テイルズ オブ グレイセス 総評 | Trashy Discovery

Trashy Discovery

Going my wayなゲームプレイ日記&感想がメインです。

グレイセス、クリア致しました。


総プレイ時間は約50時間

このプレイ時間は間違いなく砂に埋もれた遺跡(クリアに関係ないサブイベントダンジョン)に手間を取られ過ぎた所為ですね(笑)でも色合わせの謎解きが楽しかったー!

レベルも51から一気に60まで上がっちゃいましたA=´、`=)ゞ


ともあれ無事にクリアしたので、総評・・・と言うか、好き勝手書いてるだけの雑感ではありますが、軽く纏めてみたいと思います。




【戦闘システム】


“スタイルシフト リニアモーションバトル”なるものを採用している今作。

文字にすると何のこっちゃ分かりにくいですけど、戦況に応じて攻撃スタイルを切り替えて(AボタンとBボタンの切り替えで行なう)戦う事が出来るシステムです。

アスベルの場合、Aボタンの「帯刀技(アーツ技)」・・・剣を抜かずに己の肉体(と剣の鞘)を武器にするスタイルと、Bボタンの「抜刀技(バースト技)」・・・文字通りの剣術を使い分けて戦います。


これがハマった。


戦術の幅も広がるし、バリエーションのあるコンボは目にも楽しい!

特にアーツ技はボタン連打するだけで簡単にコンボを繋げられるので初心者にも優しい仕様です。

防御しながら前後左右にステップも出来るんですが、敵の攻撃を絶妙のタイミングでかわせた時なんか、爽快感ありますよー。


キャラクターごとに得た称号によって新しくスキルや技を覚えるというシステムも面白い。

称号はメインストーリーやサブイベントをこなしたり、技を使い込む事によって貰えますが、「とぼけメガネ」や「カレー大好き」「大きなお世話焼き」など思わず笑っちゃうような称号もあり、バラエティー豊かです。


あと地味に便利だったのが、敵の情報を知るのにアイテムが必要なかった事。←今迄の作品は敵の情報を見るのにスペクタクルズなるアイテムを使う必要があった。

地味にどころか、大助かりだったかもしれない。



けど、今回、シリーズに必ず登場していたソーサラーリングがありませんでしたね。何でだろ(´・ω・)?

別にどうでもいいと言えばどうでもいいんですけど(笑)テイルズシリーズのシンボル的なアイテムだと思っていたので、ちょっとだけ気になりました。


エレスポットは便利なんだろうけど、料理の食材が手に入りにくいのであまり使ってません。

食材を集めるのに逐一各地のデュアライズスポットを回るのも面倒で汗

ショップで購入出来る材料も限定されるし、売り出されるには相応の買い物をしなければならないので結構大変だと感じたので、もうちょっと手軽に料理出来たら良かったのにな、と思います。




【ストーリー】


守る強さを知るRPG


という訳で、「守る」という事がメインテーマになっているグレイセス。

確かに人が戦う理由として、何かを「守る」という以上にシンプルで、強い動機はないでしょう。


主人公のアスベルは終始一貫して、「大切な人を守りたい」というスタンスで戦っており、下手に「世界を守る」なんて話を大きくされるよりも、ずっと感情移入し易かったです。


ただイベントの度に「俺が守る」「私が守る」と連呼するのには流石に「くどい!」と言いたくなりましたけど。

「守る」っていうのは、そう何回も言葉にする必要はないと個人的には思うので。最近「守る」という台詞に食傷気味だったりするし(笑)

その守る連呼は若干しつこいかなーと感じましたが、主人公を含め、周りのキャラ達が嫌味のない人達ばかりだったのでプレイするのが苦にならない程度でした。




【キャラクター】

※ネタバレ有り


◆アスベル(cv:櫻井孝宏)
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ラント領領主の長男にしてこの物語の主人公。

幼少期はこの手のストーリーにありがちな所謂「小生意気で身の程知らずな少年」だったのが、7年後に見事なまでの好青年に成長していたのには正直驚いた!


RPGではこう、どうにも口のきき方がなっていない主人公が多い中、目上に対してや初めて会った人には、必ず敬語を使う礼儀正さが何だかとっても新鮮でした。

ストーリー的に11歳からいきなり7年後に飛んでいるのでその成長の過程が見られなかったのは少々残念ではありますが・・・キラキラ


明朗快活で真っ直ぐな性格ゆえに、曲がった事は嫌悪するかと思いきや、一方的な倫理観や固定概念に従うのではなく、相手の立場に立って考えられる寛容力にも驚かされました。

何せ自分達を苦しめた全ての元凶とも言える存在、ラムダの意思を理解しようとし、あまつさえ受け容れようとするくらいですから。

この柔軟性は素直に凄い!

