白と黒の2択なら、確実に黒を選ぶ陸斗です。(DSiの話)
前回 の続き。
「月印を持つ者など滅んでしまえばいい」
仲間達どころか、プレイヤーの度肝も抜いてしまう程のダークな一面を覗かせてくれたカペル。
冗談だと言いつつ、顔も声音も笑ってはいない・・・
その証拠に、仲間達の称号がヒドイ事になっています。
称号はカペルから見た仲間の印象という形で書かれているのですが――
アーヤ⇒目的遂行の相棒
(コイツなら分かってくれる・・・)
エドアルド⇒目的遂行のコマ
(目的が遂げられるならお前すら・・・)
ユージン⇒目的遂行の道具
(やり遂げる為に、コイツの頭脳は捨てがたい)
ルカ・ロカ⇒不必要な捨て駒
(子供は役に立たない)
ミルシェ⇒目的遂行の礎
(コイツがいれば、傷付く事を恐れさせずにコマを使える)
グスタフ⇒しょせんケモノ
(せいぜいアーヤの盾にするしか使い道は無い)
ヴィーカ⇒あくまで捨て駒
(むしろ全てが終わった後に有意な存在か)
トウマ⇒憎悪の象徴
(コイツが悪い訳ではない・・・しかし・・・)
コマチ⇒目的遂行の飛道具
(コイツを使えば、邪魔な連中を闇から闇へ・・・)
ソレンスタム⇒憎悪の対象
(コイツが見たと言うビジョン・・・それが本当なら・・・)
ドミニカ⇒目的遂行の武器
(戦力として十分計算できる)
キリヤ⇒目的遂行の同士
(コイツとは本質的に目的が一致しているだろう)
フリストフォール⇒目的遂行に無関係
(毒にも薬にもならない)
セラフィマ⇒憎悪の対象外
(人ですらないものにどうこう思っても仕方が無い)
カペルがここで示す目的とは、「月の解放」では無く・・・――
強い月印の力を持つが故に権威を振るうハイネイルへの復讐。
――・・・カペルの中で何かが狂ってしまったようです。
ファイーナ姉弟の死が、カペルの心に闇を堕とした・・・
いや、それは単なるきっかけに過ぎなかったのかもしれない。
カペルがザラで語っていた身の上話は、多少大袈裟かもしれないけど丸っきり嘘では無いと思う。
月印を持たないカペルは、ただそれだけの理由で疎まれ、周りから蔑まれながら生きて来たんだろう。
月印を持つ者への羨望、嫉妬、そして憎悪。。。
それらの闇は、カペルの心に少なからず存在していた。
道化の面を被る事で、自分の気持ちを偽っていたのだろうか。。。
うわぁぁぁん、カペルー!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
これ以降、カペルの戦闘時の台詞が変わります・・・
「えへへ♪」とか「やったね☆」と言う明るさが消え、淡々と敵を倒すのみ。
技名を叫ぶ時のイントネーションも全く違うんだ・・・声優さん凄いな・・・
誰かに似てるなぁと思ったら、シグムントに似てるんですよね。
声質じゃなくて、抑揚の無さと言うか調子が。。。
そうか・・・シグムントも感情を表に出さないように心を凍らせていた。
それで口調が似ている訳か・・・
けれど、カペルとシグムントには決定的な違いがある。
おそらく・・・シグムントは使命の為に、自ら心を凍らせていたんだろう。
一時の感情で大局を見失わないように無表情と言う仮面を着け、敢えて自分の感情を切り捨てていた。
でも、カペルはそうじゃない・・・悲しみと憎しみに捕らわれ、心が凍り付いてしまった。
うぅ・・・カペルはどうなっちゃうんだよ・・・
――亡くなった村人達を弔った後、一行はフェイエールへ戻り首長に結果を報告する事に。
「よく戻って来たな・・・いや、よく戻って来れたと言った方が正確か・・・」
首長は冷たい視線をカペルに投げかける。
それが合図かのように、兵士達は一斉にカペル達に槍を突きつける。
「父様!どういう事なのです!ご説明下さい!」
「あの者はシグムント卿では無いな」
やっぱりバレてたか・・・(ノД`)
必死に誤魔化そうとするアーヤを、カペルは「もういいよ」と制する。
「仰る通り、私はシグムント様ではありません」
少しの動揺も見せず、自分の名や新月の民である事を淡々と語るカペル。
