またしても70年代の懐かしのディスコソングです。Baccara はもともとスペインのフラメンコダンサー兼歌手であった Mayte Meteos(黒いドレス)と Maria Mendiola(白いドレス)によって結成されたデュオで、このデビュー曲は1977年にリリースされると、折からのディスコブームに乗ってヨーロッパ各国のヒットチャートを席巻し、イギリス、アイルランド、オランダ、ベルギー、西ドイツ、スイス、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドで1位、オーストリアとスペインで2位、フランスで5位、オーストラリアで9位となり、その推定売上枚数は全世界で1800万枚を超えるということです。アメリカではチャートインを果たせませんでしたが、日本でもヒットしました(オリコンの洋楽チャートで1位となり、売上枚数は75万枚を超えた)。当時中学生だった私が聴いても明らかにヘタだとわかる(笑)舌足らずな英語が強く印象に残っています。

 

 

この曲に続くセカンドシングル "Sorry, I'm A Lady" も西ドイツ、オランダ、オーストリア、ノルウェーで1位、イギリスで8位となるなどヨーロッパ各国でヒットしたものの、ディスコブームの終焉と共に彼女らの人気も急激に失速し、1981年に解散しました。その後、二人はそれぞれソロ活動を経て、別々に「Baccara」と名乗るデュオを再結成して現在に至っています。そしてそれぞれが "Yes Sir, I Can Boogie" のリメイクバージョンをいくつもリリースしていて(YouTube にはいろいろなバージョンの映像がある)、正直何が何だかわかりませんが、とりあえず Mayte Meteos の「Baccara」によるリメイクバージョンを(2009年の映像)。

 

 

盛り上がってますね(笑)。それよりなにより、二人ともスタイル良すぎ!(特に白いドレスのおねーちゃん(Maria Marin というらしい)、スゲー! YouTube のコメント見ても絶賛の嵐(笑))。

 

ところで、よく言われるように、この曲はやはりこちらのパクリ焼き直しなのでしょうか。

 

 

1977年全米1位(David Soul の "Don't Give Up On Us" からトップの座を奪い、Glen Campbell の "Southern Nights" に取って代わられた。なお、ソウルチャートとダンスチャートも制した「三冠王」)、全英13位。さらに、オランダ、ベルギー、西ドイツ、スウェーデン、カナダ、オーストラリアでトップ10入り。この曲はもともと "Love Hangover" に続く Diana Ross のシングルとなる予定でしたが、モータウンレコードの方針で Thelma Houston に変更されたとのこと。彼女はこの曲で1977年のグラミー賞で最優秀女性R&Bボーカルパフォーマンス賞を受賞しました。なお、オリジナルは Harold Melvin & The Blue Notes(ボーカルは Teddy Pendergrass)。