米利上げ観測再加速、新興国は耐えられない | 浪風谷本

浪風谷本

次の10年へ

応援よろしくお願いいたします。

下矢印下矢印下矢印

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表
)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

▼外為市場でのドル買い戻し

 

先週木曜日のMPC、ECBを経て、欧州通貨が崩れ始めました。

 

 

代表格である「ユーロドル」を確認すると、ECB当日に高値1.1034を記録。

昨年4月以来の1.10越えとなりました。

ここまでユーロが上昇した背景としては、特に「暖冬」によるエネルギー価格の低下、それに伴うユーロ圏経済の回復見込みなどが挙げられます。

さらにFRBによる引き締め鈍化期待から、欧米金融政策の温度差がユーロドル上昇を後押ししたとも言えるでしょう。

 

ところが2月2日を境に欧州通貨は上昇一服、1月10日以来の水準にまで下落しています。

欧州経済が再び引き締めを警戒、さらにFRBによる「引き締め直し」があらためて意識された結果です。

 

▼短期債利回り急騰

 

FRBによる資金供給「引き締め直し」見通しから、昨夜の米債利回りはさらに上昇。

特に短期債の利回りが上昇しており、あらためて政策金利の引き締めが意識されています。

 

 

特に3カ月物利回りは、4.7%台半ばにまで急上昇。

おそらく「2007年夏」以来の水準、ご存知の通りこの直後に「リーマンショック」です。

2007年前半に3カ月物利回りは、ピーク5.1%を記録後に「利下げ」を行いました。

現在市場は、FF金利5.00-5.25%を織り込みつつあります。

 

 

こちらは今朝のFedWatchツール、5月会合での「5.25-5.50%」が8%となってきました。

少なくとも、5月会合での25bp以上の利上げ確率は、8割を越えてきました。

リーマンショック時の政策金利となります。

利上げ停止観測から一転、再利上げとなっており、こうなると弱い国が耐えられなくなります。

今後は特に新興国市場の動向が警戒されます。

 

 

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

「浪風谷本」メール会員募集のお知らせ

「浪風谷本」では、メール会員を募集しています。

その日の市況や相場見通しを「会員メール」として1カ月間、無料でお送りいたします。

メールの受信は、PCでもスマートフォンでもけっこうです。

期間内は相場相談も受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。

 

手紙メール会員お申し込みはこちら(Gmail)手紙

手紙こちらはヤフーメール、「メールアドレス」「お名前」「ご連絡先」をご明記のうえどうぞ手紙

 

※携帯、スマホへショートメールをお送りいたしますので、ご返信いただくことにより本登録とさせていただきます。

 

メール会員にご登録いただきますと、1カ月間最新の相場情報を無料でお届けいたします。

まずはお役に立てるかどうか、お試しください。

よろしくお願いいたします。