やさしい解説| 原子力発電所事故と放射線の影響について
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 最初にこちらを読んでください「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体

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 2番目の記事 → 【原発事故】2 メルトダウンって、どのくらい危険??
 3番目の記事 → 【原発事故】3 水で洗い流せる放射能???
 4番目の記事 → 【原発事故】4 放射線ってどうしたら防げるの?
 5番目の記事 → 【原発事故】5 <ヨウ素>があなたをダメにする?
 6番目の記事 → 【原発事故】6 爆発するの?福島原発??チェルノブイリ事故が日本でも?
 7番目の記事 → 【原発事故】7 飲むとどうなる??放射能の水
 
 あなたのエリアの最新の放射線モニタ値は? 
  → 【原発事故】 関東・東北地方の「放射線量」 毎時更新のモニタの数値
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【原発事故】7 飲むとどうなる??放射能の水

【原発事故】7 飲むとどうなる??放射能の水


社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ【今は原発事故関連の記事】


やっとシーベルト覚えたのに・・・今度は「ベクレル」???


「とうとう東京の水が放射能汚染?」

「乳児の家には500mlのペットボトルが3本配布されるらしいよ。」

「・・・ってか、500ml3本って少なくない???」


急にこんな話題が出てきましたね。


報道では「放射性ヨウ素が水道水から検出された」と言ってますね。

そして、また聞き慣れない言葉が・・・


「ベクレル?」「暫定基準値(ざんていきじゅんち)??」


せっかく、シーベルトが少しわかってきたところで、また難しい言葉が・・・汗

・・・っと、思っている人も多いと思います。



そこで今回は、

「水道水を飲んだらどうなるの?」「食べ物の影響は??」

についてお話します。



まず、今回新たに出てきた「ベクレル」について説明しますね。


以前、【原発事故】3 水で洗い流せる放射能???
でお話しましたが、

放射能関係の言葉って「3種類あります」ってお知らせしました。


その3種類は・・・

「放射線」「放射能」「放射性物質」


ホタルに例えると、

「放射線」は「ホタルの光」

「放射能」は「ホタルが光を出す能力」

「放射性物質」は「ホタルそのもの」

でしたね。
 (詳しくは、【原発事故】3 水で洗い流せる放射能??? をご覧になってくださいね。)



話を戻します。

「ベクレル」っていうのは「放射能」を表す単位です。

物が「放射線を出す能力」です。


例えば、「水道水 ヨウ素100ベクレル」っていったら


「その水道水は、ヨウ素が100ベクレルの「放射線を出す力」があるよ。」ってこと。



うーん。まだよくわかりにくいですね。。。


簡単に言うと、

「水から放射線が出てるよ。その力はこれくらいだよ」ってのが、「ベクレル」です。



「なるほど。でもじゃあ、今までのシーベルトは???」



・・・うーん。やっぱり混乱しますよね。^^;



整理しましょう。「シーベルト」と「ベクレル」



「シーベルト」・・・「あなたが放射線を受けたときの影響」

  あなたの健康に着目した数値。 
 
  すっごく、あなた目線な単位ですね。


「ベクレル」・・・「その物体が放射線を出す力」

  こっちは、あなた目線じゃないですね。。。

  あくまでも、物体がどのくらい放射線を出す力があるかです。



そう。ベクレルって、基本的に「あなた目線」じゃないんです。。。


どういうことかと言うと・・・


例えば、「放射性物質」から、

1m離れているのと、2m離れているのでは、放射線の影響は4倍違いますよね。


2m離れると1m地点と比べて1/4

3m離れると1m地点と比べて1/9

という奴です。(一番最初の記事 で説明しています。)


だから「ベクレル」で言われても、物体からどのくらい離れているかによって、

あなたへの影響が全然違ってしまうんです。。。汗


となると・・・

「やっぱり「ベクレル」なんて使えないよ・・・」

と言いたくなりますね。


そうですね。確かにそのままだと、
健康に影響を及ぼすほど危ないのか危なくないのか、わかりにくいですよね。



・・・っと、ここで質問です。

■今回、「ベクレル」で報道されているものって何だと思いますか?