カペルの素性を知った首長は、偽者と分かった以上見逃す事は出来ないと言う。
理由は何にせよ、謀ったのは事実・・・絶体絶命のカペル。
「確かに信頼を損ねたのはこちらの責任。謝罪します。しかし、今は捕まる訳には行きません」
今やらなければならないのは、まず何よりも月の解放だと。
それを成し遂げるまで捕まる訳には行かないとカペルは訴える。
じょ・・・饒舌になったなカペル・・・(゜д゜;)
けれども、頭の固い兵士達は依然槍を突きつけたまま、カペルを捕らえようとする。
そんな姿勢に業を煮やしたカペルは――
「そんな面子なんてどうでもいいって言ってるんだよ!このままだと世界が壊れてしまうかもしれないんだ!国がどうとか、新月の民だとか、そんな事を言ってる場合じゃないでしょ!!」
感情のままに声を荒げる。
「月を解放して来ます。お叱りは全てを終えた後に」
今度はトーンを落とし、カペルはそのまま宮殿を去ろうとする。
はい、そうですかと帰してくれるほど甘くないようで、カペルを捕らえようとその後を追う兵士達。
しかし、首長にはカペルの言葉に何か思うところがあったのだろうか。
じっと目を閉じて、考え込むような仕草をしています。
――この時、首長が何を考えていたかは不明ですが、一つだけ確かなのはこのままだとカペル達が捕まってしまうという事。
周りを兵士に囲まれ、最早これまでかと思っていたら――
「雑魚どもが、こいつらに手を出すんじゃねぇ!すっこんでろ!」
筋肉だるまバルバガン!!(゚Д゚)
巨大な斧を振り回し、兵を蹴散らすバルバガン。
ちょっと過剰防衛な気もしますが退路を開いてくれたバルバガンの厚意に甘え、フェイエールを脱出する事にします。
どうやら、バルバガンはカペル達と別れた事を後悔していたらしい。
お前らだけに責任を押し付けてすまないと頭を下げ、また一緒に戦わせて欲しいと言ってくれました。
例え戦力にならずともその気持ちが嬉しいじゃありませんか(´∀`)/
「新人のつもりでガンガン働くぜ!」
そんなに張り切られると、逆に不安になるのですが・・・(笑)
多分、今の解放軍の状況とか全然分かってないんだろうなぁ。
こうして頼もしい仲間を再び得た一行は、当初の目的地であった封印軍の本拠地・カサンドラを目指す事に。
カサンドラは、かつてハルギータの隣に存在した王国でしたが、闇公子がこの地を制圧して以降は、封印軍の拠点と化してしまったようです。
まず、ザラからケルンテンに渡り、そこからカサンドラへ向かうのですが・・・
【王都ケルンテン】
ケルンテンの港では、当然のように兵士達が待ち構えていました(ノД`)
電話も無線も無いのに、情報が速いなぁ・・・伝書鳩か。
考えたくないけど、フリストフォールとセラフィマが報告したんだろう。
「どうする?ここも突破するか?」
「やるならいつでもいいぜ!」
こんな大勢の兵の中を強行突破とは・・・血の気が多い人達だ。←約2名だが
そこへスッと前に歩み出たセラフィマさん。
「説得ノ用意ガアリマス」
おぉ、セラフィマさんが発言するとは珍しい。
説得するという事は、こちらの味方をしてくれるみたいですね。
・・・思ったんですが、ケルンテンのカタカナ交じりの方言は、書きにくい上に読みにくいので、これからは標準語で書く事にします。
――謁見の間。
「よくも裏切ってくれたものだな」
カペルが偽者である事を知り、王は大層ご立腹の様子。
確かに・・・シグムントと見込んで人員を供出したんだろうし、合理性を第一とするケルンテンとしては許せないだろうな。
「裏切ったつもりはありません。月を解放するのが我々の目的、以前もそう申し上げました」
カペルは王の前でも臆する事無く、そう言い放つ。
「月を解放する・・・立派な目的だが、それを建前に良からぬ事を企んでおるのではないか?」
良からぬ事って・・・わざわざ危険を冒してまで、何を企むってんだよ。
自国の利益になるかどうかしか目が行かないのか、この国の首脳は!
