先週末から、世界30数ヶ国が集まる世界コスプレサミットというイベントのお手伝いで名古屋にいるのですが、その名古屋のあちこちで目にする尾張藩主の名前があります。
それが1730年に第七代尾張藩主になった徳川宗春。
年号で言うと享保で、元禄時代のバブルが終わった後の時代。
時を同じくして幕府では、質素倹約を奨励した吉宗が将軍になりました。
この時代、バブルが終わってから不景気から抜け出せず・人口増加が止まり・国が財政難に陥ったものの、出版ブームで一般庶民が情報を入手するのが容易になり・新たな職業が多々登場した・・・らしいのですが、この現代ととっても通じるものがありまして、戦慄します。
さて、この尾張藩主の宗春さん、外見も中身も、非常に型破りなお殿様だったそうです。
傾奇者・・・?というような派手な出で立ちで街中を歩いたかと思えば、制限されていた芝居の興業を増やしたり、禁止されていた遊郭の営業をオッケイにしてしまう。
質素倹約なぞはどこ吹く風という政策を取ったおかげで、名古屋の景気が上向き、全国から人が集まったそう。
果ては、「温知政要」という政治方針を書き残しているのですが、これがすごい。
我々が生きる現代の、この閉塞感を打開するためのヒントが散りばめられている。
現代語訳がこちらにありましたので、是非読んでいただきたい。(勝手にリンク入れまして、申し訳ございません。)
http://muneharuroman.web.fc2.com/21.html
ストレスが無いと健康でいられる、とか、規制が多すぎることはよくない、とか、今の時代となんら変わらないことを、藩主の立場にある人間が文章で表明して、将軍にまで献上したというのがすごい。
幕府の財政立て直しのために質素倹約を押進めた将軍・吉宗の政治方針と真っ向から対立したため、最終的には失脚した藩主だったのですが、名古屋で今もなお愛されている理由がよくわかりました!
ちなみに、国文学研究資料館のデータベースには、温知政要のコピーがありました。
直接原文にあたりたいという方は、ご確認ください^^(残念ながら、私はほとんど読めません・・・)
http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0204-008408
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なんと名古屋の街中には、宗春の開運ポストなるものまで存在します!
【自分がやりたくないことでも、進んでやりたいと思ってくれる人がいる】
私が会社員時代に嫌いだった仕事といえば。
ファイルや名刺の整理
とか
単純な数字の打ち込み
とか
このテの整理整頓・事務系の業務が大・大・大嫌いでした。
でも、面白いな~と思ったのは、「プレゼン資料を作ったり、海外とのコレポンするよりは、ひたすらデータを打ち込む方がいい!」という人が少なからずいたことです。
自分が嫌いな仕事だからといって、必ずしも隣のデスクの同僚が嫌っている仕事ではないんですよね。
だからね、もう、自己実現だとかいって全員が同じ仕事をできるようにするよりは、適材適所で仕事を回してもいいと思うんです。
限られた人材しかいない会社組織の中だとなかなか難しいと思うけれど、社会全体に広げて考えてみると、この広い世界に、私がやりたくないと思っている仕事をやりたいと思っている人材は少なからずいるはず!
そのような人材に私のやりたくない仕事を回して、私はやりたい仕事だけに特化できたら、普通に考えればモチベーションも生産性も上がるはずだし、みんなハッピー。
「できない」と「やりたくない」は違いますからね。
「できなく」ても「やりたい」ことは後悔しないようにやったほうがいいと思うし、「でき」ても「やりたくない」ことは、ストレスがたまるだけだからやらずに済む方法を考えたほうがいいと思う。
独立した今だからしみじみ思うのだけど、世の会社員の皆さんは、ガマンしすぎです。
そんなわけで、私が自分の好きな仕事だけひっさげて独立したのが2012年2月で、現在5年半が経過。
今は、過去を振り返る仕事が減っている上、完全にパソコンでデータ管理できる状態になっているので、会社員時代にやりたくなかった仕事の筆頭だったファイリングのストレスはほぼ無し。
今は基本的に、やりたい仕事しか受けないようにしているので、毎日のお仕事が本当に楽しいです!
ちなみにですね、人が率先してやりたがらないことで私が得意なのは、「欧米系の方々との、ビジネス上での交渉」だと思っています。(欧米系以外の方との交渉経験はあまり無いので、現時点ではノーコメントです。)
不良品の求償とか、堂々巡りになっているもめごとの解決とか、会社員時代からなんとなく感じていたことではありますが、我ながらけっこう得意。
しかも、自分がシュミレーションしていたように交渉ごとがまとまると、とっても気分がスッキリするんですよね。
もちろん、利害が相反する相手がいる仕事なので、まとまらなくてモヤモヤしたことも勿論ありますが・・・でも、過去の勝率はかなり高いと思うのです。
(会社員時代には、自分のお給料の数倍もの補償を毎年取ってましたよ!)
一般的に嫌がられることが私の得意分野であるという意味で、本当はこれをメインの仕事に据えたいくらいなのですが、いかんせん、肩書が思いつかないのですよね・・・。
肩書きが思いつかないということで、「貿易のアドバイザーでーす!」とかでお茶を濁しているのですが、私が一番重宝されるのは交渉事のアドバイザーとしてなのです、たぶん。
皆さんも、人がやりたがらない仕事で自分がやりたいことがあれば、心に留めておくほうがいいですよ~!
