fasciabody 〜筋膜コーディネーション

fasciabody 〜筋膜コーディネーション

筋膜を中心にボディワークについてあれこれ語っています

こんにちは、Aqua Touch®︎開発者のJINです。

 

今日はソフトタッチについて書いていきます。

 

ソフトタッチというと、どんな印象があるでしょうか。

 

ソフト、柔らかい、安心感

などどちらかというとポジティブな

リラックス系のイメージがまず浮かぶでしょうか。

 

一方、

弱い、表面だけ、効果がない、

などネガティブなイメージもあるかもしれません。

 

確かに、

ただただソフトに触れるだと

弱い、表面だけ、効果がない、

になってしまうケースが多いです。

 

それは、

アプローチしたいところまで圧が届いていないからです。

 

おそるおそるソフトに触れると

表面にしか圧が届きません。

 

お客様がアプローチして欲しいコリ、癒着まで

届いていないのです。

 

本当は、

やり方を知っていれば、

ソフトだからこそ、

深くまで圧が届くことがわかります。

 

実際セルフ筋膜ケアで

私が見本を見せるとそんなにしっかり捉えるのですか?

と驚かれます。

強いわけではなく、しっかり捉えているだけです。

 

 

 

深部の癒着を取るには

ぐいっとが入っていく力が必要、

痛い、、、

というイメージがあるかもしれませんが、

Aqua Touch®︎なら驚くほどソフトに深部の癒着が取れます。

 

 

では、どうやるか。

そこに触れようと思って触れれば良いです。

 

えっ何それ?と思われたでしょうか。

 

では、例を挙げてみます。

 

例えば、

ペットボトルを持つときにぐしゃっとつぶれるように持つでしょうか?

お箸を強く握るでしょうか?

 

ペンは強い人もいるかもしれませんね。

 

何が言いたいかというと、

硬いものを持つのに強く握る必要はないということです。

 

しかも、

適切な圧で

最短ルートで

触りに(持ちに)行っているはずです。

 

コリや深部などにアプローチするのも同様です。

ただそこに触れようと思って触れれば触れます。

 

いやいや、

皮膚や脂肪、筋肉があるから

そんな簡単にはいかない、

ソフトでは圧が届かない、

と思われたかもしれません。

 

 

では、

ペットボトルにタオルを巻いて

ペットボトルを持ってみてください。

 

ソフトに持てますよね?

 

タオルは薄いからだ!

と言う人は

厚手のタオルを使うか何周か巻いてみてください。

 

それでもソフトに持てたのではないでしょうか?

 

 

でも、

深部に圧を届けるにはグッと力を入れないと、、、

と思われるかもしれません。

 

確かにグッと力を入れれば圧は届きます。

でもそれは、脂肪や筋肉を押しつぶしてから

ようやく届いていないでしょうか?

 

そこから押す、リリースするにはさらに力がいるので

かなり大変です。

 

アプローチしたいところまでに8の力を使って、

残り2の力で押し込むイメージです。

 

 

さらに強い力には

水を叩くと硬く感じるように

物理的に反発して硬くなりますし、

押されまいと抵抗(緊張)もしてさらに硬くなります。

 

ソフトに圧を届けられれば

反発もありませんし、

そこから少し押すだけで効く!と思ってもらえます。

 

こちらは

アプローチしたいところまでに1の力を使って、

残り9の力を余裕を持って使えます。

 

ただし、

リリースだとそこから滑らないように

掴まないといけないのでちょっと難しいので

Aqua Touch®︎がおすすめです。

 

 

ソフトタッチおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、JINです。

 

最近は感覚についての話が多くなっています。

Aqua Touch®︎はもちろん、

セラピストには感覚が必須だと考えているからです。

 

今日は感覚を高めるために必要なことを紹介します。

 

いろいろあるのですが

大事だと思っているのは

 

1、触覚、視覚など五感を磨く

2、複数の感覚を統合する/同時に使う

3、からだのバランスを整える

4、自分、相手の状態を観察する

 

