今週はカイジが休載なので、久々に小ネタを調査。
先週から地道に調べていたのが、アカギの最新31巻までの「ざわ」の数。
恐らく、福本作品ファンであれば一度は気になった事があると思います。
知ったところで為にはならない、なるわけがない・・・それこそが私の求める誰得データ。
完全に自己満足のための企画ですが、お付き合い頂ければ幸いです。(31巻収録以降の話については、後の単行本発行時で修正・変化がある可能性があるので、現時点ではカウントしませんでした)
それでは早速、調査結果を報告・・・の前に。少しざわの歴史を振り返ります。
まず、アカギにおける記念すべき一つ目のざわがこちら。(1巻第2話より)
何とカタカナ!
これは福本作品の初期作品に見られるもので、天でも初期はカタカナのざわが見られます。
ちなみに、アカギでカタカナのざわが出現するのは、これが最初で最後。
レアざわですね。
また、やはり「ざわ」と言えば、2点リーダー・および3点リーダーの「ざわ・・」と「ざわ・・・」。
「ざわ・・」の初出は、こちらも1巻の第2話。
「ざわ・・・」の初出は、1話遅れて1巻の第3話。
やはり初期から出現していましたね。
今回、31巻までに確認できた「ざわ」及びその亜種は、合計874個!
さらに「ざわ・・・」、「ざわ・・」、「ざわ」等、点の数別にカウントしてみました。
まずは印象的に多いと思われる「ざわ・・・」と「ざわ・・」。
果たしてどちらが多いのでしょうか・・・?(拡大推奨です)
※表中の「―」は、1巻あたり9話ではなく8話収録だったことを表しています。
結果、3点リーダーの「ざわ・・・」が348個、2点リーダーの「ざわ・・」が471個!
個人的には3点リーダーの「ざわ・・・」の方が印象に強かったので、100個以上の差があったとは意外でした。
全「ざわ」874個中、93.7%にあたる819個を、この二大勢力が占める結果に。
また、下のグラフを見ると・・・興味深いことに気付きます。
ざわの変遷は、主に「鷲巣編突入前」「鷲巣W役満和了の前後」という3つの期間に分けられます。
まず、鷲巣編に突入する8巻以前まで、多かったのは2点リーダーの「ざわ・・」。
やはり、この頃はコマが小さく、セリフも多かったのでスペース的に幅の取らない2点リーダーが多用されていました。
また同様の理由から、この時期は↓のように、点が一つの「ざわ・」、点の無い「ざわ」も見られます。
特に点の無い「ざわ」については、ちょうど8巻を境にその後は一度も出現していませんね。
※「ざわ・」例
これはコマ枠のバックでざわが見切れているレアざわでもあります。
そして、グラフに戻ると、8巻以降は一転して「ざわ・・・」が「ざわ・・」の数を逆転。やはり見開きなどが増え、コマのスペースに余裕が生まれたためでしょうか。
さらに、鷲巣がW役満を和了った19巻を過ぎると、今度はざわの数が急激に減少。
特に「ざわ・・・」については1巻あたりで0という事も珍しくなく、ほとんど見かけなくなってしまいました。「ざわ・・」についても、地獄で鷲巣がはっちゃけた29巻を除けば、ほぼ1巻あたりで1ケタに留まっています。
・・・いつも読んでいたのに、これほどざわが減少していたとは知らなかったな。大ゴマが増え、展開に波が少ないため、単純に場がざわざわする事が減ったためですね。
ざわの変遷を知ることで、アカギの作風の変遷も知ることができる。非常に面白い結果となりました。
それでは最後に、上の円グラフで「その他」に分類したざわの亜種、そしてレアざわを紹介します。
レアざわ・恐らく唯一の縦「ざわ・・」
非常にくだらないデータに付き合っていただき、どうもありがとうございましたo(_ _*)o
今後も、時間を見つけて誰得なデータをまとめたいと思っています。
次回はアカギ、鷲巣がこれまでに何回笑ったのか。
また、笑い方の種類について調査します。
(アカギの笑い方で多いのは「フフ・・・」「ククク・・・」、それとも「クク・・・」?)
カウントは既に終わっているので、現在表やグラフをまとめています。
また、当分先になりますが、同様の調査をカイジでも行いたいと思っています。
世の中には暇な奴もいるなあ・・・、と思って頂ければ幸いです。