猫が欲しいというお年寄りの相談者 | 猫カフェ にゃーにゃーにゃーのブログ

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先日、うちに猫が飼いたいと言うお年寄りが来ました。

 

どなたかから当店に来て聞いてみては?と

 

うちは猫カフェであって、猫の販売も譲渡もしてないのですけど。

 

猫が飼いたいけどペットショップでは販売しかしていない。

 

他に行って聞いてみる施設ってのは動物愛護センター以外無いんですよね。

 

なので猫カフェに来れば何か聞けるかもと考え勧められたのだと思います。

 

飼われてた猫が先月亡くなられたということで、寂しくて新たに飼うには

 

どうすればよいかという相談でした。

 

 

 

家族は無く独居老人、猫の亡くなった理由が交通事故、

 

自身の寂しさを穴埋めしたい理由で飼いたいと。

 

私の回答は、ノーですよ。全否定したいほどに。

 

 

飼われてた猫が幸せだと思えるか?

 

答えは無いと思います。

 

ある程度幸せであったであろう、とは思います。

 

ですが、飼って欲しいとは少なくとも思えません。

 

当然ながら当方からの譲渡基準を満たせておりません。

 

 

でも、こちらも猫の業を営む「プロ」であり有資格者ですから、

 

せっかく相談にいらしたのでないがしろにはしません。

 

きちんとした説明をさせて頂きました。

 

その内容は、

 

★猫を譲り受ける際の「資格」を満たせるか。

 

★購入という形の場合、猫の一生の飼養責任を担保できるか。

 

★野良猫を自身で手に入れるのは自由ですが、その際は生涯を

 

見てあげれますか?という忠告に似た警告と。

 

 

私は、私の話す内容には責任がある立場だと思っているので、

 

安易なことは言いません。

 

条件を満たせるなら猫を飼ってもらって幸せに暮らして欲しいと

 

思っておりますが、条件を満たせないのであれば

 

あきらめて欲しいと思っております。

 

 

世の中、正しく猫を飼われてない方の方が多いです。

 

正しい飼い方を浸透させるのは政府の仕事なのですが、

 

白か黒で割り切れないグレーの部分が大半なのが動物の飼い方です。

 

1000年経っても白か黒で割り切ることは不可能だと思います。

 

少しでもグレーの部分をはっきりさせていく必要があるかなと思います。

 

今回は、その方がまだ飼う方法を探す行動に出るとは思いますが、

 

探さないでほしいなあと思うしかありません。。。

 

出会ってしまえば拾うなり貰うなりして飼う事でしょうけど。

 

諦めさせるのが私の仕事や責務ではありませんからね。

 

 

ケアマネージャーや社会福祉士に似た動物の専門職を

 

ペットショップに外部監査機関として設置を義務化させる法律を作ると良いのかもね。

 

非現実的ではありますが。

 

 

ペットショップを非難するつもりはなく、私は右寄りでも左寄りでもありません。

 

良いところもあるし、駄目なところも理解してます。

 

私は中道派ですね。

 

 

猫を飼いたい場合は、相談に乗りますのでどうぞ。

 

利害関係が無い分、最善策を伝授できることと思います。