「陛下、この者の言葉に嘘はございません」
傍に控えていたセラフィマが、カペルを擁護してくれました。
「命を賭して戦う姿を見れば、私心無き事は明らか」
――しかし、その擁護は王の気に障った様子。
「セラフィマ。そなたは誰の臣だ」
「・・・セラフィマはケルンテンの臣にございます、陛下・・・。同時にこの世界の民でもあります。ケルンテンと同じ位、世界の危機も憂いております」
「何を・・・」
「共に旅をして、志に打たれました。私・・私も・・・世界を救いたい!」
驚いた・・・あの無機質なセラフィマが、こんな情熱を抱いていたなんて。
セラフィマって・・・実は熱い人なのかもしれない。
「戯けた事を・・・」
――・・・と、そこへ。
「しばし待たれよ」
フェイエールの首長!?(゚Д゚)
首長自ら、こんな所までやって来るとは・・・
「突然の闖入、失礼致す」
何やら各国元首が集まって、リバスネイルの緊急対策会議が行なわれる事になったと言うのですが――
発起人はフェイエール首長なんだろうなぁ(;´▽`)
会議と言うのは建前で、カペル達を捕らえに来たんだろうか・・・
「この者達の身分は当方で保証致す」
・・・え?
「この者達の行動には一切干渉せず、彼らの思う通り行動させたい」
――・・・ど・・・どうしちゃったの首長!?(((゜д゜;)))
貴国の利益を損なうような事があれば、我が国で賠償しようだなんて・・・
ひょっとして、カペルの(キレ気味な)説得に心を打たれたのかな。
カペル達のやろうとしている事は、結果的に世界の・・・延いては我が国民の為になると言う首長。
理解出来ない風のケルンテン王に、首長は尚も言葉を続ける。
「そして・・・これが一番大きな理由なのだが、一行の中に娘が交じっておって・・・娘に父の良いところを見せてやりたくてな」
・・・なるほど、ここまで来たのは全てアーヤの為だったのか。
厳しい事ばかり言っても矢張り父親、娘を愛していたんですね・・・+
首長の親バカな説得に、ケルンテンの王も納得した様子。
「・・・炎鳳王(首長の別名)に免じて、彼らの自由を許可しよう」
そもそもケルンテン王は、自国が利用される事で国民が不利益を被るのを懸念していた。
フェイエールが保証してくれるのならば、何ら問題は無いって事か。
合理主義過ぎる感はあるけど、国民を想っての言い分なんですよね。
カペル達は無罪放免となり、晴れて公式にシグムントの後継者を名乗れるようになりました。
偽者騒動は、これにて一件落着・・・
「逃がさないよ」
――城を出ようとした途端、カペルを襲う紅き鎖。
サランダ!?(゚Д゚)
・・・何でお前がここに!?
カペル達の後をつけ、虎視眈々と隙を窺っていたのか。。。
サランダは鎖でカペルの身体を拘束し、強く締め上げる。
「やっぱり新月の民なんだね・・・月の波動をこれほど間近に浴びても動けるのなら、封印の鎖を断ち斬れるのも納得がいく」
そっか・・・封印の鎖は直に月と繋がってるんだもんね。
月の影響を受けない新月の民だからこそ斬れるという訳か。
シグムントも新月の民だったと言うし・・・
「あんたは大人しく見てな!」
サランダは拘束したままのカペルに言い放ち、視線をアーヤに移す。
な・・・なんでアーヤを狙うの!?
卑怯な!・・・絶望に陥らせて戦意を喪失させてからゆっくり嬲り殺そうとでも言うのか・・・
サディスティックな笑みを浮かべ、サランダはアーヤに向けて魔弾を放つ。
「ぬおおおおおお!!!」
「父様ー!!」
首長が・・・アーヤを庇った・・・(゚д゚;)
自分の身を盾にして、アーヤを魔弾から守ったのです。
――サランダは舌打ちすると、その場から姿を消します。
うぅ・・・ファイーナ姉弟に続いて、首長まで・・・
「父様・・・・・・」
娘に何の言葉も残せずに、逝ってしまった首長。
これからだったのに・・・建前を捨て、娘を理解しようとしていたのに・・・
いつまでも首長の亡骸の傍を離れようとしないアーヤに、かける言葉も見付からず、そっとして置くしかない仲間達。
まさか・・・アーヤまで闇に心を染めたりしないよね・・・




