言葉に「こちらこそ」と生真面目な返事をする蓮なんだけど。
「俺は蒼葉の500万倍くらい感謝してるんだぜベイビー」
「・・・・・・何それ」
「少し趣向を変えてみたんだが、どうだろうか」
のやり取りで爆笑しつつ禿げ萌えた。ヘッドフォンで聴くと破壊力がヤバイ・・・!
そんな時、いかにもジャンキーなライム中毒者の辻ライムに遭い、ダメージを受けた蓮の様子がおかしくなり、何故か蒼葉を避けるような態度を取るようになる。
これは、東江が全てのオールメイトに仕掛けた初期バグである感情発動システムが辻ライムでのワーム感染によって発動した為と後々判明するのですが。
この時点ではまだ自分でも違和感があるとしか認識していない蓮だけど、顔を寄せられるのが何だか恥ずかしくなって前足でグイグイ遠ざけようとする仕草は、そりゃもう、最高に――ちょっと叫んでいいですか?
かわいすぎるだろォォォォォォォォォォォ!!!
蒼葉が撫でようとすると、「やめてくれ」と言ったり、最新型のオールメイトに嫉妬するような発言をしたり。
これは例のバグシステムが作動した事によって、蒼葉に対する感情が生まれた所為だと思う。
蓮√は真相√と置き換えても過言では無く、蒼葉の出生の秘密や、二卵性の双子の兄であるセイの存在が明らかに。
蓮が蒼葉の腕から飛び出して駆けて行ってしまい、その後を追った先で捨て犬のようにゴミ捨て場に座るセイを見たもんだから、ひょっとしてこの人(セイ)が蓮の人間になった姿なのかと。まぁ、違いましたが。
セイと蒼葉は東江の所持する研究所で遺伝子操作によって誕生した双子で、生まれた時には髪の毛が繋がっていてそこに神経も通っていたらしい。
2人の髪を切り離した時、蒼葉は仮死状態になった為に東江の魔手から逃れる事が出来たようだ。けれど、セイはそのまま・・・
蒼葉に謎のド○クエ・アプリを送ってヒントや招待状をくれたのは、セイだった模様。
セイは蒼葉が自分の元へ来てくれるのを待ち望んでいた・・・自分を壊して貰う為に・・・
シナリオが進むと、過去の記憶を取り戻した蒼葉の口から驚くべき事実が語られる。
蓮が蒼葉の意識の一部だって---!!!
まさか、そんな事が・・・この記事で私は一体何回「まさか」と書いただろう・・・
という事はだ。蒼葉の中には3人の「自分」が居るという訳で。
全てのルートに登場した蒼葉の頭痛の源である全てを壊したいという破壊衝動を持ったもう1人の蒼葉。
そして蓮。
蓮はもう1人の蒼葉からオリジナルの蒼葉を守り、精神の「均衡」を保つ為に自ら生み出したもう1人の自分だという。
そんなゼノギアス的展開、私、大 好 物。
ずっと蒼葉の中に居て、孤独な蒼葉の話し相手になっていた蓮だけど、蒼葉が荒れて不良仲間と連むようになった頃には蓮の声は聞こえなくなって。
そんな時、蒼葉が捨てられていた犬のオールメイトを拾って来たので、個人情報を認証させる際に犬のオールメイトのAIに同調したと言う。
だから蓮は蒼葉であって蒼葉でない存在になってしまった。
あり得ない、あってはならない感情を蒼葉に抱いてしまった。
いや、もう矛盾だとか不可能だとか萌えの前にはどうでもいい事ですよね!
だけど、蓮は蒼葉の心の均衡を保つ役目である筈の自分が、蒼葉の感情を不安定にさせている事が許せなくて、蒼葉の元から去ろうとしたけど結局離れられなくて、だから蒼葉が自ら離れるように嫌われようとして牙を剥いたり噛み付いたりした。
はぁ、何て健気なの・・・
蒼葉は蓮が本当に大切で、自分の意識の一部だとかそんなのは関係なく蓮に消えて欲しくないと思っていて。
バグの影響で蓮が暴走した時、蒼葉はただ蓮という存在を救う為に自分自身を暴露する。
その選択肢がまた・・・
蓮が蒼葉を想う気持ち、蒼葉が蓮を想う気持ちが伝わってくるようで、じーんと来た。
蒼葉は自分の脳内の奥深くに居た人間の姿の蓮と向き合い、蓮の苦悩を蓮の想いを受け止め、自分とは違う意識を、自我を持った蓮の存在を受け入れる。
蒼葉が戸惑う蓮に近寄り手を伸ばすと、想いが溢れたようにぎゅっと蒼葉を抱き締める。
気持ちが通じ合った後にする事は一つしかない!(オイ)
まぁその前に、東江とのライム対決や、セイへのスクラップ、壊せ壊せなもう1人の蒼葉を受け容れるシーンがあった気がするけどその辺りは飛ばそう。←核心核心
押し寄せる怒涛の如き萌えの奔流にのまれて他の感想が消えました。
蓮は蒼葉の意識の一部だった訳だけど、顔も声も体格もぜーんぶ違うので、同一の存在という感覚は無いですね。
それよりオールメイトとして過ごした期間が長いからか、不意に「犬」の所作が出る所が何とも微笑ましいのです///
ペロッと舐めたり。
甘噛みしたり。
鼻を擦り付けたり。
そんな仕草にもきゅ~んとしたんですが、何より、それ以上に!
