初期(レコードデビュー前)の Bay City Rollers (BCR) のメンバーだった David Paton(ボーカル&ベース)と Billy Lyall(キーボード)の二人が中心となって結成された Pilot のヒット曲 "Magic" は1975年に全米5位(全英11位、カナダでは1位)に昇り、BCR の "Saturday Night"(翌76年全米1位)に先んじて全米トップ10入りを果たしました。

 

 

続いてこの曲もヒット。

 

 

1975年1月26日付全英チャート(Music Week)で1位を獲得(Steve Harley & Cockney Rebel の "Make Me Smile (Come Up And See Mee)" にその座を奪われた)。しかし、「January」とは「1月」のことではなく、女性の名前で、David Paton の奥さんが読んでいた本の主人公の名前から取られたもの(ついでに言うと、Paton はこの曲を10月に書いたとのこと)です。この曲もローラーズの "Bye Bye Baby"(同年3月全英1位)に先んじて No.1 となりました(なお、アイルランドとオーストラリアでも1位、フランスで7位となったが、アメリカでは87位に終わった)。

 

そして、40年以上経って Leslie が...。

 

 

2018年のイギリスでのライヴより。ちなみに、Leslie のローラーズ加入は、Paton と Lyall が脱退した後で、在籍期間の重なりはありません。

 

ところで、Pilot の "Magic" と "January" の2曲をプロデュースしたのは Alan Parsons ですが、おそらくその関係で、Billy Lyall を除く3人は1975年以降 Alan Parsons Project に参加しています。また、1977年に Pilot が解散すると、彼らはセッションミュージシャンとして様々なアーティストのレコーディングに参加するようになりますが、その中にはこちらも(Ian Bairnson がリードギター、David Paton がアコギで参加)。

 

 

目バリがかなり怖い・・・(泣)。