です。

 

1、触覚、視覚など五感を磨く

当たり前と言えば当たり前です。

様々なものを触ったり、見たりして磨いていきましょう。

 

2、複数の感覚を統合する/同時に使う

 

をご覧ください。

 

 

今日は

3、からだのバランスを整える

を詳しく紹介していきます。

 

まず、使いたい感覚の周辺が硬いとNGです。

 

硬いと感覚センサーに刺激が届きにくくなります。

特に手のひらは柔らかくしましょう。

 

手のひらだけで良いのかというと

より高レベルを目指すなら足りません。

 

筋肉、関節周りも柔らかくする必要があります。

 

それは、

硬いと神経の伝達が阻害されるという理由もありますが、

筋紡錘、腱紡錘、関節覚、位置感覚、運動感覚など

様々な感覚が鈍くなるからです。

 

これらも重要な感覚です。

 

物体は押すと作用反作用の法則で

必ず自分にも跳ね返ってきます。

 

研ぎ澄ませていけば

触れた圧も跳ね返って来ているのがわかります。

 

触れたときに

触覚情報に加えてこれらの感覚が

相手のどこまで届いているのか

どこで止まっているのか

どこが硬いのか

といった情報を伝えてくれます。

 

だから

できるだけ感覚センサーに刺激が伝わりやすいように

できるだけ神経の伝達を妨げないように

徹底的に柔らかくすることをお勧めします。

 

柔らかくと言いつつ

柔らかいところと硬いところがあると

伝わりづらくなるので

 

1箇所だけ柔らかくするのではなく、

バランスよく柔らかくしていくことが重要です。

 

 

https://airymotion.jp/lp/seminar/

 

 

こんにちは、JINです。

 

感覚コーディネーター講座がスタートしました。

 

今回は前の期のメンバーが

参加できなかった回や感覚の向上や

使いこなしのためのフォローアップ

を目的に企画しました。

 

私がお伝えしている感覚には

 

その場でできるようになる

いわゆる秘技、皆伝技のような

感覚技術

 

感覚自体の向上

があります。

 

 

 

感覚技術の方は

ちょっとしたことで

あっけなく技術が向上します。

 

感覚研究会でもお伝えしていたのですが

あっけなさ過ぎて、満足されてしまうという

講師としては嬉しいような悲しいような秘技です。

 

使いこなすには練習が必要だと思いますが

それでもある程度セラピストとして経験を積んだ人なら

最初に知りたかった

これがうまい人との差か

と思うでしょう。

 

 

感覚自体の向上は

もともと感覚が良い人を除いて

ある程度時間がかかります。

 

まず

刺激→感覚受容器→神経→脊髄→脳→神経→筋肉

の経路を整えること。

 

ガチガチの体では刺激を受けても感覚が鈍いので

小さな刺激、変化でも感覚して反応するように

体を整えます。

 

そうすると、

施術側でも受け手でも

体が反応するようになってきます。

 

次にその感覚、変化を認識できるようになること。

 

これが結構大変です。

 

私もそうでしたが

頭であれこれ考えてしまうのです。

そうすると

体は反応しているのにそれに気が付きません。

 

頭で考えると、

感覚する方の知覚神経よりも

筋肉を動かす方の神経が優位になってしまいます。

 

つまり、感覚が鈍くなってしまうのです。

 

鈍くなるから迷う、

迷うからアプローチの精度がずれる

の悪循環。

 

 

ガチガチの体を整えて

体が反応するようになったら

あとは感覚を信じてみましょう。

 

 

ペットボトルを取って口に運ぶのが

最適なルートで

適切な力で

当たり前のようにできるのと同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、Aqua Touch®︎開発者のJINです。

 

私はもともと技術を習っても

何が起こっているか理論がわからないと

納得できず、うまくできないタイプでした。

 