その反面、一度こうと思った事は頑として通そうとする意固地な部分もあるようですけど(笑)


しかし、サブイベントや戦闘後会話での天然っぷりには参った。普段のシェリアやヒューバートの気苦労が少しだけ垣間見えた気がする(笑)



ソフィ(cv:花澤香菜)
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幼ない頃、アスベル達がお気に入りの花畑で出会った不思議な雰囲気を持つ少女。

アスベルが命を懸けても守りたいと思った相手其の一。


彼女が人間じゃないだろうな、というのは割と初期段階から予想出来たんですが・・・感情を持つようになった経緯は何だったんだろう?

対ラムダ用ヒューマノイド(いわゆる人型兵器)であるソフィは、エメロードというフォドラの女性化学者によって開発され、ラムダ討伐の為にアスベル達が暮らすエフィネアに送り込まれた。

そこでラムダと死闘を演じ、重度の損傷を負った彼女は元素(エレス)密度の濃いあの花畑で回復を待っていた・・・そこでアスベル達に出会ったんでしたね。

出会ったばかりの頃・・・感性は多少ズレていたものの、もう「感情」が存在していたように思えるんですが。

でなければ、王都地下でラムダと遭遇した時、アスベル達を守ろうとする筈が・・・あまつさえ、その3人の身の内に自身を構成する元素を分け与えるような真似をする筈がない。確か、「守る」とも口走っていた気がするし・・・


となると、アスベル達の身に元素を分け与えた事による干渉・・・ではないですね、ソフィが感情を持った理由は。

彼女の存在意義とも言える、何よりも優先するようにプログラムされたであろうラムダ消去を躊躇うほどに、アスベルとの友情を大切に思っていたようですが、アスベルの一体何がそうさせたのか。

そこら辺が有耶無耶になってしまっているというか・・・まぁ、私の理解力が足りないだけかもしれませんが。

あまり深く考えちゃ駄目なのかも(笑)


けれども、リチャードの攻撃によって重傷を負い動く事もままならなくなった時、それでも「みんなと一緒にいたい」と必死でついて行こうとし、それでみんなに迷惑をかけてるんじゃないかと心を痛めて「ごめんね」と何度も謝るいじらしさには問答無用でズキューンと胸を撃たれました。


エピローグで「大人になりたい」とソフィが言った時、「きっとなれるさ・・・」なんて言うもんだから、アスベルったら適当言ってるなぁと苦笑していたら・・・そういう事か。

なるほど、この場合の「大人になる」っていうのは身体的に成長するという意味だはないんだな。精神的な成長が伴わないと子供のままだろうし・・・とラストのワンシーンを見て勝手に納得。



ヒューバート(cv:水島大宙)
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ラント家次男にしてアスベルの弟。

家督争いによる兄弟の諍いが起こる事を案じた父アストンにより、幼い頃にストラタのオズウェル家に養子に出される。

それはラントという名に縛られず、立派な教育を受けて欲しいという父の愛だったのだが、幼いヒューバートに理解出来る筈もなく、当然のように「僕は捨てられたんだ」と思い込み、父母への愛は憎しみに、兄への憧憬は嫉妬に変わって行った。


という設定だと思うのですが、表面的にどんなに慇懃無礼で人を見下した態度を装っても、


このツンデレめwww


と思えてしまうのは、家族想いで故郷を愛しているという根っこの部分はちーっとも変わってないからでしょうね。

つーか、お前、兄さん大好き過ぎるだろ(笑)グルーヴィーチャットでよーく分かった。

つつくと反応が面白いので、マリク教官やパスカルにいじられ捲くってたしなー(笑)


覚える術・技ともバランスが取れているので、メンバー入りしてからは即スタメン入りさせてました。

んが、資産家という称号を付けていたら戦闘後会話で、「これがお金の力です!」とポーズを決めつつ言い切ったのには笑うしかなかった。

華奢な体躯で運動苦手そうなのに、物理攻撃力はメンバー内でナンバー1というギャップにも萌えるキラキラ



シェリア(cv:河原木志穂)
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アスベルやヒューバートとは家族同然のように育った幼馴染みの少女。

心優しい少女だが、ヒューバートがオズウェル家に養子に出されてしまい、その事で反発したアスベルもラント家を出て行ってしまった為、一人残された彼女の心は内に篭もりがちになってしまったようで・・・

再会したばかりの頃のシェリアのアスベルに対する余所余所しさは、見ているこっちが気まずくなる程。


けれど、アスベルの本心を知り打ち解けてからの、素直になれない恋する乙女っぷりは笑え応援せずにいられない。

ソフィを交えてのアスベルとのグルーヴィーチャットは、まるで親子のようで微笑ましかった(笑)


最終決戦前の会話では、大の男2人の求愛(?)を足蹴にし、恋より夢を取るというような事を言ってたシェリアですが、ラストシーンでソフィと一緒に出て来た子供を見るに、何だかんだ言ってアスベルと上手くいったんだなとニヤけました。



パスカル(cv:植田佳奈)
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アスベル達が旅の途中で出会ったアンマルチア族の女性。

