1964年全英・全米ともに1位(アメリカでは Roy Orbison の "Oh, Pretty Woman" に王座を譲った)。当時の British Invasion において Beatles、Peter & Gordon に続いて3番目(Beatles と関係のないアーティストとしては初)に全米1位を獲得しました(この曲が全米 No.1 を獲得したとき、Beatles から祝電が届いたとのこと)。原曲はアメリカのトラディショナルなフォークソングで、「house of the rising sun」とは、娼館であるという説と、女子刑務所であるという説の二つがあります。Animals は、1964年の Chuck Berry の全英ツアーの前座を務めた際、Chuck Berry のコピーにならないように(違いを際立たせるように)するため、この曲をチョイスしたところ、オーディエンスの反響が大きかったので、当初この曲に対してネガティヴだったプロデューサーの Mickie Most は、これはイケる、と考えを改めてレコーディングに踏み切ったそうです。イントロのリフは、Bob Dylan のバージョンのコード進行をそのままアルペジオとして弾いたものですが、Dylan がエレキをやるようになったのは、Animals のバージョンを聴いたのがきっかけの一つだと言われているようですね(おれは Dylan はあんま興味がないのでよく知らんが)。

 

 

その Dylan のバージョンはこちら。

 

 

もっとも、個人的にはこれが一番好きかも(笑)。

 

Animals のバージョンに次いで大きなヒット(1970年全米7位、全英4位、西ドイツとノルウェーで1位、アイルランド、オランダ、ベルギー、スイス、オーストリア、デンマーク、カナダでトップ10入り)となったのはこちら。

 

 

サイケですね・・・といいたいところだけど、白黒じゃ、よくわかんねーぞ(笑)。彼らは、デビューアルバム "Frijid Pink" のレコーディングセッションが予定より早く終わり、時間が余ったので、即興でこの曲を演奏したとのことですが、ミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。

 

最後は前回予告した(?)とおり。

 

 

1978年全米78位。柳の下のドジョウを狙ったのでしょうが、世の中そんなに甘くなかったようです(Quiet Riot の "Mama Weer All Crazee Now" を思い出すな)。