【悲報】吊し上げ始まる…

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

おはようございます。

注目経済指標

・豪中銀政策金利0.85%(予想0.60% 現行0.35%)
・独製造業受注[前月比]-2.7%(予想0.4% 前回-4.2%)
・米貿易収支-871億ドル(予想-895億ドル前回-1077億ドル)

ニュース、要人発言

鈴木財務相
「急速な為替変動は好ましくない、緊張感持って注視している」
黒田日銀総裁
「YCC軸とする強力緩和を粘り強く続ける」
「好循環実現には、緩和で賃金上昇しやすい環境必要」
「金融緩和の拙速縮小、2%安定的実現から遠ざかる」
松野官房長官
「為替の安定は重要、急速な変動は望ましくない」
オーストラリア中銀
「政策金利を0.50%引き上げ0.85%にすることを決定」
「インフレは大幅に上昇した」
「消費者物価を目標に戻すため必要な措置を取る」
ミュラー・エストニア中銀総裁
「エネルギーと食料のコストが低下すると考える理由はない」
中国外貨準備
5月末は3.128兆ドル、4月末は3.12兆ドル
値上げ許容発言「不適切だった」
黒田総裁が6日の講演で「家計の値上げ許容度が高まっている」と発言するとインターネット上などで批判が集中、7日の参院財政金融委員会で「必ずしも適切な言い方でなかった」と発言を事実上修正した
ウィクラマシンハ・スリランカ首相
基本的な生活水準を維持するために今後6ヵ月で50億ドルが必要になると発言、人民元建てスワップ15億ドルの条件について中国と再交渉していると述べた
ショイグ露国防相
ウクライナのベルジャンスク港とマリウポリ港の地雷撤去作業が終了し、穀物輸出を再開する準備が整ったと述べた
イエレン米財務長官
米国は「許容できない」水準のインフレに直面しているとし、経済を弱体化させることなく物価圧力を抑制するために適切な予算編成が必要との考えを示した

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

前日に3%台にまで上昇した米債利回りが伸び悩み、全般ドル高が一服。
ドル円は132円台中盤水準、ユーロドルは1.07水準を回復しています。
明日はECB、週末は米消費者物価指数の発表が予定されています。

株式

ダウ：33,180.14ドル(+264.36)

ナス：12,175.23(+113.86)

米債利回り低下により、ハイテク株を中心とした買い戻しが見られました。

「ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

債券

米10年債利回り：2.977%(-0.063)

実質金利：0.219%(-0.036)

今朝の期待インフレ率は2.758、前日より0.029低下しています。

(過去5営業日)

右軸：実質金利(上下逆注意)

実質金利は0.219%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。

原油

NY原油7月物は、0.91ドル高の119.41ドルにて終了。

120ドル近辺では、利益確定売りが強まっています。

貴金属

金

＜前日内部要因＞

6月7日金相場表

昨日の金は、74円高7,838円にて終了。

日中の円安を受け、買い建ちが入りました。

＜金市況＞

昨晩のNY金8月物は、8.40ドル高の1,852.80ドルにて終了。

今朝の国内金は、27円高7,865円で終了しています。

米債利回り低下を受け、1,850ドルを回復しています。

SPDR:1,063.07トン(変わらず)

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

＜会員様＞

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白金

＜前日内部要因＞

6月7日白金相場表

昨日の白金は、43円安4,124円にて終了。

おそらく金売り白金買いポジションの解消が出たと思われます。

＜白金市況＞

昨晩のNY白金7月物は、17.10ドル安の1,012.90ドルにて終了。

今朝の国内白金は、48円高4,172円で終了しています。

利益確定売りが出たものの、1,000ドル割れトライに失敗です。

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

＜会員様＞

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黒田総裁値上げ許容発言を謝罪
日銀の黒田東彦総裁は7日、共同通信きさらぎ会の6日の講演で「家計の値上げ許容度も高まってきている」と述べた発言について「家計が自主的に値上げを受け入れているという趣旨ではなかった。誤解を招く表現で申し訳ない」と陳謝した。首相官邸で記者団に語った。日銀総裁が自らの発言について謝罪するのは異例。
黒田氏は「むしろ家計としては、いわば苦渋の選択として、やむを得ず値上げを受け入れている状況だと思う」とも語った。その上で「まさに賃上げの必要性がより高まっているという文脈で申し上げた」と釈明した。

始まりました…。