初登場シーンで、いきなりソフィに向かって「触らせてー♪」などと飛びついてきた時には、可愛い顔して変態ポジションなのかと心配しましたが(笑)


明るく屈託の無い性格で、周囲を和ませてくれるムードメーカー。
女の子キャラの中では断トツに好きだキラキラ


どうやらパスカルはアンマルチア族の中でも天才的な技術者だったようですが、本人には全くその自覚がなく、その事で秀才タイプの姉を苛立たせていた模様。

パスカルは本当にお姉ちゃんの事が大好きで、本心から尊敬していたけれども、姉にしてみれば「お姉ちゃんすごい!」と言いながらそれ以上のことを何の苦も無くやり遂げてしまう妹を見て複雑な思いを抱いたんだろう。


普段は能天気なパスカルですが、姉との想いのすれ違いに悩み、切ない表情を見せた時には思わず抱き締めたくなりましたね!

立場的にヒューバートと似てる部分もあるのかなー?

でも、カップリング的にはヒューバートよりもマリク教官の方がお似合いだと思います(笑)


けれど、キャラ的には大好きなんだが、残念ながらそれ以上に好きなキャラや良性能のキャラでスタメンは埋まってしまった為に、戦闘ではあまり使わなかったんだよなぁ・・・


その所為で、称号もあまり集まらず、うっかりラストバトルにコポーコポー水着で挑んでしまった為、エピローグもセクシーとは程遠いあの水着姿だった(T▽T)ゴメンね、パスカル・・・



マリク(cv:東地宏樹)
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アスベルが入学した王都バロニアの騎士学校の元教官。

歴戦を潜り抜けて来た者だけが醸し出す、圧倒的だが静かな迫力に加えて、あの大人の余裕・・・


大好きです!!


いやー、グレイセスNo.1の惚れキャラがまさかマリク教官になるとは、プレイ前は露とも思わなかった(笑)

メインストーリーで魅せる男前さは勿論、サブイベントで見せるお茶目さがたまらない!

カーツ絡みのイベントは特に良かったっす!

何この素敵過ぎるオジサマ二人は(笑)


ちょっと相手の女性の名前忘れてしまったんですが(駄目すぎる)、過去に悲しい恋を経験していたようで・・・

あんなにカッコよくて女にモテるのに未だ独身なのはその所為だったんだね!

しかもカーツもその女性の事を・・・!(悶)


まぁ、独身と言っても、多分それなりに遊んでいたとは思いますけど・・・(笑)

ヴィクトリア教官も別れ際に「いつも一人で行ってしまうのね・・・」なーんて意味深な事言ってたしなー。

固有装備がパフューム(香水)である事からも、その伊達男っぷりが伺えますキラキラ


あれだけ逞しい体格を持ちながら、実は生粋の術師タイプというギャップにこれまた萌えるラブラブ


だがしかし、あの水着姿は衝撃的だった・・・真田先輩のプルーブーメラン以上だよ・・・

百歩譲って紫色のブーメランパンツは許そう・・・だけど、あの赤いキャップは何ー!!(笑)

ライフセイバーってあまりじっくりと見たことが無いんだけどあんな感じなの?

とにもかくにも刺激が強過ぎて目の毒でした(笑)



リチャード(cv:浪川大輔)
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アスベルが命を懸けて守りたいと思った相手其の二。

血で血を洗う王位争いに巻き込まれ、まだ幼い身の内に実の叔父の手によって毒を盛られた悲劇の王子。

繊細過ぎる性格ゆえに、その事実は耐えがたいものだったんだろうな・・・


アスベルとの出会いによって、人の温かさを知るものの、それでも人を信じ切る事が出来なくて・・・その猜疑心や鬱屈した思いが、ラムダの暗黒面と同調してしまったのが、今回の悲劇の始まりという事か。


ラムダがリチャードの身体から離れ、エメロードに寄生した時は、ひょっとしてリチャードカムバック?(゚∀゚*)と期待しましたが、そんなに甘くなかったようで(笑)

あんな一瞬でエメロードが消え去るとは予想外で思わず吹いた。


でも、ラストダンジョンでのあの過去ヴィジョンを見るに、一番悪いのはエメロードを始めとするフォドラの研究者じゃないのかと思わずにはいられない。

出来れば幸せになって欲しいな・・・リチャードも、そしてラムダも。


けど、魔人化したリチャードはヴィジュアルが超好みでしたラブラブ

銀髪好きー(笑)




――という事であまり纏まらない総括感想でしたが、この辺で・・・あー、あと重大な事を書くの忘れました。


このゲーム、バグがある模様。


戦闘中、まるで工事現場のようにガガガガガ・・・という摩擦音が響く事が何回かあったんですよね・・・

その内の1回なんか、Wiiリモコンが異常音出して本体がフリーズしちゃったし。

陸斗のWiiは初期型なので、初期型と相性が悪いのかもしれません(´_`。)