こんにちは、NPO法人ファミーユのミルク猫部です。
ファミーユの仔猫たちは、6週齢になると全頭検便を行います。
主な目的は【おなかに寄生虫がいるか】を調べるためです。
お外で生まれた仔も多いので、1年に1~2チームくらい寄生虫が見つかっています。
寄生虫の確認は、【糞便に虫卵があるかどうか】で判断します
成虫は肉眼で見える種類もいますが、虫卵はとても小さいので顕微鏡での確認が必要です。
ファミーユの仔猫たちは、2種類の検便を受けています。
預かりっ仔全員の便を持参しないといけないので、頭数が多いとなかなか大変です
当日にをしてくれるかわからないので、前日から個別採取できるように準備をします。
その準備というのが、
頭数分の個室の準備です。
同じケージだと誰のかわからないので、検便の前日から1頭ずつワンルームで過ごしてもらいます。
ちょいと狭くてごめんよ
いつも快食快便なギリシャ姉妹。
すぐに採便できると思っていましたが、ここで問題発生。
\ひとりは寂しいでしゅ/
ごはんをあまり食べなくなりました
食べないので当然も出ない。
そしてパルテノちゃんにいたっては、
前日のが少しやわらかかったので整腸剤を飲ませていましたが、環境の変化も相まってかピーピーの下痢へ急降下
液体と粘膜だけの下痢が、少量ずつ何度も出ました。
ここまでいくと、整腸剤だけでは治らない。。。
そんなにひとり暮らしはストレスだったんだね
このまま続行するのは体調に良くないので、一旦ひとり暮らしは中断して、2匹ずつペアで便が出るまで見張ることにしました。
\おちつくでしゅ/
2匹にした途端、ごはんも食べてリラックしたご様子。
一応パネル越しにお互いの姿は見えるんだけど、触れあえないのがストレスだったのかな。
意外とデリケートなギリシャ姉妹。
これはますます【2匹ずつで迎えてくださる里親様】を探さねば
なんとか無事に検便前日分の採便は完了。
ただしこれはあくまでも予備分なので、前夜~当日朝にかけてより新鮮な便をゲットしなければなりません。
夜は再度ひとり暮らしに戻して就寝。
すると翌朝…
グリちゃんまで下痢ーーー
昨夜はめちゃくちゃ良いだったのに。。。
しかもを踏んでケージ内で走り回ったらしく、それはそれは大惨事。
そしてパルテノちゃんのケージも、同じくえらいこっちゃでした
2匹を洗い、ケージを洗って消毒し、いつものお世話をして、パルテノちゃんがまた下痢をして、とても慌ただしい検便の朝でした。
そして苦労の結晶を握りしめて病院へ
長くなりましたので続きはまた明日