間が空いてしまいましたが、上記の続きです。

冬季は行ける山も無いので、管釣り等でお茶を濁しつつ、私たちは餌の開発に邁進しました。
とはいえ、一番の核心部分に気づいてすらいない時期だったので、魚の5感に訴えるものしか作ることができません。
視覚(見え方)
聴覚(着水音、水中で立てる音)
嗅覚(匂い)
味覚(味)
触覚(口触り)
ここまでコンプリートしても、最終的に「学習」というステップ〜口に入れたら旨かった、これがなければ、野生の魚は絶対に食べてくれないのです。
何かがおかしい。
私達は何を見落としてる?
目の前に正解があるのに辿り着けないジレンマと不明確なソレを言語化出来ない苦痛は凄まじいばかりでした。
それとは別にふと思い立ち、来季の釣りの宿泊先を変更してみよう、と。どちらともなく言い出しました。
これは前シーズンから考えていたことで、地元の山をガイドしてくれる人が居る宿が絶対にいい、と。
現地観光協会に問うと、かなり山側にあるYという宿を紹介してもらいました。
Y宿のご主人、元ハンターのBさんとの出会いが、全ての鍵となりました。

今流に表現すればエコツーリズムとかそういう形態になるかと思うのですが、普通に生活していたら一生体験できないような物凄い場所に、私達は幾度もガイドをしてもらいました。
熊が普通に出る場所だったのも大きい要素でしたが、最初の年はBさんの指示通りの場所と装備に徹底し、山の掟や基本的なルール、人の脆さや車の壊れやすさ、野生動物の恐ろしさについて学ぶ年でした。

関係者以外立ち入り禁止の鍵付きゲートで区切られた広大な村有林に入る時はいつも、ジュラシックワールドに行くような緊張感に満ちています。
うっかり食べ物の匂いをさせれば動物に襲撃され、野生の猿などは普通に投石してきますし、車のガラス越しに食物が見えれば即座にガラスは叩き割られ、シートは剥がされます。
同じ時期にBさんの所に通っていた都内ナンバーの釣り人は猿に車のガラスを割られて、それでも頑張ってレンタカーで通っていたのですが、羚羊に突かれて救急ヘリでの下山=リタイアとなりました。私も滑落創から人生初の破傷風になって墨東病院のお世話になりました。

野生動物の前に私達は圧倒的弱者で、車は身を守る武器にはなり得ない。
ここでふざけると普通に死ぬと痛感させられた最初のシーズンの最終週、Bさんがご褒美に山の中の小さなダムーMダムを紹介してくれました。

このダムが、私達の「なぜ?」の旅の終着駅になり、全ての知識の始発駅にもなったのです。

工藤にとってMダムは、生涯かけて挑んだ聖地となりました。

今、こういうものを作っています。

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アイヌの伝承に⽈く

 【春の嵐で⽩樺の新芽が川に落ちると、オショロコマ(鱒の⼀種)が産まれる

 という⼀節があります。

 ーーーだから川岸に⽩樺を植樹しなければならない。

 ーーー⽩樺の無い川には⿂が産まれない

 とも古⽼は⼝伝しております。

 この伝承の異様さに着⽬した私共は、16 年前、国の産官学共同プロジェクト給付⾦の恩恵を受けて、⽩樺若葉が持つ特別な能⼒の⼀端を突き⽌めました。

 1.【それ】は揮発性であり、油溶性/⽔溶性の両性質を持つこと。

 2.⽩樺若葉にしか含有されないということ。

 3.⾼温に極めて弱く、30℃以上から崩壊が始まるということ。

 4.【それ】は葉の細胞内に含有され、細胞膜を破砕しないと取り出せないということ。


 これらの条件より、フリーズドライ粉砕が妥当であると判断した私共は、現地⼤学のフリーズドライヤーを借りて、⽩樺若葉フリーズドライ粉末を⼊⼿し、【それ】が持つ⿂類への驚異的な薬効性(⿂類に対する強⼒な消炎作⽤)について研究を致しました。

 夏暑く冬は烈しく⻑い。苛酷な⽔温⽔質の変動が四季を通じてもたらされる。冬季の⻑期絶⾷に加え多数の強⼒な捕⾷者の存在。

淡⽔⿂族の極限に近い北海道で、オショロコマを始めとする鱒類は⼤繁栄を続けております。

 ーーー⽩樺の無い川には⿂が産まれない。

とまで⾔われる秘密の鍵は、⽩樺若葉だけが含有する【それ】のもたらす治癒能⼒にある、と。私共は確信した次第であります。


 東⽇本⼤震災の直後、産官学共同プロジェクト給付⾦が打ち切られ、フリーズドライヤーが使えなくなってしまいました。

 何より問題は稼働させる為の電気代実費負担で、当時 1 キロのフリーズドライ粉末を得るのに 6 万円相当(今は更に値上がりしております)がかかり、如何なる薬効があってもこの⼿法は現実的ではない、と断念せざるを得なくなりました。

