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大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
<今週の予定>
・2日:OPECプラス、メキシコ大統領選
・4日:インド総選挙開票
・5日:カナダ中銀政策金利
・6日:ECB政策金利、欧州議会選(~9日)、新月
・7日:米国雇用統計
・8日:中国端午節(~10日)
<CFTC建玉明細>
金
(直近3週間)
5月28日終了時点のNY金大口投機玉の買い越しは236,585枚。
前の週と比べ、6,779枚買い越しが増えました。
大口投機玉買い越しは2年ぶり水準、ロシアによるウクライナ侵攻以来です。
白金
(直近3週間)
5月28日終了時点のNY白金大口投機玉の買い越しは27,567枚。
前の週と比べ、82枚買い越しが減りました。
取組は増加したものの、ポジションに変化は見られませんでした。
CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。
<今週の見通し>
今月は、「三日新ポ」です。
まずは先週から続く「選挙ウィーク」の動向ですが、白金プレーヤー注目の南ア総選挙は与党「アフリカ民族会議」(ANC)は過半数を維持することができませんでした。
政策見通しの不透明さにより、特に先週木曜日以降ランドの下落が目立ちます。
NY白金相場に強い影響を及ぼすランド相場ですが、ここ数日は調整が見られます。
政治の混迷を嫌気した下落が続くのか、いったんの材料出尽くしとなるのか。
一方火曜日から開票が始まるインド総選挙は、与党圧勝の見通しです。
こちらは、ルピー相場の上昇が期待されています。
メキシコ大統領選も、事前予想通り与党候補が逃げ切る見通しです。
選挙以外にも今週はイベントが目白押しで、水曜日にカナダ中銀、木曜日にはECBによる政策金利の公表が予定されています。
特に一時の利下げ期待にやや後退が見られるECBについては今会合で最終決断が下されますが、今後のユーロ相場の見通しに影響を与えそうです。
前回数字が異常に弱かった米雇用統計にも注目が集まります。
なお米国はブラックアウト期間に突入、当局者から金融政策に関する発言は聞かれません。
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
<会員様向け>
…
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