逆転検事2 クリア後感想 | Trashy Discovery

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Going my wayなゲームプレイ日記&感想がメインです。

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思いがけないタチミサーカスの登場に、逆転裁判を最初から再プレイしたくなりました。

ホント、このシリーズは前作をもう1回プレイしたくなる作品ですよね!


逆転検事には巧舟さんは直接関わってないそうですが、制作スタッフはこの逆転シリーズを本当に愛してるんだなぁというのが分かる、シリーズ既プレイ者なら思わずニヤリとしてしまう演出がそこかしこに散りばめられています。

物を調べた時の何気ない独白や、ストーリーに関係しないモブキャラまでネタ満載なので気が抜けません(笑)


そして、ロジックの連鎖

一見何の関係も無いかのような別々の事件が、真相を解き明かすに従って1本に繋がって行くこのカタルシスは、逆転シリーズの魅力の一つですねキラキラ


今作から登場の新システム、ロジックチェス端的に言えば誘導尋問ですな

確証は無いが明らかに何かを隠している、それを会話によってキーワードを引き出して暴いて行く。

相手が興奮状態の時には待ちの姿勢、隙を見せたらここぞとばかりに一気に攻めるという実に策略家のミッチャンらしいシステムです。

正直、こういった視覚的な演出がなくても、シリーズ全般を通してやって来た事なので目新しさは感じませんが、言葉の駆け引きは素直に楽しい。会話には制限時間があるので適度に緊張感もあります。


さて、今作のメインテーマは親子の絆でしょうか。

親は子を想い、子は親を想う・・・

血の繋がりは関係なく、登場人物それぞれの背景にその強い絆が描かれていました。

特に実の親に捨てられ復讐心に囚われた真犯人と元暗殺者の親子にも似た深い絆にはホロリとさせられました。


以下、キャラごとの雑感。注意ネタバレ大いに含みます。






御剣怜侍
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正義に目覚めた天才検事。

逆裁初期のツンデレ冷徹さは何処へやら、すっかり人情派な熱い男になった感のあるミッチャン。

しかも、今作では検事ではなく弁護士(の助手)として活躍するという展開に、思わずタイトルに異議あり!と唱えたくなりましたが、最後の「検事として犯罪と戦う」「弁護士として人を助ける」かの選択で、「検事として人を助ける」事を選んだ事から、タイトルに間違いは無いと思い直しました。

強引な押しに弱い所と、トノサマン大好きっぷりは相変わらずですけど(笑)

ミッチャン主役で逆転裁判も一瞬ありかなと思いましたが、やっぱりミッチャンは検事で無くっちゃね!

真実を知って自分の進むべき道を見失っていた弓彦に言い放った「もしキミに検事を続ける意思があるのなら、私が導こう」という台詞にはシビレたぜキラキラ



一条美雲
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盗むものは真実、休業中の大ドロボウ(自称)。

ぬすみさんという、調査で得た情報を元に過去に起こった事柄を映像化してくれる機械で御剣検事をサポートしてくれるお助けキャラ。

まさかの記憶喪失展開では、随分と儚げなか弱い少女になっていましたが(笑)

すかーんと明るく嫌味のない性格で好きですが、どうもインパクトに欠けるかなー。前作もそうでしたが周りが濃過ぎる所為か、やや影が薄い印象が否めない。

立ち位置的には、ミッチャンの片棒的存在なんですけどね(;一_一)



信楽盾之
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何を考えているのか読めない飄々とした態度、人を食ったような発言、無精ひげ、加えて極度の女好き。

こういうタイプはかなり好みですキラキラ

初登場時、やたらと難癖付けて突っかかってくるなと思ったら、ミッチャンのお父さん(弁護士)の弟子のような存在だったようで。狩魔に師事して検事になったミッチャンを裏切り者と思っていた様子。

ミッチャンの人となりに触れて和解してからの彼を見守る姿勢には、包容力を感じました。

着眼点が鋭く、敏腕弁護士の片鱗を感じるものの、正直、あまり目立ってなかった(笑)

もう少し活躍して欲しかったなー。



水鏡秤
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裁判官が新人検事と組んで現場捜査なんてあり得ないだろ!と、色々とあり得ない逆転シリーズの世界観を以ってしても思わずにはいられなかったファーストインプレッション。

法の女神という名の己の正義を振り翳し、こちらが発言している途中で却下を連発。挙句の果てに検事バッチを勝手な論理で取り上げる、と第一印象は最悪と言わざるを得ません。

そんな印象だから、此方に味方するような発言をして来ても、何か裏があるとしか思えなかったです。

子供が居る事が発覚してからは(年齢的に実の親子じゃない事は明らかですが)、何だか普通の母親だったなぁ。


18年前に起こった事件以来、風見の息子の行方が未だに不明という話を聞いて、性転換したその息子ではないかと疑っていました。ええ、息子本人が判明するまでずっと。



一柳弓彦
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「イチリュウのオレ」が口癖の新人検事。

一言で言ってアホの子

普通のアホを超越した真のアホっぷりに、じわじわと諦めに似た愛しさが湧いてきました。

そんなんでよく検事になれたもんだな、と思っていたら案の定、元検事局長の親父のコネだったようで。

しかし、その親父がほんっとうに悪党と言うか、小物過ぎてアレなんですが、利用されている事に薄っすら気付きつつも、親父に認められたくてアホなりに頑張っていた弓彦の気持ちを想うと・・・・

泣きながらゴミ捨て場から証拠品を探す所なんか、本当に健気な子だとじんわり来ました。

親父の件を吹っ切ってからは、ややアホ頼りなげな部分を残しながらも検事らしくなってきたので、今後の活躍に期待!



御剣信
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まさかミッチャンのパパン(パパン?)を操作出来るなんて!

てっきり家庭をあまり顧みない仕事の鬼!かと思い込んでいたんですが、意外に子煩悩なパパだったのには驚きました。

若き日の信楽さんの事もかなり可愛がっていたようでキラキラシガラキさん紙を喰うな、紙を!

惜しい人を亡くしたよなぁ・・・



猿代草太
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騙された!!

まさかコヤツが殺人教唆していた黒幕だったなんてね!
2話でのあの気弱な態度、ミッチャンに彼と内藤との絆の証であるチェスボードまで思わず提示させたその演技力に感服しました。

彼がやった事は決して許されない事なんですが、そうするに至った経緯を思うとストレートに憎めないんですよね・・・

余談ですが、彼が本性を現した凶悪な顔は中々のイケメンだったので、ドウラン無しの素顔が見たかったです(笑)



折中秀治
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マーク可愛過ぎ。



相沢詩紋

水鏡裁判官の息子で、ボルモスの主演が決まっていた子役俳優。

身長が低い事を気にしているのか、常に牛乳パックを手に持っている。(動揺した時は一気飲みする)

反抗期らしく、素直じゃない態度を取りつつ、自分が疑われても母親を庇う姿勢は男前だと思った。

大人びた表情が素敵。実際、顔も中々かっこいいし、5年後が楽しみですわラブラブ

ああいうタイプは高校生になってからグンと背が伸びそう。おチビのままでもそれはそれで美味しいけどキラキラ



二転三転する展開に唸らされつつ、個性的なキャラ盛りだくさんで楽しませて貰いました音譜

あー!でもそう言えば今回、シリーズ皆勤賞の一人だったオバチャンが出なかったなー。ちょっと残念。

同じく皆勤賞の、事件の陰にはやっぱり矢張なやっぱりクンは登場して捜査を撹乱させてたけど(笑)