「ほうれんそう」「原乳」「水道水」など・・・


そうなんです。

全部、「身体の中に入るもの」ですよね。


このとき、あなたの身体の影響はどうでしょう??



「どうなるって言われても、ベクレルってさっぱりわからん。」

「せめてシーベルトで教えてよ・・・」

ですよね・・・。



でも、実はいい方法があるんです。


さっき「ベクレル」では、

物体とあなたの「距離が変われば、影響が変わってしまう」ので、

いまいち使えない。って言いましたね。



でも、放射能が「あなたの身体に入ったら」どうでしょう???

放射性物質は、あなたの身体の中のどこかにくっつきますよね。



そうすると、今までは、「身体の外から放射線を受ける」状態だったのが、

今度は逆に「身体の中から放射線を受ける」状態に変わるのです。


飲み物や食べ物として身体に入った放射能は、いずれ排泄物として流れて出て行くことも多いですが、
いずれにせよ、体内にしばらくいるわけです。



ここで先ほどの距離の問題を考えてみましょう。


体内に入った場合、物体とあなたとの「距離」は「ゼロ」となるわけです。

(身体の中でくっついてるんだから、ゼロメートルですよね。。。)


ということで、「ゼロ」という距離がわかったので、

あなたの身体への影響を特定できそうですね。


実は、距離ゼロ(つまり体内に取り込んだ)とき、

「ベクレル」を「シーベルト」に変換する式があるんです。


「シーベルト」で把握できればわかり易くて便利ですよね。


その変換方法は・・・

■「ベクレル」→「シーベルト」変換方法


放射性ヨウ素131の場合:(←実は「放射性ヨウ素」って、131と133があります。
              2種類あって背番号で見分けるんだと思ってください。)


「水道水でヨウ素(131)が300ベクレル」と報道で聞いたら、


 この水を「1リットル」飲んだら、

300ベクレル × 2.2×10-5 = 6.6マイクロシーベルト

の放射線を受けるよって言えるんです。


この「2.2×10-5」が、変換係数ですね。


注意:これは「放射性ヨウ素131」の場合の「変換係数」なので、
   ヨウ素133やセシウムなど、種類が変わったら係数も変わります。


この場合、1リットル飲んでも、6.6マイクロシーベルトですから、
「問題ないな。」と判断できると思います。


・・・・っと、ここで

「あー、もう無理!!! 数字見るとアタマ痛くなる・・・」

と思ったあなた。



・・・そうですよね・・・^^;



そんな方には、いいサイトを発見しました。

「ベクレル」→「シーベルト」を変換してくれるサイトです。


http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php?guid=ON
(Y.Oshimaさん制作 ありがとうございます)


「ヨウ素」と「セシウム」を

「ベクレル」 → 「シーベルト」換算してくれます。

是非、参考にしてください。
(ちなみに計算に使用しているそれぞれの係数が記載されていないですが、
 試しにヨウ素131とセシウム137でやってみたところ正確な数値が出ていました。)


ということで・・・


「ベクレル」のままだとわからないので、「シーベルト」にして理解する。


この作戦でいきましょう。



ちなみに、

水道水を「沸騰させたら大丈夫?」とか、「浄水器だったら大丈夫?」

という疑問も沸きますが、


答えは残念ですが、どちらも「効果なし」です。


「水道水」を

「沸騰させても」放射能が弱まるわけではありません。

「浄水器」も効かないと思ってください。
 (一部、活性炭で弱まるものもあるようですが万能ではありません。)


