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大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
※先週19日、会員様向けにお送りしたものを一部抜粋して掲載いたします。
金限日先物制度概要(抜粋)
金限日取引には実質的な取引期限がないうえ、プライス・スキャンレンジも21,600円(22日現在)であることから、手軽に取り組める金投資として人気があります。
金標準先物価格を参考に、帳入れ値段を算出します。
だいたい2番限に近い値段となります。
清算値段は、通常取引よりも高めになることが多いのが特徴です。
昨年などは一時137円拡大する場面も見られました。
なぜ、限日取引は割高となってしまうのでしょうか?
▼限日と通常先物取引が乖離する理由
ゴールドスポットの魅力は、なんといっても「期限がない」こと。
自分にとって都合の良い値段が来るまで保有しておけばよいわけで、その自由さが魅力の一つです。
「金標準先物」価格には金利や保有コストが加算されますが(フォワードレート)、ゴールドスポットの場合は無期限なので標準取引よりも保有コストの分「割高」になります。
また、小口取引であるため、手数料も高めの設定となることから、ゴールドスポット価格は金標準先物価格よりも上ザヤであることが普通です。
以下は今年1年間の金、ゴールドスポット終値、サヤの推移です。
右軸:GS-金(上下逆注意)
本日時点でサヤは45円に拡大、およそ1カ月ぶり水準です。
先ほども書きましたように、ゴールドスポットは手軽に金取引を楽しめることから、参加者は個人投資家がメインです。
値段が安いと個人投資家は買いますので、個人投資家がより多く参加するゴールドスポットは上ザヤになる傾向があります。
現に、先週木曜日に掲載した「投資部門別建玉内容集計表」にて「通常金」は大阪移管後最高の「売り越し」でしたが、ゴールドスポットは「個人買い越し」です。
ゴールドスポット個人投資家ポジション
極論を書くと、個人投資家は「スポット買い通常売り」で、サヤは縮小方向に動きました。
11月12日には一時「17円」にまで縮小し、今年最少でした。
個人投資家が通常取引の金売りを頑張り、ゴールドスポット買いをがんばってキープした結果です。
ところがこの日を境に、スポットのサヤが徐々に広がりはじめています。
昨日18日は、金6,838円ゴールドスポット6,877円でしたので、サヤは39円。
今月最も拡大した場面が1日の42円でしたので、まあまあ広がり始めたことが確認できると思います。
▼個人は耐えきった?
ゴールドスポットがたくさん買われたのでしょうか。
先週終了時(12日)ゴールドスポット取組は49,209枚、昨日が49,124枚。
取組はやや減少、さらに買いが入ったわけではないようです。
ということは、「通常先物価格が上がらなくなった」。
つまり、売りポジションを徐々に縮小し始めたと言えます。
正確には明後日金曜日に「投資部門別建玉内容集計表」を確認するしか方法はありませんが、先週はやや売り越しが解消されていると推測されます。
今週末に確認できたらいいですね。
そろそろ北新地のイルミネーションも始まったのではと期待して今朝訪れましたが、まだでした。
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