トランプ米大統領、セッションズ司法長官の辞任発表 事実上の更迭
トランプ米大統領は7日、セッションズ司法長官が辞任したと発表した。セッションズ氏は司法長官に就任後、2016年大統領選の期間中に駐米ロシア大使と接触していたにもかかわらず、議会に報告していなかったことが表面化した。(11月8日産経新聞より抜粋)
当面はセッションズ氏の首席補佐官を務めたマシュー・ウィテカー氏が長官代行を務めるとのこと。
そのウィテカー氏については過去にモラー特別検察官によるロシア疑惑捜査の制限を主張していたこともあり、民主党のシューマー上院院内総務は「ロシア疑惑捜査に関与すべきでない」と主張しています。
セッションズ氏の辞任発表を受け、米国民の間では「トランプは下院が入れ替わる前にロシア疑惑捜査を終了させるつもりではないか」と話題になっています。
今回の中間選挙で当選した方々の任期は、2019年1月3日から2年間です。
つまり年内はまだ上下院ともに共和党が過半数を抑えているので、やれることをやってしまいたいという思惑はあるかもしれませんね。
ここで当サイト推奨「ロシアゲートが出ると原油上がる説」の登場です。
原油が上がるとロシアの国力が増すためロシアゲート問題が出てくるという理論です、たぶん。
もしくはその逆かもしれません。
検証したこともありませんが、なんとなく当たっていると思われます。
原油価格は10月3日に今年の高値76.9ドルを記録した後、現在は3月以来となる62ドルまで下落。
今週から始まったイラン制裁による供給ひっ迫懸念を当て込んだ買い玉が苦しんでいます。
そんな原油相場に朗報となりそうなのが冒頭の「セッションズ氏辞任報道」なのですが、加えて金相場で苦しんでいる当サイトにとっても救世主となるかもしれません。
それは10月15日記事「原油高過ぎ?金安過ぎ?(金原油比価)」によるもので、原油に変わり上昇を続けた(ほどでもありませんが)金と主役交代となるかもしれません。
昨晩の金原油比価は19.92となっており、6月15日以来です(20.10)。
本日の東京金出来高は21,432枚、原油出来高は27,535枚、主役交代しそうな雰囲気ありませんか?
まとめ
・昨晩セッションズ司法長官の辞任が発表されウィテカー氏が代行を務めると発表されたことから、米国民は「ロシア疑惑捜査を駆け込み終了させるつもりやろ!」と騒ぎ出す。
・「ロシア疑惑登場→原油価格上昇」アノマリー発動!
・上昇を続けた金原油比価に変化が見られるかも(金が下がるかも)
原油価格低迷により息を吹き返していた新興国にとってどのような影響が見られるのか、併せて注目。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員