 断念から 14 年が経過し、細胞膜を破壊する⼿法については新しい⼿段を私共は獲得しました。

これによりフリーズドライ粉末と遜⾊ない効能が得られることを確認しております。

乾燥させることで一番の問題であった⻑期間の保管も可能になりました。

 ごく少量であっても、乾燥若葉を濾過材に組み込むことでごく微量の有効成分が⻑期安定的に溶出を致します。

 野⽣のオショロコマの受けるストレスは飼育下の観賞⿂に多く共通するものがあります。

 特に移動ストレスやスレ、⽔温の乱⾼下、⽔質の急変動等。ダメージを蓄積させて発病に⾄ることは皆様よくご存知の通りです。

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ここまで紹介文よりの抜粋


既にピンときた方は多いと思われます。

フリーズドライ白樺若葉粉末は、ブラモスの原型です。

当時私たちは白樺若葉に含有される【それ】に類似する性能のものを探し、薬効を発揮する形質に加工し、どうあっても捕まえられない合成できない厄介な【それ】の代替としてブラモスを開発しました。効果は強くなったのでそれはそれで良かったのですが、未練の残る話でありました。


今回、金魚坂様のお持ちになる広汎なネットワークの助けで、大量の白樺若葉を入手することができるようになりました。

低温下加工で乾燥したそれを濾過材の一部として組み込むと、穏やかで継続的な消炎作用が維持されることが見込まれます。

発酵葉をそのまま低温乾燥させたものが商品形態となります。


発売の際には再度お知らせを致します。

是非お試し下さい😊



ベビちゃん達のパパズ&ママです✨

成長が若干遅かった方の子達を適当にすくって撮影してもらいました。今日でハッチからジャスト2週間…
不安えええええ!?なんかパーフェクト過ぎるのがいっぱい見えるのですが、。。
繰り返しますが、この子たちは2軍です。1軍の子らは水槽に移動しました💦

墨田時代に棚上げした研究で
初期餌料が鰭親骨と背なり及び体色に与える影響
というテーマがあります。
ようは下手な初期餌料を与えると、生まれ持った良い因子をぶっ潰しかねない。
特に、
・開き尾の展開不良(癒着やすぼみ)と鰭親骨の歪み捻じれ折れ
・背なり不良の多発(特に凹みや歪み)
・色彩の平坦化
勿論、親からの遺伝でこれらが起こることはありますが、どう考えてもおかしい頻度で発生する場合は初期餌料を疑った方が話が早いのではないか?
というものです。
ファクターが多すぎて検証段階で棚上げしてしまったのですが・・・・・。
工藤にこの子たちを見せたら、びっくりしすぎて生き返ってきそうな気すらしてきます。
これはかなりの革命ですびっくり

超初期段階から飴ちゃん1本でいくなどという狂った事をされた金魚は、多分この子たちが初めてです💦飴ちゃん自体私がレシピを考えて、糖の種類全指定で飴屋さんに小ロットで作ってもらったもので、うちと金魚坂様にしか存在してないものです。市販品で代用になるものはありません。少なくとも人間用の如何なる飴も、金魚には適しません。

体型クリアということで、あとは色彩がどうなるか・・・・・。
確率として1/4ぐらいが無褪色とシルク
※ここで言うシルクとは、総透明鱗で1枚も普通鱗/銀鱗が入らず、両眼には銀色部分が欠片も混ざらない子のことです。免疫能に著しい異常があるケースが多いので、数が少なければはねずに自然淘汰を待ちます。大体1年持ちません。なのでお客さまにはお渡ししません。逆に総透明鱗ではなく目に銀色部分が混ざるようであれば、それは白い江戸錦になります。
1/2以上が江戸桜か江戸
※ここで言う江戸桜とは、一見桜錦に見えてもプチッと浅葱や黄色や黒、特に尾に通年蛇の目。つまり赤と白以外が体の随所に出てしまってたりする色々惜しい桜錦っぽい子のことです。江戸錦との境界線は「一瞬桜錦かと思ったけど、」と誰にも言われるような外観かどうか、です。
1/4〜1/8程度桜錦になれば御の字のはず…なのですが。。。

どんなのが出るのか、
既に怖い物見たさ的な、。…滝汗

金魚坂様は業者用の卸売もしております。
本来の目的は、冬眠する力を引き出す、水温変動に耐える金魚を作るための与えて楽しいオヤツです。梅雨時、夏の高温、秋の急降下、冬眠しにくい中途半端な冬。苛酷な四季に順応できる強い個体を作るために考案したレシピです💦

桜錦ベビーズ、時折報告して参ります。

p.s メダカにも良いと好評です