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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
先々週末の米雇用統計以降のリスク回避は一服、市場センチメントの改善から市場は落ち着きを取り戻しています。
一方で「サーム・ルール」発動による米国リセッション入りに対する警戒、ドル円の週足サイクルから「クラッシュは秋」が警戒されます。
リーマンショック時の「東京金」の動きをご紹介し、お役立ていただければと思います。
2008年7月7~9日、北海道洞爺湖畔でG8サミットが開催されました。
東京金は7月22日に高値3,363円を記録しましたが、その後は徐々に下落に転じています。
そして高値記録から約1か月半後の9月11日に、安値2,555円にまで下落しています。
リーマンブラザーズの破綻は、9月15日でした。
安値記録から1週間後の9月18日、東京金は朝からストップ高張り付きでした(150円高)。
経済安定化法案の提出により、市場がリスク選好ムードになったからです。
東京金は9月24日に戻り高値3,044円を記録、その後も3,000円を挟んだ動きとなりました。
相場が急変したのは、9月28日に提出された「緊急経済安定化法案」です。
議会指導部と政府が合意に達し、米下院に採決がまわされました。
しかし議会は、賛成205反対228の反対多数で否決。
翌日のダウは失望売り優勢となり、過去2番目の下げ幅を記録(当時)。
東京金も再び下落に転じました。
その後10月3日に「緊急経済安定化法案」は可決されたもののビッグ3救済の否決などリスク回避の動きが続いたことにより、東京金は10月27日に2,104円まで下落しました。
高値3,363円記録から1か月半後にリーマン時安値2,555円を記録、2週間後に3,000円を回復したのち、1か月後の10月末に安値2,104円を記録しました。
今回米雇用統計や日銀による利上げなどをきっかけに、相場が急変しました。
しかし欧米市場の反応が落ち着いたため、東京市場も再び反転しています。
今回の下落も上げ相場の調整と思われますが、第二波、第三波も警戒される局面です。
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