fasciabody 〜筋膜コーディネーション

fasciabody 〜筋膜コーディネーション

筋膜を中心にボディワークについてあれこれ語っています

こんにちは、Aqua Touch®︎開発者のJINです。

 

施術をするときに必ずアプローチするところはありますか?

と聞かれたらどこかありますか?

 

実際に触れるか触れないかはあるにしても

お客様のご要望の患部はアプローチするはずなので

患部を除くとどうでしょうか?

 

私の場合は

結局バランスが取れるように全身アプローチすることになります。

 

余分なところは何もしない方が良いという意見もありますが、

慢性の症状の場合、その影響は全身に波及します。

 

下図はテンセグリティモデルというものですが

ゴムが棒を引っ張りあって形を形成しています。

 

 

人の体も同じように、

膜が骨格を引っ張りあってバランスを保っています。

 

だから、1箇所不具合を起こすと、

多かれ少なかれ歪みが全身に影響します。

 

 

慢性の症状だと

そうやってバランスが崩れた状態に

膜がなじんでしまうので(変化してしまう)

患部だけアプローチしても

その他はバランスを崩した状態に変化しているから

また戻されてしまいます。

 

だから患部が整った状態で

全身が整うように調整してあげる必要があるのです。

 

その中でも特に最近フォーカスしているのが

足首、足指、ふくらはぎ

手首、手指、前腕といった

末端です。

 

末端が硬いと引っ張られて

からだが硬くなります。

 

 

なかなか緊張が取れない

柔らかくならない

なら、

末端にアプローチしてみることを

おすすめします。

 

 

 

 

こんにちは、JINです。

 

先日から感覚コーディネーター講座がスタートしました。


単発では感覚研究会などの形で実施していましたが
アクアタッチセラピスト講座が続いたこともあって
感覚コーディネーター講座としては実に4年ぶりです。

第一回を開催して、
やっぱり感覚は面白いし

可能性があふれていて

セラピストの皆さんに知って欲しいと再認識しました。


例えば視覚。

アプローチするときに
手元を見る方
じっと見る方
ぼやっと見る方
全身を見る方
目を閉じる方
と色々だと思います。

どう見ても見なくても、
好みで良いのではと思われるかもしれません。

でも、どう見るかで施術のパフォーマンスが大きく変わるのです。

じっと見るのとぼやっと見るのは
どちらが良いと思いますか?

正解はぼやっと見るです。
※ぼ~と見るのとは違います。
 見ているけど凝視せずに全体が何となく見えている状態で、
 ソフトフォーカスと言います。

じっと見ると重心が前にいったり

目や手に力が入ったりして

身体のバランスが崩れるので

手押し感が出てしまいます。


そうすると、タッチが強くなってアプローチ箇所が反発して硬くなります。

一方ぼやっと見ると、タッチがソフトになって
圧がお客様の体の中に浸透していきます。

じっと見ながら押してみるのと、
視線を外して押してみるのでは
柔らかさ、はね返りが違うはずです。

こんなにちょっとしたことでも効果が変わります。


身体の使い方と何が違うのですか?
という声をいただくことがあります。

先ほど紹介した視線の使い方は
身体の使い方と言っても良いかもしれません。

でも、視覚という感覚をどう使うかというところにフォーカスしているので
感覚技術です。

施術の効果をアップするという目的においては
感覚を極めても、身体の使い方を極めても
行きつくところは同じなのかもしれません。


そこに至る道筋や幅、時間が違うので
好みで選んでも良いと思います。

 

ただ、早く応用力を身に付けるには
「感覚」が先か、
身体の使い方と並行して「感覚」を磨くと良いと考えています。

 

身体の使い方にもすぐに使える飛び道具的なものはありますが、

本質的に身体の使い方を究めようとすると

経験上、身体の使い方だけでは身体の制限を解除できるわけではないのと

そういう制限も含めて理想の身体の使い方を身に付けるには時間がかかります。


 

もちろん、感覚が高まるのもそれなりに時間が必要ですが

今まであまり使っていない、意識していなかった領域なので

伸び幅が大きいのと、
感覚技術はかなり即効性があります。

 

 

感覚コーディネーター講座は始まったばかりなので

今からの参加でもまだフォローできます。

参加してみたいという方がいたらお声がけください。

 

感覚コーディネーター講座2024 | airymotion

 

 

 

こんにちは、筋膜を潤すAqua Touch®︎開発者のJINです。

 

解剖学書では、

僧帽筋、大胸筋など個々の筋肉や

肝臓、胃など個々の内臓、

脳、神経など

それぞれ紹介されています。

 

最初に勉強した整体学校では

僧帽筋を押すならこう、揉むならこう、

と決まった筋肉を狙えるように練習しました。

 

卒業後施術をするようになると

思ったように効果が出せず、

それは筋肉の起始、停止、コンパートメントに

正確にアプローチできていないからだと

触察を勉強しました。

 

