ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.] -59ページ目

ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。

               The Cars

私はカーナビが嫌いだ。

造園業を営む後輩から半年前に販売されたものをただ同然で譲ってもらってから既に2年近くなる。元ディーラーに務めていた友達に飯代だけで半日かけてダッシュボードからシートまで外して組み込んでもらったけど嫌いだ。

道でもない所を走れと強要する。先日長野へ行った時には、空を飛び山を突っ切って走った。いや、私はボンドカーに乗っている訳じゃないんだからさぁ。本当にそんな事が出来たら嬉しいけど出来ないから変な夢を見させてくれるカーナビが嫌いだ。

「ここから3kmの間、渋滞情報は有りません。」と優しい女性の声で知らせてくれる時に限って渋滞にハマっている。たとえ優しい声で言われてもなぁ~。渋滞迂回機能ってのが有って、渋滞情報が有ると脇道を教えてくれるが、それを信じると大抵まっすぐ行った時よりも時間がかかっている気がする。やっぱり、優しい声で教えてくれてもオジサンは嘘つきは嫌いだよ~。

   The Cars : Heartbeat City

中部圏を中心に朝刊・夕刊・スポーツ誌を含め新聞販売に留まらない多様に活動する中日新聞社と言う巨大な新聞社が有ります。プロ野球の中日ドラゴンズのメインスポンサーにもなるのかな?(そこまでは詳しくない/笑)。多分この中部圏において最も影響力の有るトヨタに並ぶ影響力をメディアにおいて持っているのではないかと思います。

 

2005年6月6日の11版の第一面に黒地に白抜きの見出しで『ブラジル人兄弟逮捕』と有ります。

 

これに関して色々と言い訳をするとは思いますが、この書き方は外国人に対しての不信感を意識的若しくは無意識的に持たせる結果になるのは明らかです。物事を良い方向に向かわせ、変な不安感を無くす為には、信頼感が大切だという事に気がつかないのでしょうか。新聞だから事実を述べただけだとすれば、メディアの持つ能力や社会的地位が社会自体を変革させていくと言う事に気がついていない大馬鹿です。

 

国別で人間の良し悪しを決めようとする前時代的意識を持つメディアが強い影響力を持つ事は、違法な行為を行う外国人よりも危険です。いつの時代でもメディアはコントロールされ利用される物のようですが、信じる人達が多いからこそ利用されている事を理解した人達に情報を発信してもらいたいと思います。
               Pukioから

今日ミゲルからメールでタキ・トゥスイのコンサートの知らせが来た。メッセンジャーでは「葉書を500枚送るからヨロシク」と、最近のミゲルは日本人以上に忙しく働くだけじゃなくて、冗談まで日本人並みにエグイです(笑)。

私のBlogに何度も登場するミゲルは名古屋市の大須という所で南米の民芸品を中心に販売をするプキオと言うお店の店主です。

PukioのHPが有りますので良かったら見て下さい。

まだ途中の部分も多いのですが、お店の宣伝だけではなく、ペルーの事とかスペイン語の挨拶など、色々とぶち込んで有るので(笑)、中々見応えの有るHPだと思います。つい先日の愛知県豊川市でのイベントの写真も有ります。

 

私は7月30日のコンサートには久々に行って来ようかと思っています。今までPukioの1周年記念のイベントでのコンサートやメレンゲ、サルサなどのダンスを教えてくれるイベント等に参加させてもらったのですが、民俗芸能に対しての自分の認識の低さにビックリさせられてばかりです。これらは過去の物ではなく『過去から続いている』ものなんだと教えられました。

 

ミゲルは楽器も吹けますしダンスの先生の経験も有りますし講演を頼まれて出かける事も有ると言う器用で忙しい摩訶不思議な面白い人物です。良かったら一度会ってみて下さい。

              器用なヤツだぁ。

              noite

随分遅い時間にはなったが、ボクとケンモチはバス代をケチって歩く事にした。「地下鉄の最終に間に合わなかったらアパートまで歩いてみるか」なんて冗談が出るくらい気分は良かった。春祭りで友人の実家へ誘われた帰りだった。祭りの持つ独特の高揚感と久々に食べたご馳走で二人とも随分ハイになっているのは明らかだった。

市街地の周辺にあたるそこからアパートまでは随分有る。口先とは別に足は一番近い地下鉄の駅の方向へ向かっていた。バス代をケチる余裕は有ったが、地下鉄代をケチるほどの体力は実際には二人とも無かった。環状線にあたるその道は家の数もまばらで暗く、横を走り抜ける車のスピードも街中に比べれば随分速かった。

街路灯の灯りと時たま走り抜ける車のヘッドライトがボクたちを照らす唯一の明かりだったとしても身長180cm近い白いTシャツに黒い革のズボンをはき、ウエスタンブーツをカツカツと鳴らすリーゼントの男と身長173cmで煙草を咥えGパンにアロハを羽織ったスニーカーの長髪男のコンビは、他の何物にも見間違えるはずは無いはずだった。

