1966年全米5位、カナダで3位。典型的なバロック・ポップ(バロック・ロックとも言う)のナンバーです。「Renée」とは、ベースの Tom Finn のガールフレンド(当時)の名前で、こうしたフランス風の女性名をタイトルにするというアイディアは、Beatles の "Michelle" からパクったものだということです。この曲に続いてヒットした "Pretty Ballerina"(1967年全米15位)も Renée さんにインスパイアされたものとのことで、どうやら相当魅力的な女性だったようです(間奏部に現れる面影が彼女のもの・・・かどうかは知らん)。なお、間奏部にフルートを入れるというアイディアは、The Mamas And The Papas の "California Dreamin'" からパクったもの(パクってばかりやな)。

 

 

Four Tops のカバーバージョンもヒットしました。

 

 

1968年全米14位、全英3位、カナダで2位。

 

こちらは Arrows によるカバー。

 

 

ボーカルの Alan Merrill は、1966年に Left Banke のオーディションを受けて合格したのですが、直後にバンドが解散してしまったため、母 Helen Merrill とともに来日したとのこと(日本で芸能活動をした後、渡英して Arrows を結成。Joan Jett の "I Love Rock'n Roll" は Arrows がオリジナル)。

 

そして...。

 

 

ピンク・レディーの「全米デビューシングル」 "Kiss In The Dark" のB面でした。

 

ついでに "Kiss In The Dark" も(笑)。

 

 

1979年全米37位。現時点で全米トップ40入りを果たした日本人アーティストの曲は、坂本九の "Sukiyaki" (上を向いて歩こう)とこの曲の2曲のみ。