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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
▼米10年債利回り上昇
先週末はやや一服したものの、米10年債利回りの上昇が続きました。
長期債の代表である10年債利回りは一時4.638%まで上昇、日本のGW以来の水準です。
ここまで利回りが上昇する背景には、米当局者のタカ派スタンスや好調な経済指標が挙げられます。
CME FedWatchによる年内利下げ確率は現時点で「1回」ですが、、当局による「より長く、より高い」政策金利の維持が意識される環境です。
大手クオンツファンド(数量データ分析に基づき運用) などからも、米債ショート推奨の声が聞かれます。
▼ファンドポジション
毎週末に公表されるCFTC建玉明細によると、先週28日時点のファンドポジションは約39万枚米10年債を売り越しています。
左軸:米10年債利回り(%) 右軸:ファンド買い越し(枚)
今年1月30日の859,015枚をピークとして、大口投機玉は売り越しを徐々に減らしています。
そして、こちらは短期債の代表格「2年債」のCFTCポジションです。
左軸:米2年債利回り(%) 右軸:ファンド買い越し(枚)
ファンドは10年債の売りを減らしつつ、2年債の売り越しをキープしていることが分かります。
10年債利回りは低下、そして2年債利回りは高止まりする見通しです。
ファドは逆イールド拡大にポジションを傾けていました。
▼逆イールド、急速に縮小
事実連休前24日の米2年債利回りは4.946%、10年債利回りは4.465%、逆イールドは0.481まで拡大、今年最高水準にまで逆イールドが進行しました。
右軸:米長短利回り格差(上下逆注意)
米国の連休明けより逆イールドが縮小、先月29日にはマイナス0.359まで一気に縮小しています。
このまま縮小が続き、そのうち逆イールドが解消される可能性が出てきました。
昨年10月にご紹介したブルームバーグ記事からの引用です。
これまでの歴史を振り返ると「ソフトランディング」による利下げは皆無で、「何か起こってから」の緊急利下げが繰り返されています。
米2年債利回りの急低下による逆イールド解消が来るかもしれません。
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