水道水で「ご飯を炊く」のも、飲むのと同じことです。



それからさらに、

「お風呂は?」「手洗い・洗顔は?」という疑問がありますが、



「これは結局、身体の中にその水がどのくらい入るか」という観点で考えましょう。


お風呂や手洗いで、肌に触れたお湯がどんどん体内に入っていくってことは無いですよね。^^;


この場合、
「水を飲む」場合とくれべれば、体内に入っていく水の量はごくわずかだと理解できるでしょう。

(お湯が少し口に入ったとか、目に入ったとかそういう量ですよね。)


ですので、先ほど説明した

「水を1リットル飲む」時と比べて影響がそれだけ小さいということです。




そして・・・次です。

次は「暫定基準値(ざんていきじゅんち)」ですね。


暫定? 基準??

暫定・・・ってなんだか、頼りないですよね。



■暫定基準値の意味

「その放射能のついた食物(水)を、1年間、同じ一定量づつ食べ続けたとき、
 5ミリシーベルトになる値」


これだとちょっと、わかりにくいですかね。


要約すると、

「それ1年食べ続けたら、あなたは5ミリシーベルト被ばくするよ。」っていう数値ですね。


数値は例の「ベクレル」です。汗

ベクレルですから「シーベルト」に変換してやりましょうね。



ここで、「同じ一定量づつ」と書きましたが、

実際どのくらいなんでしょうね。


正確には「日本人の平均摂取量」と言って、厚生労働省が決めています。


具体的には成人の場合、

1日の摂取量は
 ・飲料水1・65リットル
 ・牛乳・乳製品200グラム
 ・野菜類600グラム
 ・穀類300グラム
 ・肉・卵・魚・その他が500グラム。
です。

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110323/dst11032320360060-n1.htm



あ、あと、最近ときどき「半減期(はんげんき)」って言葉も良く聞きますよね。


「これ、何?」って感じですが、知っておいてください。


「半減期」とは、放射線を出す力(つまり放射能ですね。)が半分になる期間のことを言います。

「放射能」って、時間とともに力を失っていくものなんです。


ただ、「放射性物質」の種類がたくさんあるので、種類ごとに「放射能が弱まる時間」がバラバラなんです。


例えば、

「ヨウ素131」は、「半減期が約8日」

「セシウム137」は、「半減期が30年」

という具合です。


ですので、種類によって違うけど、
基本的にはだんだん弱まるものなんだな。と思っておいてください。


しかし、半減期「数百年以上」という「放射性物質」もあるので、
だんだん弱まるからすべて「安心」という話ではありません。



ということで、今日のまとめは、

「ベクレル」は「シーベルト」に変えて、自分の身体への影響を理解する。

ですね。


やはり冷静にチェック、冷静に判断しましょう。


出展:
厚生労働省健康局水道課長の文書「福島第一・福島第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf



【原発事故】6 爆発するの?福島原発??チェルノブイリ事故が日本でも発生???

【原発事故】6 爆発するの?福島原発??チェルノブイリ事故が日本でも発生???


社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ【今は原発事故関連の記事】-原爆との違い

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※状況が進展し、新しい情報が出てきましたので追記します。

以下の記事にあるとおり、

チェルノブイリのような、原子炉を「止める」に失敗した「核分裂の暴走」による大爆発は起こりませんが、

福島第一では、「冷やす」が滞っていることで、
水が「水素」と「酸素」に分解することにより発生する「水素」の濃度が高まると「水素爆発」が起こる可能性が出てきました。(「水素」が全体の4%以上、かつ「酸素」が全体の5%以上)

現在、原子炉内に真水を入れて「冷やす」を継続していますが、原子炉内の詳細状況がわからない以上、
「冷やす」がうまくいかず、悪い方向に進展した場合を想定しているようです。

現場では事前に「窒素」を強制的に封入することで、「水素」と「酸素の」濃度を下げる対策を取るとのことです。

ちなみに、通常は「原子炉格納容器」の中は「窒素封入」されていますが、
炉内で水素と酸素が発生し続けると、相対的に水素濃度・酸素濃度が高まってしまうので、濃度を下げるため「窒素」を強制封入するようです。
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ここ数日も私のところに、いろいろなお話をいただきます。