声が・・・声が・・・・・・っ!
蒼葉の身体に触れ、たまらないといった風に漏らす吐息。
熱に浮かされたように何度も蒼葉の名を呼ぶ声。
性急な追い上げに待てと制止する蒼葉に、抑えきれない興奮の混じった「待てない・・・」と言う熱い囁き。
脳髄を震わせる竹髭内ヴォイスの威力に翻弄され身悶える事しか出来ない。
おまけにスチルもこれ、攻略キャラ中一番エロいよ・・・!
くぅ~んと鳴き声が聞こえそうな子犬の上目遣いで蒼葉を心配そうに見るくせにやる事大胆だよっ!
刹那的だからだろうな、こんなに燃え上がるのは・・・きっと。
自分とは別の人格だと蒼葉が認めた蓮は消える事は無いそうだけど、こんな風に人間の身体で抱き合うことはもう出来ない。
最後の時まで、ぎりぎりまで蓮と何処でも良いからくっついていたいって・・・切ないよな。
現実世界に戻って、オールメイトから蓮の気配が消えていたシーンはあまりに切なくて泣きました。
子犬の身体を抱き締めながら、声を殺して泣く蒼葉・・・
消えないって言ったじゃないかー!。゜(>д<)゜。
その後、旧住民区へ戻ってからも、蓮は初期状態のままで・・・他の教育プログラムを入れない蒼葉がいじらしい。
蓮じゃなきゃ意味が無いんだよね。
淡々と日々を過ごしていた蒼葉の元に、あのゲームアプリが届く。それは姫(兄)から勇者(弟)へのプレゼント。
奇跡が起こった。
セイが生きてた!オーバルタワーが崩壊して大怪我を負ったセイは顔中に痛々しく包帯が巻かれていたけど生きてた!
その包帯を取ってびっくり!琥珀色の瞳って・・・中身は蓮!?
感動した!
あんなに受け受けしかったお兄ちゃんが、ちゃんと攻め顔になってて感動した!←そこ!?
蓮の顔が好きだったからちょっとだけ残念だけどねー。
いや、だけど、もうホント、蓮ルートをハッピーENDにしてくれてありがとう、ニトロ+キラル!
――ところで、蓮√にはバッドENDが2つあって、1つは自分を暴露した時の選択肢で間違い続けた場合のバッドEND。バッドENDそのものより、その過程が辛かった・・・バグにように『蒼葉には俺が必要ない』『蒼葉は俺に興味がない』『蒼葉の傍に居たかった・・・』みたいなウィンドウがどんどん立ち上がって、心が痛かった・・・
その後、壊れてしまった無限の時の中で繰り返される惨劇。獣の本能のままに牙を立てて喰らい付き、猛る己自身で蒼葉を蹂躙する蓮。
ケイスケ@咎犬再びか・・・
フラッシュみたいに一瞬映る演出といい、ケイスケのバッドENDを彷彿とさせました。
蒼葉の顔が映る分、こっちの方がエグイなぁ・・・
グロ耐性の無い方、心臓の弱い方にはオススメ出来ないENDです・・・
もう1つのバッドENDには、まさか(そうでもないか)の2人が登場。
ウィルス&トリップ。
相似形な服装と髪型から双子に間違われる事が多いけど、双子じゃないよ。
ちょっとしか出ない脇役にするのは勿体無いと思ってたら来たよこれ(笑)
特にウィルスは一見穏やかな胡散臭い笑顔から発するドSオーラが素敵過ぎる。
こちらはエロに重点を置いた方向性なので、やはりそちらが苦手な方にはオススメ出来ないENDとなっております。
これで全てのルートが終了。
面白かったー。バッドENDまで美味しく頂きました
しかもバッドENDごとにスタッフクレジットで流れる曲(歌付き)が違うという懲りよう!「声」と「歌」が物語のキーになるからかな。ベストENDの曲は同じだけど(笑)
クリアBADの「Immer Sie」がお気に入り。
一番好きなキャラは蓮かな。設定と主に声がツボ過ぎて別格。次点がクリア。
シナリオが好きなのはクリア√。蓮√のシナリオも、個性とアクが強過ぎていつもは纏まらない4人が蒼葉の為に協力している感じが、最後の締め括りとして素晴らしかったですね。若干唐突ではありましたが(笑)
全√、笑顔で終れるのが個人的に凄く良かったと思います。
次回作も超期待!5年後位には来るよね?