秋のクラシックカー三昧第3弾:JCCA 岡山 | モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

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クラシックカーのイベントは何も旧車の展示やラリーだけではありません。

今回は本気モードMaxのJCCAイベントを見てきました。

いわゆる旧車によるレースなのですが、袖ケ浦で行われる場合、音規制が入るのでサイレンサーマストなのですが、岡山や筑波はそれがないので最高のレース気分が味わえます。しかも乗っているメンツの上位はほとんどプロ。つまりレースでお金稼いでいる連中が乗ってますから、ある意味日本のグッドウッド的バトルが展開されて、そりゃ面白いのなんの。

タイム的にも馬鹿っ速くて、この岡山ではポールのブルーバードが1分42秒フラット。本格的レーシングマシンのWEST VITAなどより速く、あと少しでPCJ-CUP S2クラスのポルシェ997GT3CUPのベストラップに迫るタイムなのです。信じられますか?だってもう60年近く前のキャブレター車でのタイムですよ。

この左に写るブルーバード510クーペが今回のポールタイム1分42秒057を叩き出した蒲生選手。因みに彼の弟は蒲生尚弥。一昨年までAMGメルセデスの GT300を走っていた選手。兄貴の方が速かったけどプロにならなかったという選手です。なので、マジで速いです。

これは私の知人の息子さんとその仲間が2年の歳月をかけて完成させた完璧なまでのBREレプリカ。左ハンドルの2ドアブルーバードをわざわざ入手して、コンロッドなどもアメリカから取り寄せて作っています。当時のマシンは13インチホイールでしたが、JCCAの規定に合わせ今は15インチ。

 

自撮りしてみました。これ、予選のスタート前の緊張した瞬間です。コースがクリアなうちにタイムを出したいので真剣そのもの。

同じピットを使っていたサバンナRX3.ものすごく奇麗で、驚くことにペリフェラルポートに改造しているそうです。そしてこのクルマだけはさすがに騒音規制があるらしくマフラーをつけてました。残念ながらリタイア。

岡山では有名なOS技研のサニーエクセレント。エンジンはDOHC化してありましたけど、レギュ通っているのかな?今回は少し不調でしたし、本番では2コーナーでハーフスピンしていました。

こんなのも出ています。105系のジュリアは全部で4~5台出ていました。その中で唯一GTAm風改造が施されたマシンがこれ。でも速い510ブルーバードや310系サニーの敵ではありません。何せ日産のL型エンジンがバカっ速い!

同じL型でもZはやはりダメですねぇ。まあ、本気でチューニングする人がいないんでしょうねぇ。

こんなのもいますけど、スピード的には論外。でもカッコイイ。

これもカッコいいけど、スピード的にはダメでしたね。

 

 

おまけはパドックで見つけたジュリア。なかなかきれいでした。

このほかJCCAの上位はスーパー耐久でオレンジ色のR35GTRを走らせている、チーム・ダイシンが今回は6台も出走、元GT300チャンピオンの菊池靖を乗せたりしてまさに本気。クルマはB310サニーと510ブルーバード。因みに彼らのクルマは筑波に来ると1分2秒とか4秒で走っちゃうんですよ。キャブ車が。JCCA面白いですよ。