「ねぇねぇ。福島原発って爆発するんじゃないの??」

「爆発したら東京だって終わりでしょ?」

「チェルノブイリより何倍も深刻って噂だよ。」


・・・うーん。みんなものすごく心配してますね。



さらに、心配MAXの人になると・・・

「広島の原爆とどっちが放射能大きいんですか?」って話まで出てきます・・・。汗


そして今、
原発反対派だった人たちは、ここぞとばかりに民衆の不安を煽ってますね・・・


確かに、そんなのばっかり聞いてたら、誰でも不安になりますよね。




そこで今回は、
「福島原発は爆発して、チェルノブイリ事故になるか」について説明します。


あ、あと最後に番外編で「広島原爆のようになるか」・・・もね。汗




では、「チェルノブイリ事故が起きるのか?」についてですが、


答えは、
「状況が全く違うので、起きません。」です。

もっと言うと、
「状況が全く違うので、起こしたくても、起こせません。」です。


なぜでしょう?


実は、「チェルノブイリ原発」と「日本の原発」は根本的に違うタイプなんです。




どう違うかって言うと、

チェルノブイリは、原子炉のコントロールに「黒鉛」を使う原子炉。

ちなみに「黒鉛」って、えんぴつの芯のことですよ。


日本のは「水」だけを使う原子炉。


細かい構造の違いはここでは説明しませんが、特徴が違います。



◆特徴の違い

チェルノブイリの「黒鉛型」は、
低出力だと原子炉がものすごく不安定になる特徴があるんです。

不安定ってのは、核分裂反応が激しくなる。

つまり、めっちゃパワーが出るってことなんです。


そして、「黒鉛型」もう一つの特徴が、

「建設費、そして、その後のランニングコストが安い」ってことです。汗




それで、事故当時、チェルノブイリでは何をしていたか?



原子炉コントロールが不安定になる、「低出力」で運転テストを行っていたんです。


なおかつ、大事な大事な「安全系の装置を全て解除」していた。。。



その結果、原子炉制御不能になるほど【強烈な核分裂反応】が起こり、

緊急停止ボタンを押したが、わずか【6秒後に爆発】した。


という事故です。




この「黒鉛型」の原子炉では、

いくら低出力でも、原子炉がコントロール不能すなわち暴走すれば

あっという間に高出力を飛び越えて、爆発的な出力まで行ってしまうんですね。


・・・怖いですね。




◆チェルノブイリの事故はポイントがいくつかありすね。


1.「黒鉛型」は低出力のとき、原子炉のコントロールが難しい。→ 膨大なパワーが発生してコントロール不能になり易い。

2.にもかかわらず、不安定な「低出力」でテストしていた。→ 運転員の教育にも問題があった。

3.さらに、そんな危ない状態なのに運転員が「安全装置」をオフにしていた → 恐ろしい・・・

4.見事に原子炉が暴走し、一瞬で爆発(緊急停止ボタンを押した6秒後)した。

5.さらに黒鉛が燃えて、大規模火災発生。→原子炉をコントロールする役目の黒鉛自体が燃えて火災なんて・・・
  
6.火は10日間燃え続け、「放射能」は火災の上昇気流で大きく拡散した


これが、チェルノブイリ事故の概要です。





一方の日本の「水を使う原子炉」は、(専門用語では「軽水炉(けいすいろ)」って呼びます。)


水特有の機能で、出力を勝手にコントロールしてくれる特徴があります。


出力が上がると勝手に、出力が上がり過ぎないようにしてくれる機能です。





ということで、特徴の違いを説明しました。




「・・・っで? 結局、今回は何が違うの?」



すいません。結論急ぎます。汗




【チェルノブイリと今回の事故の違い】



違いはいろいろありますが、大事なポイントは・・・



(以前、【原子力事故】2 メルトダウンって、どのくらい危険??

