1977年全英1位、全米1位(ABBA の "Dancing Queen" からトップの座を奪い、Thelma Houston の "Don't Leave Me This Way" によってその座から引きずり下ろされた)。さらに、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも1位と、"Cruel To Be Kind" 同様、こちらもアングロサクソンの連中がカルテルを結んでいたようです(笑)。David Soul はTVドラマ『刑事スタスキーとハッチ』のハッチ役でおなじみの俳優で、この曲はその番組のエンディングテーマに使われたそうです(観たことがないのでよく知らん)。ググったところ、そのドラマが日本で放映されたのは1977年から81年ということで、何度も書いているように、そのころ私はテレビをほとんど観なくなって、代わりに部屋に閉じこもって音楽(専ら洋楽)を聴いていたので、辛うじてタイトルは知っているものの、一度も観たことがないのです。かくて、ドラマ等のテレビ番組の主題歌として使用されることでヒットしたのに、肝心の番組は観ていないというパターンが確立しました(たとえば、『岸辺のアルバム』と "Will You Dance?")。当時の私にとって、テレビ(特にドラマ)を観るか、部屋で音楽を聴くか、の二択に直面して後者を選択したもので、両者はトレードオフの関係にあったわけです(そんな大袈裟なもんかよ)。ちなみに、David Soul は、この曲の唯一の難点はボーカリストだ、と述べているのですが、これって、自虐的なギャグなのか?

 

 

こちらは2010年ごろテレビに出演した際のパフォーマンス。

 

 

David Soul は、アメリカではこの曲以外にトップ40ヒットはなく、ミュージシャンとしては一発屋ということになりますが、イギリスではこちらも No.1 を獲得しました(アメリカでは最高位52位)。

 

 

この曲はかすかに記憶しているな、と思ったら、上のシングルのジャケ写によると、日本では "Don't Give Up On Us" のB面だったようです。