関連資料URL:www.thebest-logos.com
5.ウルメイワシ … セレンが目に効く
1)白内障を引き起こす活性酸素にパンチ!
セレンはビタミンEとともに、身体を活性酸素の攻撃から守る働きをしています。重要な抗酸化物質なのです。またセレンは、体内で酸化脂質を分解する酵素、グルタチオンペルキシダーゼを活性化させることに重要な役割をになっています。
2)視力低下を防ぐ
視力の低下や、特に白内障の原因として、紫外線や紫外線が発生させる活性酸素による組織の酸化があげられます。セレンを適度に取ると、その酸化防止に効果を発揮します。男性は、女性よりも多くのセレンが必要といわれます。それは男性の体内のセレンは睾丸と精管に集中し、精液と共に体外に排出されるためです。セレンは組織の酸化を防いで、若々しい柔軟性を保つことに役立ちますが、生殖器に集中しているのも、遺伝子の若々しさを保つためと推測されています。また、ある種の発ガン物質を無力化し、大気汚染物質から呼吸器の粘膜を守る働きもあります。セレンが不足すると、白内障のリスクが高まるだけでなく、ふけが多くなり、髪の毛が抜けやすくなります。さらに筋力が低下し、不整脈などの心臓疾患も現われやすくなります。男性では精子の数が減り、女性では更年期障害が悪化するといわれています。大事な栄養素ですが、だからといって取り過ぎもよくありません。
セレンに限らずミネラル成分は、多すぎても少なすぎても問題になります。特にセレンは、その有用性が発見されてから歴史も浅いので、錠剤などで補うことは慎重にした方がよいでしょう。過剰症に吐き気、爪の変形、脱毛などの症状があります。セレンの含有量の多い自然の食品のトップは魚介類。次いで動物の内臓、穀類、野菜類などの順番になっています。ふつうに食事をしていれば不足は心配ないとされていますが、ただ、穀類や野菜の中のセレンの濃度は、栽培された土壌に含まれるセレンの量に大きく左右されます。
3)丸干しが一押し
その点、安定しているのは魚介類で、中でもウルメイワシの丸干しには圧倒的に多く含まれています。適度に食べるとよく、逆に食べ過ぎには注意が必要なほどです。シラス干しやスジコ・ウニ・ドジョウなどにも多く含まれています。抗酸化力のためには、ビタミンEも併せて取るとなお効果的です。