 でも説明しましたが)



原子力で大切なのは<3つ>

上から順に、

1.止める

2.冷やす

3.閉じ込める

です。


これらができれば、放射能(正しくは放射性物質ですね。)は出ず、

私たちは安全に生活できますね。



・・・っで、


◆チェルノブイリは、最初の【止める】に失敗しました。


【止める】で失敗したから止まらないで・・・「暴走」しました。


だから一瞬で膨大なパワーが出て、そして「原子炉の中身ごと」粉々にふっとびました。


緊急停止ボタンを押して、わずか6秒で爆発です。




◆一方の福島原発


最初の【止める】は成功しました。

地震の起きた直後にすべて自動停止しています。


この時点で、膨大なパワーが一気に出るような「原子炉の暴走」は無くなったわけです。



そして次のステップ【冷やす】


ご存じのとおり、今回、ここでトラブっているんです。



【冷やす】ステップは、止めたけど余熱が出続けている状態です。

この余熱を冷却して取り払わないと、温度があがって、燃料が溶け出して

放射線物質が出てくる・・・という話です。




だから、6秒で爆発ではなく、

じわりじわり、圧力があがったりしてるんですよね。


チェルノブイリは6秒。 福島は今、もう発生から10日ですよね。



かなり違いますよね。^^;





「そう言うけど・・・・福島だって大爆発したよね。それも3つも!」


そうですね。爆発しましたね。




でも、これも全然違います。



チェルノブイリは、原子炉の中身ごと吹っ飛んで爆発

【止める】に失敗して、

最初から、原子炉の中身むき出しで飛び散ったわけです。


大量の放射能漏れ・・・大量の放射能飛散ですよね。




今回の福島は、いずれも「水素爆発」で、


原子炉本体が爆発したわけではなく、5重の壁(これもメルトダウンの解説で説明しています。)

一番外側「コンクリートのビルが破壊」されたわけです。



それ以外の「4重の壁」は完全には崩壊せずにまだ残っている状態です。


だから、いまだにマイクロシーベルトレベルの放射線数値になっているのです。

(最大は400ミリまで上がりましたが、その後下がりましたね。
 どんどん上昇して1000ミリ、2000ミリと上がっていっていないですよね。)




なので、同じ爆発でも、内容は全然違っているのです。



さらに、チェルノブイリは「黒鉛」の大火災で、火災の上昇気流に乗って

放射能が大きく拡散してしまいましたが、

日本の「水の原子炉」は、水だけなので燃えません。


大量の燃えるもの(黒鉛)があったチェルノブイリとは全然違います。



どうでしょう?


違い・・・わかりましか??



では、違いがわかったところで、


その福島で、今何が起きているのか説明します。




【冷やす】ができないと、じわりじわり圧力が高まる。


そしてそれが高まりつづけると、爆発ではなく、どこかに亀裂が入ったりして漏れてしまう。

5重の壁の「1~4重の壁」に穴が開いた状態になってしまう。


そうならないよう、必死の努力を続けているのです。



ですので最悪は、爆発ではなく亀裂からの放出ですね。


実際は亀裂が生じるのも嫌なので、

圧力が高まったら、強制的に大気に放出させると言っているのです。



となると、周辺の放射線の数値を見て、

「上がってきたら冷静に判断」ができますよね。



決して爆発に備えて、今、逃げなきゃじゃないわけです。



もちろん、だからと言っても「安心」とはいきませんので、


数値が上がって、例の200ミリシーベルトを超える恐れが出そうなら、

その時は「逃げる」必要があるので、その準備をしておいてもいいと思います。(防災準備という意味でね)




・・・ということでいかがでしょうか。



チェルノブイリ原発の爆発事故との違い、わかりましたか?




