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9.クコ … ビタミンAが目に効く

2)血を補う作用により、目の状態を整える



「キクの花は抗炎症作用や、鎮静作用が目によく作用します。クコは、消炎作用ではなく、漢方でいう血を補う作用により、目の状態を整えるのです。」(杉山助教授)


目の不調を訴える人が多くなったのは、パソコンなどの影響もありますが、最近の不景気などを反映したストレスの増加が、肝臓にダメージを与えているということもあるといわれています。そのようなストレス性の肝疾患にも、クコは有効に作用します。


用い方は、乾燥したクコの実を食品店や漢方薬店などで購入し、そのまま食べてもよいです。


干ブドウのように美味で、クセもないのでおかゆや、サラダに散らしたり、煮込みに入れたり、どのような料理にも合います。
クコの実を用いるだけで、肝臓と、目によく効く薬膳料理が誰にでも簡単に作れるのです。 ぜひ、お試しあれ。




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9.クコ … ビタミンAが目に効く

1)肝臓の働きを高めることで、目の働きをよくする



漢方では「肝臓の調子は目に出る」といわれています。肝臓の調子が悪いと、目が黄ばんだり、視力低下やかすみ目の原因になります。

「それほど、目と肝臓は関係の深い臓器なので、漢方薬では目をよくするには体の内側から、肝臓から治していかなければならないという考え方があるのです」と、静岡県立大学薬学部助教授で、漢方薬に詳しい杉山清氏は言われます。



西洋医学的に説明することもできます。目に入った光の情報を変換して脳に伝える働きをする物質はロドプシンですが、それはビタミンAが変化したもの。そのビタミンAは体内では主に肝臓に蓄えられます。そのため、肝臓の調子が悪いとビタミンAの代謝がスムーズに行われず、眼精疲労や近視など、目の調子も衰えてくるという理由も考えられるのです。

「“目は肝臓の養分を吸っている”などともいわれるのは、ビタミンAとの関係があるかもしれません。そのほかにも、肝臓は血と関係の深い臓器ですが、目の健康のためにも十分なよい血液が必要なのです。」(杉山助教授)


目の水晶体などの透明性を維持するには、コンドロイチン硫酸などの栄養素が必要ですが、それらはすべて血液によって運ばれます。ビタミンAも同様です。また、目の情報を脳に伝える視神系を正常に維持するにも血液からの栄養が必要です。物を見るということは、思っている以上に栄養を消費しているのです。


「そのため、肝臓が弱り、よい血液の供給が滞るようになると、白目の濁りなど真っ先に目に現れることも多い」(杉山助教授)


漢方薬では、クコが目によいといわれています。それは、キクの花が目によいということとは違う意味で目に効果的で、クコは肝臓の働きを高めることで、目の働きをよくする性質を持っているからです。





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8.菊 … 鎮静作用が目に効く

1)消炎、鎮痛、解熱作用があり、目の炎症などによく効く



「漢方薬にも目に効果的なものはいろいろありますが、キクの花も目に効くとされているものの1つです」と、静岡県立大学薬学部助教授で、漢方薬に詳しい杉山清氏は言われます。


キクの花は日本人にとってもっとも親しみ深い花の1つですが、もともとは天平時代に、中国から伝えられたもの。当時は鑑賞用というよりは、もっぱら薬用植物と考えられていました。中国でも古くから不老の薬草とされ、次第に食用、そして鑑賞用にと発展していったのです。

「キクの花の効能はいろいろあるのですが、現代風にいうと消炎、鎮痛、解熱作用があり、目の炎症などによく効くとされて、多くの漢方薬に配合されています。」(杉山助教授)


自律神経を休め、鎮静させる効果もあるので、不眠症などにもキクの花は用いられます。熱を鎮める作用があり、目の充血を取去ったり炎症を抑えるため、花粉症のつらい症状にも、キクの花は効果的と考えられています。漢方薬としては、キクの花のつぼみを乾燥させたものを、お茶にして用いるのが一般的。簡単に入れるなら緑茶と同じように、きゅうすに入れて熱湯を注ぎ、エキス分を抽出するとよいです。

「漢方では普通、乾燥した花は1日5グラムほど用いるとされています。」(杉山助教授)


炎症性の目の疲れに効果を発揮するので、パソコンなどの使いすぎによる眼精疲労や、疲れ目にもよいといわれています。オフィスでOA機器による疲れ目に悩んでいる方は、お茶をたまにキク花茶に代えてみてはどうでしょうか。キク花茶は東洋的ハーブティーとも考えられます。高血圧による目の充血にも、キクの花が用いられます。




2)優れた殺菌、抗菌作用があり、目のはれ物や結膜炎などにも有効


「もう1つ、キクの花には優れた殺菌、抗菌作用があり、目のはれ物や結膜炎などにも用いられます。」(杉山助教授)

その場合も、キク花茶を飲んだり、あるいは、生の食用キクを食べても効果的。生のキクの花を刺し身のツマなどに使うのは、彩りとしてだけでなく、抗菌、毒消しの意味合いがあったのです。食用キクは眼精疲労にも効果があります。


生のキクの花は、ガクをつけたまま酢を少々加えた熱湯に入れ、はしで押さえてさっとゆでます。冷水にとってガクをとり、三杯酢などにして食べると美味。お浸しや、スープなどに用いてもよいでしょう。

左党の方には、キク花酒がお勧め。梅酒と同じ要領で、生のキクの花とハチミツをホワイトリカーに漬け、2~3ヶ月したらふきんでこして出来上がり。これを1日杯に1~2杯飲むと目によい効果があるとされています。

自律神経をよく休める作用もあるので、安眠剤としても効果的。