ユックリとしたスピードでボクたちとすれ違ったいかにも暴走族風の車が、300mほど向こうでキキッとタイヤを鳴らしUターンするのを振り向いて見ただけでそのまま歩いていった。車の中から流れてくる安っぽいディスコ・ミュージックで後ろからユックリと車が近づいてくるのがわかった。「多くて5人だな」とケンモチが前を向いたままで言った。「多くてな」ボクは煙草を指先で消しながらそう答えた。

車がすぐ裏まで来たのを背中で感じながらも気がつかない振りをした。振り向かず足取りも止めず、ひざを緩め手首と足首を軽く動かし急いで体中に酸素量の多い血液を送り込んだ。「道具持ってるかな?」と小声で聞くと「多くて5人だろ」とケンモチも小声で答えてきた。「そうだな」そう答えながら緊張で強張る肩を軽くほぐした。ケンモチが既に臨戦態勢なのがピリピリと伝わってきた。

頭の中ではショルティが指揮しシカゴ交響楽団が演奏するベルリオーズの幻想交響曲の第三楽章が終わりかけている。すぐにでも第四楽章が始まりそうだ。ケンモチがI Can’t Turn You Looseを口ずさみだした。もう少しすればHey Bartenderが始まる。ボクは一瞬この場合どっちがジェイクでどっちがエルウッドなんだろうなんて余計な事を考えてしまった。

車が遂に真横に来た。少し早足気味になっていたボクたちと同じスピードに固定されたのがわかった。ボクもケンモチも起きうるだろう次の瞬間を待っていた。車が止まった瞬間ガードレールを使って車の上に飛び乗り、先に反対側へ行くのはケンモチだろうと考えたボクはこっち側の前と後ろのどっちのドアを蹴飛ばそうか考えた。緊張でイライラしたボクは今にも「早くしてくれ」と叫びそうになっていた。

イライラを増徴させるような安っぽいディスコ・ミュージックが消えた。くるっ!ケンモチの体が跳びかかる体勢になったのがわかった。ボクは助手席のドアを蹴ると決めた。車が止まった瞬間が勝負だと思った。あくまでも自主防衛だと自分に言い聞かせた。多分ケンモチも同じはずだ、向こうが反応するギリギリまで我慢しなければいけない。

「ねぇ~」車の中から聞こえた声は予定と違って妙に優しかった。ボクもケンモチもタイミングを失ってしまった。ちょっとしたパニック状態で足も止まり、どうしていいのかわからなかった。止まった車の窓からいかにも安っぽい男が顔を出して、コッチをのぞくように見た。「彼女~、、、なんだっ!男かよっ!」途端に車は無様な音をたてて急加速をし、街路灯の向こうの暗闇の中へ消えていった。

体中の力が抜けるのがわかった。ケンモチが大きく深呼吸する音が聞こえた。ボクたちは立ち止まって向かい合い、大声をだして笑い出した。人の気配が無いとは言え、夜中の道端に大声で笑うバカな二人の声が響いた。地下鉄の入り口までが妙に遠く感じた。

そして翌日、みんなの前でお互いを汚い言葉で罵り合った事は言うまでもない。ブルース・ブラザース(魂の兄弟)だって?とんでもないっ!

アーティスト: ショルティ(サー・ゲオルグ), シカゴ交響楽団, ベルリオーズ, リスト
タイトル: ベルリオーズ:幻想交響曲

アーティスト: シカゴ交響楽団, ベルリオーズ, ショルティ(サー・ゲオルク), リスト
タイトル: ベルリオーズ:幻想交響曲

アーティスト: Blues Brothers
タイトル: Briefcase Full of Blues (Rmst)
               Rainy Night

朝から雨が降り続いている。TVの天気予報では、随分ひどく降ると言っているが、窓の外はそれ程酷くはない。

 

自宅の前を走る車の量がやけに多く感じるし、何処かしら五月蝿く聞こえてくる。何となく落ち着かない夜だ。

 

煙草の本数が増える。弱い煙草に代えてから随分経つが、紙の味しかしないのは久しぶりの事だ。

 

珈琲が水のように感じる。舌が麻痺したようにザラザラとして、味覚を感知するのを拒絶しているようだ。

 

リー・モーガンが1966年に録音したカリスマが、頭の中をぐるぐると回っているような感覚で聴こえてくる。

 

シダーのピアノもヒギンスのドラムも頭の奥の方で鳴っている様な感じがして、スピーカーの位置がわからない。

 

熱くて濃い珈琲をもう一杯淹れて、それが冷める前に急いで飲干せと、車のキーに急かされているようだ。

 

ボブ・ディランは「もう一杯飲ん下へ降りていく」と歌った。モーガンのペットは「さぁ暗闇の奥へ」と俺を誘う。


  Lee Morgan : Charisma

  Bob Dylan : Desire