あ、あと最後に「広島原爆」との違いですが、

原子爆弾のパワーの源は、「ウランの核分裂で発生する膨大なエネルギー」です。


それで、その膨大なエネルギーが発生するウランですが、

「原子爆弾の心臓」と「原子力発電所の燃料」は、ウランの濃度が違います。


どのくらい違うかと言うと・・・


原子爆弾の心臓は・・・ウランの濃度 ほぼ100%!!!

原子力の燃料は ・・・ウランの濃度 約3~5%



どうですか??


「おい、全然違うじゃん・・・」って話ですよね。。。^^;



この違いで、


原 爆 → ものすごいエネルギーで破裂して吹っ飛ぶ。大爆発

原子力 → 大爆発させるほど力はないが、水を沸騰させるには充分。



ということです。



「原爆」と「原発」

1文字しか違いませんが、全然違いますよね。。。汗



ちなみに、よく

「原子力って爆発させてそのパワーで発電してる」って思ってる人いるんですけど、



違いますからね。。。^^;



核分裂の力で

「お釜の水を沸かして、その蒸気で水車みたいなもの(タービンって呼びます)を回して発電してる」んです。


せっかくなので、覚えておいてくださいね。



ということで、


「チェルノブイリ事故との違い」

「広島原爆との違い」


しっかり理解して、冷静になってくださいね!


図の出展:電気事業連合会
 http://www.fepc.or.jp/learn/hatsuden/nuclear/energy/sw_index_02/index.html

【ポルトガル語版!】「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体

【ポルトガル語版!】「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体

私の記事のなんとポルトガル語版長井さん
が作ってくださいました。ポルトガル語圏の方に説明する際はこちらをご利
用ください。長井さん、どうもありがとうございます!

社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ【今は原発事故関連の記事】-放射線と人体影響

Exposição à radiação no dia-a-dia, exposição à radiação durante um exame de raio X


Sobre o post anterior.

Abaixo a sua tradução. (Autor: Moroi Taro - 諸井 太郎)

 

 

Exposição à radiação no dia-a-dia, exposição à radiação durante um exame de raio X

 

"Devo evacuar agora?"

 

Acidente nuclear e a sua saúde.

 

Acidente nuclear que está criando uma grande confusão no mundo.

Escreverei sobre a "influência que a radiação nuclear pode ter em você".

 

Acredito que todos devam dicar inseguros quando as explicações fornecidas pelo Governo e a Companhia de Energia de Tóquio (TEPCO) são complicadas e a imprensa começa a se alvoroçar.

 

Eu, na condição de engenheiro nuclear, ex-funcionário da TEPCO (experiência de 5 anos em geração em usinas nucleares), e integrante da equipe de atendimento à imprensa e ao Governo quando do surugimento de um problema nuclear, tentarei explicar àqueles que estejam em dúvida se "é hora de evacuar" ou "se ainda está seguro em permanecer".

 

● O mais importante: Checar "o quanto de radiação está vazando", ao invés do tipo de acidente.

 

Havendo ou não incêndio, estando ou não o combustível nuclear dissolvendo, o mais importante é saber "se há vazamento de radioatividade ao ambiente externo". E saber "de quanto é o vazamento".

 

Deve-se atenter primeiro na "UNIDADE".

 

A imprensa têm usando o "micro Sievert (μSv)" e o "mili Sievert (mSv)" como as principais unidades. Isto é relevante.

 

Entre "micro" e "mili" existe uma diferença de 1.000 vezes.

micro Sievert → mili Sievert → Sievert

1.000 micro Sievert = 1 mili Sievert

 

... e o que se quer saber é: "quanto é prejudicial à saúde???

 

Resposta: menor que 200 mili Sievert (200 mSv) não oferece perigo. Lembre-se disso.

Isto em micro Sievert corresponde a 200.000 micro Sievert.

 

Portanto: enquanto a imprensa divulgar valores como "500 micro Sievert" ou "1.000 micro Sievert", a situação não oferece menor risco.

