今さらですが、昨年の紅白で Yoshiki と KISS が合体した「YOSHIKISS」 がこの曲を披露したので(そこだけ観た)。

 

 

KISS のサードアルバム "Dressed To Kill" からシングルカットされたスタジオバージョンは1975年全米68位に終わりましたが、ライヴアルバム "Alive!" からシングルカットされたライヴバージョンが翌76年に全米12位の大ヒットとなり、以後彼らのライヴではアンコールの最後に演奏されるナンバーとなりました。75年当時、彼らのレコードのセールスが期待を大きく下回っていた(コンサートは大いに盛り上がるのにそれがレコードのセールスに結びつかなかった)ことに腹を立てたカサブランカレコードの社長 Neil Bogart は、ファンの購買意欲を掻き立てるためにはライヴの会場が一体となれるようなアンセムが必要だと考え、そのような曲を作るように Paul Stanley と Gene Simmons に厳命します。このプレッシャーのもとで、Paul が思いついたコーラスとメロディに、Gene が歌詞をつけてできたのがこの曲(Slade の "Cum On Feel The Noize" ("Mama Weer All Crazee Now" という説もある)にインスパイアされたとのこと)。このライヴバージョンがヒットしたこともあり、アルバム "Alive!" はゴールドディスクに輝き、当時破産の危機に瀕していたカサブランカレコードを救うことにもなりました。

 

こちらは日本盤(スタジオバージョン)のジャケ写。

 

 

そして1977年の初来日公演の模様。

 

 

字幕の「超訳」が暴走しとる(笑)。NHKの『ヤング・ミュージック・ショー』(こちらを参照)で放映されました(中学生の時に観た)。

 

さらに最近のパフォーマンスも。

 

 

最後はすっぴんのおっさんたちによる「Unplugged」バージョン。