賭博堕天録カイジ ワンポーカー編・第220話『着火』感想 ~イカサマにはイカサマを~ | ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

カイジ・アカギ・トネガワ等
福本伸行先生の漫画作品
について意見するブログ。
熱い三流を目指します!

今日の箴言!(6日の箴言は既に上げているので5日にしました)

○=提出カード
カイジ/和也 LIFE(2・10) 1ライフ=2億円 []=隠しBOXカード

1回戦
D・D U・U
2○・4 A○・A 1勝/0勝 LIFE(3・9)
Bet1→コール
2回戦
D・D U・D
2・4○ A・3○ 2勝/0勝 LIFE(4・8)
Bet1→コール
3回戦
U・D U・D
Q・2○ A○・6 3勝/0勝 LIFE(5・7)
Bet1→コール
4回戦
U・D U・D
Q・6○ 9○・6 4勝/0勝 LIFE(6・6)
Bet1→カイジBet2→和也ドロップ
5回戦
U・U D・D
K・Q○ 6○・3 5勝/0勝 LIFE(7・5)
Bet1→カイジBet2→和也ドロップ
6回戦
U・D D・D
K・6○ 3○・3 5勝/1勝 LIFE(5・7)
Bet1→カイジBet2→和也Bet3→カイジドロップ
7回戦
U・D U・D
K○・7 9・3○ 6勝/1勝 LIFE(6・6)
Bet1→コール
8回戦
D・D U・D
7○・5 9・3○ 6勝/2勝 LIFE(5・7)
Bet1→和也Bet2→カイジドロップ
9回戦
D・D U・U
5・4○ J・9○ 6勝/3勝 LIFE(4・8)
Bet1→コール
10回戦
D・D U・U
7・5○ Q・J○ 6勝/4勝 LIFE(3・9)
Bet1→コール
11回戦
U・D U・U
K・7○ Q○・A 6勝/5勝 LIFE(2・10)
Bet1→コール
12回戦
U・U U・U
KK○ A○・A 6勝/6勝 LIFE(0・12)
Bet1→カイジコール→和也Bet2→カイジコール
~~~赤ライフ登場・生死を賭けた闘いへ~~~
13回戦 LIFE(1・12)
U・D U・D
K○2 A○・6 6勝/7勝 LIFE(0・12+1
Bet1(カイジ)→自動的にコール
~~~チャンマリの赤ライフ2つを追加~~~
14回戦 LIFE(212+1
U・D D・D
82○ 7・6○ 7勝/7勝 LIFE(3・12)
Bet1()→カイジBet2→和也ドロップ
15回戦
U・D U・D
87○ J7○ 7勝/1分/7勝 LIFE(3・12)
Bet1()→コール
16回戦
U・U U・D
J○・8 J○・4 7勝/2分/7勝 LIFE(3・12)
Bet1()→コール
17回戦
U・U D・D
Q・8○ 5・4○ 8勝/2分/7勝 LIFE(1+3・11)
Bet1()→コール
18回戦
U・U D・D
Q○・9or8 5・3○ 9勝/2分/7勝 LIFE(2+3・10)
Bet1→コール
19回戦
U・U U・D
9○・9or8 Q・5○ 10勝/2分/7勝 LIFE(3+3・9)
Bet1→コール
20回戦
U・U U・U
9・8○ Q○・9 11勝/2分/7勝 LIFE(5+3・7)
Bet1→カイジBet2→和也コール→カイジBet4(3+1)→和也ドロップ

21回戦

U・U U・U
K○・9 Q○・9 12勝/2分/7勝 LIFE(6+3・6)

Bet1→カイジBet2→和也ドロップ

22回戦

U・U U・U
J○・9 9○・8 13勝/2分/7勝 LIFE(7+3・5)

Bet1→カイジBet2→和也ドロップ

~~~チャンマリ後退~~~

23回戦

U・D U・D
9○・3 A○・5 13勝/2分/8勝 LIFE(5+3・7)

[未発見] [A・A・8]

Bet1→カイジコール→和也Bet2→カイジコール→和也Bet3→カイジドロップ

~~~チャンマリ再び傍へ~~~

~~~カイジ・隠しBOX発見~~~

~~~チャンマリ再び後退~~~

24回戦

U・D U・D
A・3 A・5

[A・A・8] [A・8・4]

Bet1→


前回、カイジは隠しボックスのAと配られたばかりの8を交換。それによって自動的にボックスが収納され、この24回戦はAか3で戦う事となりました。

一方、和也は自分にしか見えない位置にあるライトの装置により、カイジのカード交換を察知。さらに自らも、2度目のA交換を実行しました。

隠しボックスを含めたカードの強さは、現時点でAを3枚持つカイジの方が上です。和也は、カイジがAを温存するのではないか・・・と読みますが、カイジは早々にカードを提出。

明るみとなったイカサマ、仕掛け、ルール・・・それら全てを活用し、混沌となったこの24回戦を制するのは果たしてどちらでしょうか。


提出カードがAなのか確認するため、カイジに近寄ろうとするチャン。

しかし、マリオはそれを制止しました。

→気付かれたと思うんだよ

カイジさんが隠しボックスを開けたこと


確かに・・・私も当時指摘しましたが、突然そそくさとその場を離れたわけですから、明らかに不自然でしたよね。

まあ実際の和也はそんな気配などではなく、ライトの仕掛けという絶対的な情報によって知っているわけですけど。


僕たちは

カードの見えない位置で

応援っていうか↓

提出カードは気になるでしょうが、それ以前に自分たちの命が懸かっています。

カード交換はライトで判明しても、さすがに提出カードが何であるか知る装置は無いでしょう。万が一にも、動向や気配のミスで勝率を落とすわけにはいきませんね。


そして、未だカードを提出していなかった和也ですが・・・

遂に1枚のカードを手に取ると、カイジを凝視。

カイジ

決めたぜっ・・・!

