スポーツカー好きならずとも、フェラーリは憧れのクルマじゃないだろうか。
ましてその聖地に行けるとなると、流石に舞い上がるものである。結果的にフェラーリは一度しか訪れたことがないが、チャンスはあと2回ほどあった。
●80年代当時のフェラーリ工場。どことなく古い。今はきっとこんなじゃないと思う。
最初は80年代の前半にロードスターという雑誌に書かせていただくことになり、その取材のためにイタリアに行ってくれと、編集長から直々のお達しだったのだが、間が悪くどうしても片付けなければならない仕事があって、この時はキャンセル。代わりに行った編集長は、まだエンツォのぬくもりを感じられる執務室に行ったというから、残念至極。
●驚いたことに執務室のエンツォ・フェラーリの写真を撮った人がいる。本人曰く、1mと離れていなかったそうだ。
そして2度目のチャンスは何かの取材でモデナを訪れた時だ。しかし残念なことにデトマゾとマセラティには行ったのに、何故かフェラーリにはいかなかった。理由は忘れたが。そして3度目の正直ではないが、フィアットの輸入元だったチェッカーモータースがフィアット・ウーノセレクタの試乗会ということでイタリアに行き、なんとおまけでフェラーリの工場見学をセットしてくれた。これが今のところ最初で最後のフェラーリ訪問である。たぶん最後のままだと思う。
●右手のオフィスのような建物にF1が飾ってあった。
それはそうと、ちょうどお昼に差し掛かったところで、多くの工員たちが昼食をとるためにできてたところにも遭遇した。で、もちろん我々も昼食。そしてもちろん行った先はリストランテ・カバリーノである。
●お昼ぅ~な感じの雰囲気。皆さんフェラーリの従業員である。
みんなで食事をとっている時、一人ですっと入ってきたイタリア人、見覚えあるなぁ・・・と思っていたら、なんとミケーレ・アルボレートだった。
残念ながらこの写真もない。
●ここで食事をしたのなら、記念撮影は必須。
工場内の色々なところを写真撮らせてもらった。今だったらまず撮影禁止の札でも立っていることじゃないかと思うが、昔はそんなところが緩かった。やはり良い時にあちこち行った経験は財産になっている。
●328がズラリ
●当然のごとく記念撮影
●残念ながら「もってけドロボー!」とは言わなかった。