昨日20日から彼岸入りとなり、26日まで「お彼岸」となります。
来週月曜日は「秋分の日」で日本はおやすみ、中国も「中秋節」により休場です。
9月相場アノマリーを確認します。
まずは"Sell In May."(セルインメイ)について。
「Sell In May,and go away ; don't come back until St Leger day.」が全文となります。
直訳すると「5月に売れ、(市場から)去れ、セントレジャーデーまで戻って来るな」となります。
セントレジャーデー(St Leger day)とは、イギリスのクラシック三冠および牝馬クラシック三冠の最終戦セントレジャーステークスが開催される日で、9月第2土曜日です。
今年の9月第2土曜日は8日でしたが、実際にセントレジャーステークスが開催されたのは15日でした。
9月17日のダウは26,151ドルで寄り付いていますが、今朝史上最高値を更新しました。
日本にも9月相場の格言があり、「9月相場は彼岸底」と呼ばれるものです。
これまで日本の場合は9月決算に伴う円転による円高を嫌気しての下落が主流でしたが、もうそんな時代でもないのでしょうか、彼岸底を楽しむ相場展開は少なくなってきました。
2015
2016
2017
今年は、このような動きです。
日経平均、東京金ともに9月はこれまでのところ一本調子で上昇しています。
「9月相場は彼岸底」はどこかへ置き忘れてしまったような動きですが、2月1日にも書きましたように、戎天井や節分天井、七夕、天神などとともに季節の移り変わりを楽しむものなのでしょう。
しかし米中貿易摩擦が本格化している今年に限っては火曜日に掲載しましたように、特にお彼岸(中国中秋節)前後からの下げを警戒しています。
奇しくも連休中は貴金属の重要変化日、安倍首相は国連で演説、トランプ大統領と会談、連休が明けるとFOMCが控えています。
また9月末から英保守党大会が予定されており、ハードブレグジットに傾くのか警戒されます。
大阪の日曜日はお天気回復するそうですが、みなさまご自愛くださいませ。
<東京白金>
昨日の東京白金取次者経由占有率はかなりいいところまで来ましたが、取組減が欲しいところです。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員