【米金利見通し】やっぱり「より高くより長く」 | 浪風谷本

浪風谷本

次の10年へ

応援よろしくお願いいたします。

下矢印下矢印下矢印

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表
)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・トルコ消費者物価指数[前年比]64.77%(予想64.95%  前回61.98%)
・独失業者数5.0千人(予想20.0千人  前回21.0千人)
・米MBA住宅ローン申請指数1.4%(前回-10.7%)
・米ISM製造業景況指数47.4(予想47.1  前回46.7)
・米JOLT労働調査[求人件数]879.0万件(予想882.1万件  前回885.2万件)

 

ニュース、要人発言

ドルは対円で過大評価されている、140円50銭近辺が適正、ドイツ銀行
ドルは対円でまだまだ下落すると、ドイツ銀行が金利スワップスプレッドで測った為替レートの「フェアバリュー」分析を基に予想した、ドルは一方で、割高なスイス・フランと比べると割安だとしている(ブルームバーグ)
中国、政策銀行に7兆円注入-景気下支えに向けて資金供給を強化か
中国人民銀行(中央銀行)は先月、複数の政策銀行に低コストの資金、500億ドル(約7兆1000億円)近くを注入した、景気下支えのため、住宅・インフラのプロジェクトに対する資金供給を強化している可能性が示唆される(ブルームバーグ)
OPECプラス、2月上旬に合同監視委会合 減産状況評価=関係筋
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は2月上旬に合同閣僚監視委員会(JMMC)を開催する、複数の関係筋が2日、明らかにした。正確な日程は未定としている(ロイター)
米利上げ終了でも外貨MMFに注目 利回り依然高水準
米国の利上げが事実上終わり、海外金利の低下や円高のリスクがあるものの、海外の金利水準は依然として高い、マーケットの状況により機敏に売買できる外貨運用商品ということから「外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)」が注目されている(日本経済新聞)
中国、ゲーム規制責任者を解任か 株価暴落で
中国政府が昨年末にオンラインゲームへの規制強化案を発表し、ゲーム各社の株価が暴落したことを巡り、共産党の担当幹部が解任されたとロイター通信が3日までに伝えた、長引く景気低迷からの脱却を党や政府が目指す中、市場の信頼を損なった責任を問われたとみられる(共同通信)
ドル、2024年は明るい出足-米利下げ予想後退で3月以来最大の上昇
ドルは昨年3月以来の大幅上昇を記録して今年のスタートを切った、今年の米利下げ規模を巡る予想が市場で後退した(ブルームバーグ)
ドイツ製造業PMI、12月50割れも8カ月ぶり高水準 見通し好転
S&Pグローバルがまとめた12月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は43.3で前月の42.6から上昇、好不況の分かれ目の50を引き続き下回ったが、5カ月連続の改善で8カ月ぶりの高水準となった(ロイター)
米経済の軟着陸、実現可能性高まる=リッチモンド連銀総裁
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は3日、雇用市場に大きなダメージを与えることなくインフレを抑制する連邦準備理事会(FRB)の取り組みに「現実的な前進」が見られていると述べ、経済のソフトランディング(軟着陸)を実現できる可能性がますます高まっているとの考えを示した(ロイター)
FOMC議事要旨
「インフレの上振れリスクは低下した」
「さらなる利上げが適切になる可能性」
「インフレへのリスクと雇用の均衡拡大に向かう」
「政策金利がピークかそれに近い可能性」
「バランスシートの縮小はこれまでのところ順調に進んでいる」
「GDP成長率は鈍化、労働市場のリバランスは2024年も続く」
「政策がしばらくの間、制限的なスタンスを維持することが適切」
「FEDの2%インフレ目標に向けて2023年に明らかな進展が見られた」
「労働供給の改善と需要の緩和が労働市場のバランス改善」
「健全なバランスシートに支えられ個人消費は好調だった」
「インフレを抑制するための制限的な政策スタンスを予想」
「金利は想定より長くピーク水準維持する可能性」
「政策金利はピークもしくはその近辺」
「慎重でデータに依存したアプローチを維持する重要性を強調」
「労働市場は逼迫しているが、引き続きバランスは改善」
「2024年末までに利下げが見込まれるとの見通し」
 

市況

東京前営業日比

 

12/29 15:15

01/04 07:00

円換算

ドル円

141.29

143.29

2.00

NY金

2,081.80

2,049.35

-31

NY白金

1,024.90

985.70

-95

(時間は東京タイム)

 

日本時間今朝4時に公表されたFOMC議事録から、米国の政策金利は引き続き「より高くより長く」なる見通しが確認されました。

市場はドル高株安の反応、ダウは一時300ドル以上下落しています。

ユーロドルは一時1.09割れ、ドル円は143円台を回復しています。

 

 

週末には雇用統計を控えており、更なるドル高イベントとして警戒されます。

 

株式

ダウ:37,430.19ドル(-284.85)

ナス:14,592.21(-173.73)

 

 

ドル高により株価は下押しの動き、議事録公開後は買い戻しの動きも見られました。

ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。

※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
 

債券

米10年債利回り:3.909%(-0.021)

実質金利:1.697%(-0.026)

 

右軸:期待インフレ率

 

今朝の期待インフレ率は2.212、前日より0.004低下しています。

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

12/27

2,093.10

1.627

12/28

2,083.50

1.680

12/29

2,071.80

1.706

01/02

2,073.40

1.723

01/03

2,042.80

1.697

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)


実質金利は1.697%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。

 

原油

NY原油2月物は、2.32ドル高の72.70ドルにて終了。

 

 

地政学リスクなどを背景に、NY原油は大幅反発です。

 

貴金属

<金市況>

昨晩のNY金2月物は、30.60ドル安の2042.80ドルにて終了。

今朝の国内金は、19円安の9,403円で終了しています。

 

 

議事録へのタカ派期待から、大幅反落となりました。

 

 

SPDR874.21トン(-4.33トン)

 

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<白金市況>

昨晩のNY白金4月物は、11.20ドル安の987.10ドルにて終了。

今朝の国内白金は、83円安の4,425円で終了しています。

 

 

ドル高期待を受けNY白金は続落、パラも12ドル下落しています。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

<会員様>

 

あらためまして、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

「浪風谷本」メール会員募集のお知らせ

「浪風谷本」では、メール会員を募集しています。

その日の市況や相場見通しを「会員メール」として1カ月間、無料でお送りいたします。

メールの受信は、PCでもスマートフォンでもけっこうです。

期間内は相場相談も受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。

 

手紙メール会員お申し込みはこちら(Gmail)手紙

手紙こちらはヤフーメール、「メールアドレス」「お名前」「ご連絡先」をご明記のうえどうぞ手紙

 

※携帯、スマホへショートメールをお送りいたしますので、ご返信いただくことにより本登録とさせていただきます。

 

メール会員にご登録いただきますと、1カ月間最新の相場情報を無料でお届けいたします。

まずはお役に立てるかどうか、お試しください。

よろしくお願いいたします。