それって絶対、独立する時の強みになります^^
【親戚のおじさんのお宅でゴハンをご馳走になっている感覚です】
我が家の近所に、カウンター6席+奥座敷8席だけの小料理さんがあります。
7年前くらいに、某有名ホテルで板前をやっていた大将が引退して、自宅の1Fを改装して、無理なく始めたという小さなお店。
従業員は無し。
たまに、奥様や息子さんが来ることもありますが、手伝っているというよりは、単に顔を出してみたという程度。
飲み物はどれも均一料金で、大将が酒屋さんに仕入れに行って、美味しそうと思ったもの(主にレアな日本酒)が入荷します。
食事のメニューもあって無きがごとし。
カウンターのお客さんの顔を見ながら、大将がその日の仕入れから、適当にお料理を出してくれます。
大半が一人でふらっとやってくる常連さんで、ご近所さんがほとんど。
20代から50代くらいまで、老若男女問わず、職業もさまざま。
単身赴任の40代男性会社員や、20代の女性会社員、30代のアーティストや、40代バツイチ女性など、本当にいろいろ。
お酒を出すお店で、ここまで年齢も性別もバリエーションが豊かなお店は超貴重。
大将のお人柄もあると思うのですが、この空間が本当に心地いいのですよ。
カウンター全員で、その日に起こった出来事や、興味のある話題を話しながら、楽しくご飯を食べて、自分のペースでお酒を飲んでいる空間。
店に集う人が、みなさん親戚のように仲良しで、外食でありながら、外食っぽくない。
3回も通えば名前を覚えてもらえて、今日からキミも我が家の一員のような扱い。
かといって、店の外に出てまで、お仕着せがましいしがらみがあるわけではないのですよ。
何故わざわざこの話を書こうかと思ったかというと、これって、新しいコミュニティのカタチなのでは?と思ったから。
一生独身という人も増えていますが、たとえ独身であっても、常に何らかのコミュニティに関わっていたいと思う気持ちはあると思うのです。
私がまさにそうなのですが、普段は一人で大丈夫でも、「どうしても今日は一人でご飯を食べたくない、でも、こんな時間になってからいきなり友達を誘うのは申し訳ない」とかあるんですよね。(やっぱり、相手が会社員だったりすると、その辺りはどうしたって気を遣います。)
そんな時に、こういったお店の存在は、本当にありがたいです。
いつ行っても、誰かが笑顔で迎えてくれる。
しかも、その場にいるということは、その人たちも一人でいるのは嫌な日だったということなので、積極的に受け入れてもらえる。
都合のいい時だけ、家族や親戚気分を味わえる、とでも言いましょうか。
一見さんは入りにくいという意味で、決してオープンな空間では無いところも、ありそうで実はなかなかないポイント。
このような、ドライながらも心地よいコミュニティ形成の場が、家族を持たないという選択をした人たちにとって、今後はどんどん必要になってくるのではと思います。
一対一のガチな友人や恋人のお付き合いよりも、ゆったりした家族や親戚のようなお付き合いがしたい場合もあるではないですか。
今はSNSがつながり方の主流になっているけれど、やはり人と人とのつながりは対面にまさるものは無いと思うので、こういった「親戚のおじさん宅での夕食」的な場は存続してもらいたいと切に願うのでした。
【ルーマニアのローカルフードを食べたければ、地元の人が集まる場所に行くべし】
サッカーの試合を観に行った帰り際、たまたま地元のお祭りの看板を見つけました。
スタジアムの近所の公園で3日間だけ開催されていて、しかも、屋台と音楽があるらしい。
見知らぬ街での買い食いが大好きな私としては、これはぜひ行かねばです。
・・・で、やってきました。
なかなかのにぎわいで、テレビ局まで取材に来ています!
肉の消費量がハンパないです。
でもね、このお肉がシンプルながら美味しかったです!
市内のレストランで食べるよりも、もしかしたら屋台のほうが美味しかったくらい。
さすが、現地の人が集まる場所には、美味しいものがそろってます。
お値段はお祭り価格だったようで、現地の人しかいない割にはちょっとお高めかも?でしたが、納得の美味しさだったのでよしとします。
日本でも、お祭りだと多少高くなりますもんね(笑)。
お菓子屋さん。
ルーマニアのお菓子は見かけほど甘くなくて、素朴な美味しさが癖になります。
黄色いブツは、「Bulzブルズ」というルーマニアのローカルフード。
とうもろこしの粉で作るママリーガを焼いたもので、中にはチーズや卵が入っています。
イタリア料理のポレンタを成型してローストし、中にチーズや卵が詰まっている食べ物・・・というと想像しやすいかもしれません。
ビールとMiciミチ(俵状のひき肉を焼いたもの)、ピリ辛ソーセージで、昼ごはんです。
全部まとめて500円くらいでした。
焼きたては格別・・・!
ミチはブカレストっ子のソウルフードのようで、どこに行ってもあります。
豚さんの丸焼き。
「食べてってよ~」と言われたけれど、もはや満腹で入る隙間がありませんでした・・・残念!
コゾナック(ほんのり甘いパン)がたくさん。
ツイカ(蒸留酒)もどこにでもありますね。
昔、真冬にルーマニアに来た時は、寒さ対策なのか、現地のおじさんがくいくいツイカを飲んでいる姿を見ました。
まだまだ各地方に色々なお料理が眠っていそうなので、次回ルーマニアに行く時は、是非地方めぐりもしてみたいです!
















