【SPDR更新】米債利回り上昇止まらず、実質金利は2.2%を越える | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・米住宅価格指数[前月比]0.8%(予想0.4%  前回0.4%)
・米S&P/ケース・シラー[前年比]0.10%(予想-0.10%  前回-1.17%)
・米新築住宅販売件数67.5万件(予想69.8万件  前回73.9万件)
・米消費者信頼感指数103.0(予想105.5  前回108.7)
・米リッチモンド連銀製造業指数5(予想-7  前回-7)

 

ニュース、要人発言

米政府閉鎖なら信用にマイナス、「格付けに圧力」=ムーディーズ
格付け会社ムーディーズは25日、米議会が期限までにつなぎ予算案を可決できず政府機関が一部閉鎖されれば、他の高格付けの国と比べ米国のガバナンスの弱さが浮き彫りになるため、米国の信用に「マイナス」になるとの見方を示した(ロイター)
鈴木財務相
「過度な為替変動に対し、あらゆる選択肢を排除せず適切に対応」
「為替相場、過度な変動は好ましくない、安定的に推移すべき」
中国恒大の元CEOら拘束か 不正資金問題で昨年辞任
経営再建中の不動産大手、中国恒大集団の最高経営責任者(CEO)を務めていた夏海鈞氏と最高財務責任者(CFO)だった潘大栄氏が中国当局に拘束されたとみられると中国メディアの財新が26日までに報じた(共同通信)
米上院がつなぎ予算の超党派合意に近づく、政府閉鎖回避探る-関係者
米上院の共和党と民主党はつなぎの予算案で合意に近づいている、10月1日に始まる新会計年度の予算編成を巡る両党の対立で、政府機関が閉鎖に追い込まれることを避けるためだ、交渉を知る関係者が明らかにした(ブルームバーグ)
桜井元日銀審議委員
「日銀のマイナス金利終了は来年4月頃まで見送りか」
鈴木財務相(二回目)
「高い緊張感を持って市場の動向を見ている」
シムカス・リトアニア中銀総裁
「PEPP再投資に関する議論、早急に始めるべき」
ミュラー・エストニア中銀総裁
「現状では、これ以上の利上げは見込んでいない」
ハンガリー中銀
政策金利を現行の13.00%に据え置く事を決定した
中国恒大の一部オフショア債権者、清算申し立てに参加へ=関係筋
中国不動産大手、中国恒大集団の一部オフショア債権者が、来月までに再編計画が提示されなければ、会社清算申し立てに参加する予定であることが分かった(ロイター)
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「追加利上げ必要になる確率を40%とみている」
ホルツマン・オーストリア中銀総裁
「さらなる利上げを排除できない」
「インフレの上振れリスクは依然として存在する」
「経済はまだ予想外の好転の可能性がある」
「我々の金融政策は機能している」
 

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

米当局による引き締めの長期化懸念を背景に、米長期金利が上昇。
ドル買いがさらに進行、ドル円は149円台を回復、ユーロドルも1.05台に沈んでいます。
今週は米消費関連指標の発表が相次ぐため、引き締め見通しへの影響が注目されます。
 

株式

ダウ:33,618.88ドル(-388.00)

ナス:13,063.61(-207.71)

 

 

前日の買い戻しは一巡、引き締め長期化懸念から株価は再び下落に転じています。

ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。

※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
 

債券

米10年債利回り:4.550%(+0.017)

実質金利:2.179%(+0.053)

 

右軸:期待インフレ率

 

今朝の期待インフレ率は2.318、前日より0.040低下しています。

 

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

実質金利は2.232%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。

 

原油

NY原油11月物は、0.71ドル高の90.39ドルにて終了。

 

 

需給ひっ迫懸念を背景に、NY原油は再び90ドル台乗せです。

 

貴金属

<前日内部要因>

9月26日金相場表

 

昨日の金は、3円安の9,158円にて終了。
取組が2日ぶりに増加、買いが入ったものと思われます。

<金市況>

昨晩のNY金12月物は16.80ドル安の1,919.80ドルにて終了。

今朝の国内金は、48円安の9,107円で終了しています。

 

 

ドル高や米債利回りの高止まりがNY金の上値を抑え、先々週安値を更新しました。

 

 

SPDR872.77トン(-3.75トン)

 

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

9月26日白金相場表

 

昨日の白金は、69円安の4,308円にて終了。
こちらも前日までの取組減が一服、個人がようやく買い始めました。

<白金市況>

昨晩のNY白金1月物は9.40ドル安の914.20ドルにて終了。

今朝の国内白金は、変わらずの4,308円で終了しています。

 

 

NY白金10月限は一時901.50ドルまで下落、総取組は7万5千枚にまで減少しています。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

<会員様>

 

9月ラスト週、米債利回りの上昇が止まりません。

今週の米物価、消費関連指標に注目が集まります。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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