モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

モータージャーナリスト中村コージンが、日々乗ったクルマ、出会った人、趣味の世界を披露します。

Hと言えばすぐにホンダが浮かんだ。すると今度はそういえば日野もある。イスパノスイザなんて言うのもHだな…ハンバーもそうだ。今日本でも売ってるヒョンデも。とまあ、Hはネタに事欠かなかった。で、私が選んだHはヒルマンである。

昔、ヒルマンはいすゞが作っていた。だから日本の街でたくさん見た。最初のクルマは確かこれだった↓

これは知り合いの獣医さんが乗っていて(色は黒だった)、当時父親が犬を飼っていたからよくその獣医さんがこれに乗ってやって来ていた。しかし、ヒルマンの属したルーツグループは経営が下手だったのか、クライスラーに買収されてそのまま消えてなくなった。とにかくアメリカの自動車メーカーに買収されたメーカーの末路はどれも悲惨であるが…。そんなわけだからどうもクサヒロになるクルマが多くて、今に残っているクルマが少ない。

元気で今も活躍しているのはこいつくらいか↓

我が家でもヒルマンの写真を探して出てきたのはこのインプだけだった。でもカタログならいっぱい持っている。

まあ、ヒルマンだけじゃなくて、ルーツグループのカタログだからハンバーとかサンビームのカタログもある。ヒルマンについては、ダブって持っているものをいすゞプラザに寄贈してあるから、もしかしたらなにかの機会に見ることができるかもしれない。

↑はヒルマンがいすゞで作られ、伊藤忠も販売を手掛けていた証拠。カタログに吸いかけのたばこを写すあたり、まあ時代を感じる。

一番オシャレな感じを受けたのはこのクルマ。ミンクスという名前のモデルだが、後期になってリアに独特なサイドラインを入れたやつが好きだった。

その後期型はカタログの下の方に映っている。もうほとんど忘れ去られたメーカーかもしれないが、敢えてスポットを当ててみたかった。