さぁ、出揃ったぞ・・・!

それにしても・・・見開きでの異様な迫力といい、和也はやけに自信満々ですね。どうやら、そのカードを選ぶに至った、明確な根拠があったらしいのです。


和也は提出の間際、ひとつだけ確かな真実を手に入れたと、心理描写で語っています。そして再びライトの仕掛けに目を落とした和也は・・・

同時に、また爪を気にしていました。

しかも、この爪・・・!

人差し指に1つ突起があるのは明かされていましたが、中指にも3つの突起があります!Σ(゚д゚;)

そう・・・3つの突起といえば、前回に意味深なコマがありましたよね。


カイジが再びテーブル側面を調べていたとき、描かれていたのは・・・

 謎の3つの穴でした。この形は、完全に和也の中指の凸凹と一致します。

つまりイカサマ発動のスイッチは1つではなかった。もっと言えば、順当に考えて隠しボックスは1つではなかったという事になります。

さて・・・では一体その2つ目の隠しボックスには何のカードが入っているのか?


まず、和也がライトを見ながら語った「ひとつだけの確かな真実」として考えられるのは、カイジがカードを入れ替え、確実にAを1枚持っていること。

その事実が和也に勝利を確信させるということは、確実に存在するAを殺す準備が整ったという事ではないでしょうか。つまり、2つ目の隠しボックスには2のカードが・・・多分Aと同様に3枚ほど入っていると考えるのが自然かな。


そして、カイジにはその3穴を同時に押す術はありません。同時でなくとも爪楊枝で順番に押せばいい、という可能性は恐らく無いと思われます。

もしカイジも2つ目の隠しボックスを開けていたなら、Aの隠しボックスと同様に和也にはそれを察知したはず。もしカイジが開けた・・・と察知していたなら態勢は五分に戻りますから、和也にとってのアドバンテージは消滅。これほど余裕の態度はとれないはずです。


新たにライトが灯らなかった、カイジが2つ目のボックスを開けていないこと。もしかすると、「ひとつだけの確かな真実」とはその事を指しているのかも。


あれ・・・もしかして、この24回戦が最終戦になる可能性もあるのか。

カイジは3穴自体は発見しているわけですから、A以外に隠しボックスを作るとするなら、そのAを利用して殺すための2だと予想するのは容易い事。

カイジはライトの装置は知りませんが、チャンマリの露骨な態度によってAの入れ替えが和也に悟られた・・・と思っているかもしれません。つまり和也がA対策をするならここ、2を使うならここである事も考察可能です。

カイジの3が、和也の2を討つ・・・遂にその時が来たのか!?

今回取り上げられたチャンマリのミスが、むしろ怪我の功名に働いた・・・という展開なのかもしれない。


ただ、一つか二つタイミングが早いような気もするな・・・。

和也としては、カイジが取り替えてすぐにAを出すと断定するのは、危険と分かっているはず。実際に、前回はAを温存してDOWNカードを出すのではないか・・・と予想していた訳ですし。

また、2で限界まで張るとなれば、限りなく100%に近い確率でAが出るという確信が要ります。しかし現在の状況では、カイジにDOWNカードがあると分かっている以上、その100%にはなり得ません。

ですから、確かに和也は2を提出した雰囲気ですが、これで7ライフ全てを賭ける事はしないような気がします。


和也にその確信を持たせる方法、私はコメントで通りすがりさんより頂いた予想を推させていただきます。(ライフ数の都合上、3を捨て駒に使うという部分だけは変更点です)


まず、この24回戦で2を出した和也に3で数ライフ奪取。

次戦、UPカードを引き入れる運が必要ですが、ここでも隠しボックスを使用。和也にライトでそれを確認させ、イコールW・Aとなったことをアピールします。

しかし、実際はUPカードをAではなく、24回戦でAと交換していた8と再交換。W・Aと信じ込み、2なら必勝と限界まで張る和也を、8で殺す。

この作戦なら、和也にとっては中途半端に降りることこそむしろ愚策。一気に全ライフを奪える可能性が十分ありますね。


とはいえ2のボックスが確認されていない以上、全ては推測。ですが、確実にイカサマを利用した戦略、裏の裏を取るカイジらしいクライマックスになりそうです。

色々予想も膨らみますし、面白くなってきましたね(^∇^)


次週は休載。続きが気になりますね。


賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編(12): ヤンマガKCSP/講談社
¥617
Amazon.co.jp