市場の見通し、ややきな臭くなる… | 浪風谷本

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Tel:06-6300-5757(代表
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・独製造業PMI42.9(予想45.0  前回44.5)
・ユーロ圏製造業PMI44.6(予想46.0  前回45.8)
・米製造業PMI48.5(予想50.0  前回50.2)
・米新築住宅販売件数68.3万件(予想66.2万件  前回65.6万件)
・米リッチモンド連銀製造業指数-15(予想-8  前回-10)

 

ニュース、要人発言

日経平均9日ぶり反落、半導体輸出規制の発表きっかけに電機など売り
23日の東京株式相場は反落、日経平均株価は9営業日ぶりに下落し、節目の3万1000円を下回った、半導体輸出規制に関する政府発表をきっかけに戻り売りが優勢になった、上昇相場の続いた反動が出た(ブルームバーグ)
トヨタ株、引け直前に急落し4.7%安 市場では解釈交錯
トヨタ自動車株が23日、大引け直前に急落し、前営業日比4.77%安の1,857円で取引を終えた、前場ではプラスで推移し、後場も前日終値付近での推移を続けていた中での急落に市場は困惑しており、その解釈は交錯している(ロイター)
サウジ・エネルギー相、空売り筋に警告 OPECプラス会合控え
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は23日、来月4日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合を控え、今後も空売り筋を「痛めつける」と発言、空売り筋に注意を促した(ロイター)
IMF、英経済見通しを上方修正 今年は景気後退予想せず
国際通貨基金(IMF)は23日、英経済の見通しを上方修正し、今年リセッション(景気後退)入りするとはもはや予想していないとした(ロイター)
中国でコロナ再拡大 専門家「6月末に第2波のピーク」
中国で感染症研究の第一人者である鍾南山氏は22日、中国では「6月末に新型コロナウイルスの感染第2波がピークに達し、毎週約6500万人が感染する」との見方を示した(日本経済新聞)
デギンドスECB副総裁
「ノンバンク金融機関(影の銀行)について、3月の銀行部門の混乱時に順調だったとしても市場のボラティリティーにはとくに脆弱だ」
ベイリー英中銀総裁
「インフレ率が依然として2桁にとどまり、食品価格が1970年代以降でもっとも速いペースで上昇するなかで、中銀には学ぶべき非常に大きな教訓がある」
ハンガリー中銀
政策金利を現行の13.00%に据え置く事を決定した
マン英中銀委員
「英中銀はインフレの持続性を過小評価してきた」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「インフレが定着する状況になった場合は、高水準の政策金利をより長期にわたって維持する必要がある」(CNN)
ジェフリーズ民主党下院議員
「債務交渉、大きな進展みられず」
マッカーシー米下院議長
「バイデン大統領と今日はまだ話していない」
「すべてが完了するまで作業を続ける予定」
「今日ホワイトハウスに行く予定はない」
ナーゲル独連銀総裁
「ECBの政策金利は長期間にわたり抑制的な水準にとどまる見通し」
「数回の利上げが依然として必要」
ラガルドECB総裁
「われわれはユーロ圏のインフレを義務付けられた2%の目標に戻すことを約束した」
「それが記録的なペースで金利を引き上げてきた理由」
「十分に制限的な水準まで金利を引き上げ、必要な限りその水準を維持する」
 

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

昨日東京タイムには一時139円を試す動きでしたが、株価下落に伴いドル高円安は一服。
NYタイムではドル高の流れから、再度138円台後半を攻める動きとなっています。
ユーロドルは1.07台へ下落、クロス通貨も下押しの動き、全般リスク回避の流れです。
 

株式

ダウ:33,055.51ドル(-231.07)

ナス:12,560.25(-160.53)

 

 

債務上限引き上げ協議に進展が見られないことや引き締め長期化見通しから、ダウは続落です。

ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。

 

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

 

債券

米10年債利回り:3.700%(-0.015)

実質金利:1.416%(-0.052)

 

右軸:期待インフレ率

 

今朝の期待インフレ率は2.284、前日より0.033上昇しています。

 

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

実質金利は1.416%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。

 

原油

NY原油7月物は、0.86ドル高の72.91ドルにて終了。

 

 

サウジのエネルギー相が、カラ売り筋を痛めつけると発言しています。

 

貴金属

<前日内部要因>

5月23日金相場表

 

昨日の金は、10円安の8,727円にて終了。

先限取組が総取組の5割を越え始めました。

 

<金市況>

昨晩のNY金8月物は、2.90ドル安の1,992.80ドルにて終了。

今朝の国内金は、44円高の8,771円で終了しています。

 

 

8月限は一時1,980ドルにまで下落しましたが、リスク回避から買い戻されました。

 

 

SPDR:941.29トン(-2.60トン)

 

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

5月23日白金相場表

 

昨日の白金は30円高の4,632円にて終了。
取組に大きな変化は見られませんでした。

<白金市況>

 

昨晩のNY白金7月物は、19.70ドル安の1,057.60ドルにて終了。

今朝の国内白金は、34円安の4,598円で終了しています。

 

 

昨日の上海総合指数は1.52%下落、白金相場の上値を抑えました。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

<会員様>

 

全般リスク回避の流れ、ダウは直近安値を割り込むのか注目です。

 

今朝の大阪の日の出は4時49分、この時間でもかなり明るくなってまいりました。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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