1966年全米4位(ミリオンセラー)、全英23位、カナダで3位。John Phillips が、自分の見た夢を基に妻の Michelle と共作したナンバーで、カリフォルニア出身の Michelle のホームシック(当時二人はニューヨークに住んでいた)にインスパイアされて、カリフォルニアへの想いが歌われています。The Mamas And The Papas は、友人の Barry McGuire の紹介で彼が所属するダンヒルレコードと契約しました。そのため(?)、この曲はまず McGuire がレコーディングし、彼らはそのバックボーカルを務めたのですが、後に自分たちでもレコーディングしたところ、ダンヒルレコードのお気に召し、シングルとしてリリースされました。この曲の大ヒットにより The Mamas And The Papas はブレイクしたのですが、最初に火がついたのは、カリフォルニアではなくてボストンだということです。なお、間奏部のフルートは Bud Shank (John Phillips は、間奏部のソロはギター以外の楽器にしたいと考えていて、レコーディングスタジオのあるビルのホールに偶々居合わせた Bud Shank に依頼したとのこと)。

 

 

こちらが Barry McGuire のバージョン。

 

 

なんじゃ、こりゃ。Barry McGuire と聞いて、嫌な予感がしたんだけど(笑)。なお、The Mamas And The Papas のバージョンは、このバージョンのボーカルを差し替えたほか、ハーモニカをフルートに差し替えたもの。また、このバージョンは、Barry McGuire の "Eve Of Destruction" のフォローアップシングルとしてリリースされる予定であったところ、ダンヒルレコードは、The Mamas And The Papas のバージョンの方がイケてると判断し(そりゃそーだろ)、McGuire の方は発売中止としました。

 

Bud Shank も自身のアルバムでこの曲をカバー。

 

 

こちらではアルトサックスとフルートです(フリューゲルホーンは Chet Baker)。

 

さらに Wes Montgomery によるカバーも。