だから、

当時はセラピストを仕事にはしていませんでしたが、

施術練習だけでなく、

解剖学など、座学での勉強もたくさんしました。

 

解剖学や生理学、整体技術を勉強すると

筋肉触れないと使いこなせないと感じ、

触察を習って100筋強の筋肉、骨を触察できるようになりました。

 

でも、今は感覚大事とお伝えしていて、

それほど解剖学はお伝えしていませんし、

私自身も施術で重視していません。

(もちろん、触察の経験は生きていますが)

 

 

最近特に大事だと思っているのが

イメージです。

 

イメージなんてふわふわしているものを

大事と思っているのか?

と思われるかもしれません。

 

 

でも、

講師をしていて感じるのは、

感覚するにもうまく施術するにも

邪魔しているのは

 

頭であれこれ考えてしまうこと

感覚やからだの反応を信じられないこと

 

に大きな原因があるということです。

 

 

例えば、

コップを握るときに

あれこれ考えずに

最短のルートにすっと手がいくし、

グッと握ることなく最適な強さで握れますよね?

 

真っ暗でも自分の家の電気のスイッチを押せますよね?

 

 

人間の感覚や動作は

かなりすごい能力があるのです。

 

 

感覚して動作するまでは

 

刺激→感覚受容器(センサー)→神経→脊髄・脳

の知覚神経、

 

脳→脊髄→神経→筋肉

の運動神経があります。

 

 

この中で脳は

刺激を知覚、処理して筋肉に指令を送る役目です。

 

この伝達が正確でスムーズだと良いのですが

頭であれこれ考えると、

 

感覚の刺激も正確に受け取れないし

筋肉にも不正確な指令を送ってしまいます。

 

 

コップをすっとつかめるような

人間にはすごい能力があるので

それを活用するのにポイントになるのがイメージです。

 

良いイメージをすると

からだが勝手にそのように動いてくれるのです。

 

脳が担う

刺激を知覚、処理して筋肉に指令を送る

知覚、処理をイメージにしてしまうわけです。

 

そうすると思ったように手が動きます。

※施術はイメージで変わるくらい繊細なのです

 

 

騙されたと思って

積極的にイメージを使ってみましょう。

 

 

 

https://airymotion.jp/lp/kankaku/

 

 

 

こんにちはJINです。

 

前回は

感覚を磨くにはただ感覚することが大事

とお伝えしました。

 

実はまだあります。

 

それは、、、、

 

 

フィードバックしてもらえる環境があること

です。

 

 

お客様の感じていることを知るために

どうですか?

と聞くのは良いですが、

 

状態がわからず

どうですか?

と聞くことで状態を確認しようとするのは

フィードバックできる環境ではありません。

 

お客様が感覚できていないことがありますし、

お客様の意見に左右されてはいけません。

 

 

講座に参加しているから

そういう環境にあります!

という人は要注意です。

 

受講生同士でのペア練習が多く

先生の施術を受けられない

先生に受けてもらえない

という環境は

フィードバックしてもらえる環境とは言えません。

 

わからない受講生同士がフィードバックしあっても

正解に辿り着けないことが多いからです。

 

受講生同士で組むなら

受講生の中でもできる人と組むことをおすすめします。

 

 

私自身は

アクアタッチ講座や

感覚コーディネーター講座を

開催していく中で

 

客観的に観察できたこと

感覚の鋭い受講生が集まってくれていたこと

 

で答え合わせができて

急激に感覚が高まりました。

 

受講生が施術しているところを見るだけで

できているかできていないか

わかるようになったのは

客観的に観察していたからです。

 

 

だから、

感覚コーディネーター講座は

目が届く少人数制で

お互いフィードバックし合いながら

私が答え合わせをして、

さらに、

受講生が奇数なら1人は観察してもらって

客観的な視点も養っていきます。

 

 

感覚を磨くなら

フィードバックできる環境を見つけましょう。

 

周りになければ

感覚コーディネーター講座に是非。