当時はそれである程度効果が出せるようになりました。

 

 

今は当時よりも施術レベルが上がっていますが、

当時ほど個々の筋肉や起始停止を意識していません。

 

からだの中では筋膜(Fascia)を介してつながっているので

筋膜をたどればアプローチすべきところにアプローチできますし、

 

からだの中では筋膜(Fascia)を介してつながっているので

そのつながりを気にせずに個々の筋肉だけに着目しても

思うような効果は出せないのです。

 

 

それは、施術でもボディメイクでも同様です。

 

筋膜をたどれるようになると

施術の幅が広がりますし

精度も高くなります。

 

 

 

4/28、4/29に

ボディメイクのための筋膜操作スペシャルとして

筋膜操作、筋膜のつながりを徹底的に習得いただくセミナーを開催します。

 

筋膜操作を極めたい場合はぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは,

Aqua Touch®︎開発者のJINです。

 

先日立春企画で募集した

セルフ筋膜ケアの動画プログラムの配信と

オンラインフォローアップを行っています。

 

その中で

お伝えしたように優しくアプローチしてみたら

今までの施術よりも効果が出せるようになった

という感想をいただきました。

※ここでいう施術はAqua Tiuch®︎ではない

 

優しくアプローチするとどうして効果が出るのでしょうか。

 

それは、抵抗なくアプローチすることができるからです。

 

硬いとつい強くアプローチしたくなりますが、

実は逆効果です。

強くアプローチすればするほど反発されて硬くなります。

 

水も叩くと硬く感じますよね。

あれと同じです。

 

作用反作用の法則を覚えているでしょうか。

加えた力分、逆に力が跳ね返ってくるのです。

 

さらに、ヒトの場合は

強くアプローチされると伸長反射という神経的な防御反応が起こります。

 

つまり、強くアプローチすると

物理的にも神経的にも硬くなるわけです。

 

思ったように柔らかくならなかったり

リリースできなかったりしたときは、

さらに強くアプローチするのではなく、

逆に弱くアプローチしてみてください。

 

全然変わらなかったアプローチ箇所が

す〜と変化するかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

Aqua Touch®︎施術はこちらからご予約お願いします。

 

 

 

講座、セミナー情報はこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、Aqua Touch®︎開発者のJINです。

 

皆さんが技術を学んでいて、難しいのは何でしょうか。

 

ある技術のやり方自体は練習すれば、

特定条件ではできるようになると思います。

 

でも、

効果が出るように使いこなすのは

難しいのではないでしょうか。

 

何が起こっているのか

どこにどれくらいアプローチすれば良いのか

は、

こういう場合はこうすると説明したところで

実際にその状況を経験しないと

なかなか応用力は身に付きません。

 

私はこの課題に対して

感覚を磨くことが一つの手段だと考えています。

 

感覚が磨かれて研ぎ澄まされれば

どこに、どのように、どれくらいというのが

わかるようになってきます。

 

そうすると

自然と適切なアプローチができるので

効果が出せるようになってきます。

 

 

そして、もう一つ習得まで時間がかかるのは

見立だと考えています。

 

どんなに技術を学んでも結果がなかなか出せないなら

どこに原因があるのかわからないことが原因の一つと考えます。

 

これも経験値もありますが

感覚を磨けばわかるようになります。

 

私自身、以前は姿勢と動作の偏りから

筋肉、筋膜の状態を判断していました。

 

今はそれもありますが、

触れなくても

緊張しているところ、

圧が集まっているところ、

滞っているところ、

がわかるようになってきて、

それらの情報も使っています。

 

 

感覚が磨かれて研ぎ澄まされれば

差がわかるようになってきます。

 

硬いときと柔らかいとき、

弛緩しているときと緊張しているとき、

流れているときと滞っているとき、

正常な状態とそうでないとき、

様々な差があります。

 

何か不具合があるところには

必ず何かしらの差が出ていますので

違いがわかることが重要なのです。

 

 

4月から数年ぶりに感覚コーディネーター講座をスタートします。

スキルアップしたいセラピストにはおすすめの講座です。

この講座の良いところは

フィードバックし合えることと感覚に集中できることです。

 

通常の講座ではわからない生徒同士が組むことが多く、

正解がわからないことが多いと思います。

 

でも、感覚コーディネーター講座では私も見ていてわかりますし

皆さん自分の感覚の差にフォーカスするので、

フィードバックし合えます。

 

技術にフォーカスすると正解と結果にフォーカスしてしまうので

微細な感覚の変化にフォーカスできなくなってしまうことが多いです。

 

最近はアクアタッチ関連の講座を主体に展開していましたが、

こちらは流派は問いません。

 

違いのわかるセラピストになるために

一緒に感覚を磨きませんか?

 

https://airymotion.jp/lp/kankaku/