アカギ28巻(特装版)&zippo感想 ~生滅の闘牌~ | ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

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というわけで2日前に届いたアカギの感想を。

何と言っても今巻はこれですよね!

特典のZIPPO!



パカっ・・・!

おお~っ!ヽ(゚◇゚ )ノ

なかなかカッコいいじゃないですか(開けると鷲巣のアゴが外れたようなデザインですけどw)

オイルは別売りなので現状火は着きませんが、着けなくてもいいかな。使用目的でなく観賞用ですからね。

1万円のうち9320円がZIPPO代ですから、大事に保管したいと思います。

以下本編感想

特装版は表紙がアカギ、裏表紙が鷲巣ですね。

ちなみに通常版↓
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何かを言い放つアカギと笑みを浮かべながら打牌へ向かう鷲巣。

ちなみに鷲巣の顔色が紫なのは22巻以来久しぶり。ドーデモイイ


局面は6回線南3局最終盤

前巻、和了牌である2度の北切りを見送った末に6400点の手を張ったアカギが安岡に鳴かせ、鷲巣にハイテイを回した場面から。

もしここで鷲巣が三度目の北を切ればアカギは満貫の和了となり、1100ccを抜かれている鷲巣の採血合計が1900cc。決着必至となります。


ラスヅモで危険牌9萬を引いた鷲巣は、何のためらいもなくその北に手をかけますが・・・

ここは流石の鷲巣。

わざわざ最終巡でハイテイを回された事に違和感を感じ取り、北切りを躊躇。

そりゃね。ここでポンと切られたら拍子抜けもいいとこですし。


しかし残る他の手牌もマンズ・ドラ・中という言うまでも無い危険牌。さらに、アカギにロン牌が手牌にあることを明かされたことで(鷲巣から質問したのですが)、ますます追い詰められるかに見えました。

しかし、ここで鷲巣が閃きます。

それはアカギが北を切りにくくするための意味を持たせに来ということ。

つまり、本来二度通っているため絶対安牌である北にハイテイという可能性をちらつかせて縛り、他の危険牌6種の中から選ばせようとしている。1/6の博打へと引きずり込もうとしているのだと気付いたのです。
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福本先生この例え好きですよね。17歩や愛よりも剣でも使われてましたし。

(愛よりも剣での『血溜まりのはひとつだけ!』は個人的に結構気に入ってます)


さあ、鷲巣は北狙いに気付き他の牌を切るのか!それともマンズを狙う為の陽動と捉えロン牌北を切るのか!

果たして・・・!?
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危うさ

怪しさ

北が放つその不穏な気配を

虚ととるか 実ととるか

その二者択一!

それを今鷲巣が決した!


この最後の牌を置く音は

激しさや強さとは無縁の

平たく静かな音


長い長い

長いレースにゴールした

ランナーがその場に崩れ落ち

膝をつく

そんな・・・

安堵の音!
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アカギ、渾身の満貫炸裂!


アカギの判断はまっすぐ北待ち。最後まで鷲巣はアカギの思惑を超えることが出来ず、白服が号泣する中最後の採血を迎えるのでした・・・。
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・・・その後の展開はお察しください。



(もっとも鷲巣がその後アカギに頭踏まれたり、地獄に落ちたり、もぐら叩きのもぐらになったり、テーブルサッカーの駒になったり、全盛期の運動神経を取り戻したり、鬼の手を串刺しにしたり、ルンバに襲われたり、ブーツを履いた鬼を倒したり、閻魔に踏まれかけたり、その閻魔をビンタしたり、巨大化したり、富士山を破壊したり、戦闘機を叩き潰したりなんて事は多分無いと思います。)