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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
ECB理事会とは
欧州中央銀行(ECB)最高の意思決定機関。ユーロ圏の統一的な金融政策を決定する。6週間毎に開催され、役員会メンバー6名(総裁、副総裁、理事4名)とユーロ圏の中銀総裁19名の計25名で構成される。
9日にドイツ・フランクフルトにて、ユーロ通貨圏の金融政策を話し合う「ECB理事会」が開催されます。
協議後に政策金利が公表され、その後ラガルドECB総裁による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。
資産購入終了が第3Qとなることが示唆され、ユーロは対ドルで年初来安値を更新。
会合後の会見でFRBとの政策の違いを問われたラガルド総裁は、次のように述べています。
「それぞれの金融政策を比較することは、リンゴとオレンジを比較することだ」
資産買い入れ終了後に利上げを行うという手順を強調、買い入れ終了後1週間から数カ月後に利上げを行うとしました。
現在のコンセンサスは、7月会合からの利上げ開始。
今回会合では、利上げ幅のヒントなどが得られるかが注目されています。
前代未聞のラガルドブログ、9日にECBはどう動く
今回の政策理事会は5月23日にラガルドECB総裁の名で突如発表されて物議を醸したブログ『Monetary policy normalisation in the euro area(ユーロ圏の金融政策正常化)』の内容を追認するものになるはずである。
ブログの内容を最高意思決定機関である政策理事会が追認するという構図は本来あってはならないものといえるが、ブログ内で提示された3つの論点、①拡大資産購入プログラム(APP)は7月に終了、②初回利上げも7月に実施、③9月末にはマイナス金利も終了、はいずれも前回の政策理事会(4月13~14日)では明らかにされていなかったものであり、正式な場所で正式な決定を経る必要がある。(6月7日「東洋経済」より)
7月会合でのAPP終了、同時に利上げも開始。
そして9月会合以降は、いよいよマイナス金利が解消される見通しです。
こういった動きを受け、ユーロドルの下落は一服となっています。
先月13日には1.035にまで下落したユーロドルでしたが、下げは一服。
1週間後にはFOMCが控えており、一方的な動きにはなりにくい見通しです。
右軸:ユーロドル(上下逆注意)
ウクライナ情勢を背景としたユーロ売りは一服、それに伴い安全資産として買われていたNY金の上昇も一服。
ゆえに、ユーロドルとNY金の「逆相関」も一服しています。
ユーロドルもNY金も横ばい推移が続いています。
ECB理事会による声明は日本時間9日20時45分、ラガルド総裁会見は21時半です。
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