1978年全米3位、全英11位、カナダとニュージーランドで1位、Samantha Sang の本国オーストラリアでは2位。映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラ制作に取り掛かっていた Barry Gibb と Robin Gibb が Samanta Sang(1969年に Barry Gibb と Maurice Gibb が書いた曲をシングルとしてリリースしたことがあり、Bee Gees とは旧知の仲だった)の依頼を受けて書き下ろした作品(もともと『サタデー・ナイト・フィーバー』に使用することが予定されていたようだが、結局使用されず、代わりにイギリス映画『The Stud』に使用された)で、Barry Gibb がコーラスに参加しています。Andy Gibb 等他のアーティストもそうですが、彼が参加した曲ではそのファルセットボイスの方が主役よりも目立ってしまいますね(笑)。なお、この曲が全米3位に達したときの1位は "Night Fever"、2位は "Stayin' Alive"、5位は "Love Is Thicker Than Water" (ちなみに、4位は Eric Clapton の "Lay Down Sally")で、Barry Gibb がソングライターに名を連ねる曲がトップ5のうち4曲を占めていま した(この記録は Beatles がトップ5を独占したときにそのうち4曲が Lennon-McCartney の作品であったのに並ぶ)。Samantha Sang は、この曲に続くシングルに Barry/Robin Gibb の別の作品を薦められたのですが、Bee Gees に頼ってばかりではいられないと思ったのか、これを断って他のソングライターが書いた曲を選びます(彼女は "Emotion" のヒットにより「女ビージーズ」と呼ばれて一時は得意になったものの、次第にそのように呼ばれることを嫌うようになったとのこと)。しかしその曲はマイナーヒットに終わり、その後もヒットに恵まれず、典型的な一発屋となってしまいました。
画像はこちらから拝借。
Bee Gees が1994年にレコーディングしたセルフカバー。
こちらは Destiny's Child によるカバー。
2001年全米10位、全英3位。さらに、アイルランド、オランダ、ポルトガル、ノルウェー、ハンガリー、ニュージーランドでトップ10入り。