 

Por exemplo: quando você se submete a UM único exame de tomografia computadorizada, está exposto a uma radiação de 6.900 micro Sievert.

 

Comparado a este número, 500 micro ou 1.000 micro se tornam irrisórios, portanto não são valores para provocar pânico (sempre falando em efeitos sobre a sua saúde).

 

Então o que significa o noticiário de 15 de março (quinta-feira) que disse: "foi verificado radiação na ordem de 400 mili Sievert nas proximidades da Unidade 3 (da Usina de Fukushima Dai-ichi)"

 

Isto é problemátio. Pois é superior a 200 mili Sievert.

 

Mas... não se precipite. O importante é a UNIDADE.

 

Neste caso, 400 mSv/hora.

Isto significa que, se você permanecer durante 1 hora ao lado da Unidade 3, estará sujeito a uma radiação de 400 mili Sievert, isto é, irá se contaminar.

Acredito que não haja ninguém, que esteja lendo isto neste momento, morando ao lado da Unidade 3, não é mesmo??

 

Também é importante saber que o nível de radiação é inversamente proporcional ao quadrado da distância.

 

Traduzindo: quanto mais afastado do material radioativo, menor é o nível de radiação.

 

Por exemplo: "a 2 metros, 1/4 de intensidade", "a 3 metros, 1/9 de intensidade" e assim por diante.

 

Assim sendo, no exemplo acima da Unidade 3, você não estará exposto a uma radioatividade de 400 mili Sievert, mas sim a um nível muito menor, se me fiz compreender.

Então pensar que "temos que evadir de Tóquio AGORA", é se precipitar.

 

O imprtante é verificar e confirmar o "nível de radioatividade".

 

Mesmo que momentaneamente atinja 400 mili Sievert, logo após ela abaixar para patamares de micro Sievert, não há motivo para alvoroço.

 

Agora, caso os 400 mili subir para 1.000 mili, 2.000 mili e continuar subindo, então está na hora para "preparar a evasão" e ficar atento às orientações.

 

É preciso estar atento ao "VALOR" e a sua "TENDÊNCIA" de alta ou de baixa.

 

Para pessoas que ainda estejam inseguras...

Pode ser que surja a seguinte dúvida:

 

"Então por que foi expedido ordem para evacuação para quem mora nas regiões próximas?" ou então "disseram que foi detectado radioatividade em Tóquio..."

 

Resposta: "a radiação é carreada pelos ventos, juntamente com poeiras suspensas no ar".

 

Então alguém poderá pensar: "então devemos fugir!!".

 

Mas não se apavore.

Basicamente, ao ser carregada pelos ventos a radiação se "espalha". Isto quer dizer que se dissolve (abaixa a concentração). E quanto mais se dissolver, menor o seu efeito.

 

Então vamos ficar atento à UNIDADE.

 

Por exemplo. A radioatividade detectada em Tóquio foi de aproximadamente 1 micro Sievert por HORA. Não há nenhum problema.

 

Lembre-se o que escrevi anteriormente. UM exame de tomografia computadorizada irradia 6.900 micro Sievert. Isto em uma ÚNICA vez, e não em uma hora.

 

6.900 micro Sievert por VEZ.

 

Em compensação, 1 micro Sievert por hora significa dizer que, "se você permanecer neste local por 1 hora estará sujeito a uma radiação d 1 micro Sievert".

 

Se você souber a UNIDADE, compreenderá que "não há nenhum motivo de pânico caso o nível de radioatividade esteja nos patamares de micro Sievert".

 

Então? Se você souber destes conceitos, não será

 

Vamos analisar os valores com calma e tomar decisões sem pânico.

 

Fico contente se esta publicação tenha lhe sido útil.






【英語版!】「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体

【英語版】「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体

私の記事の英訳版YuKoさん
が作ってくださいました。英語圏の方に説明する際はこちらをご利
用ください。Yukoさん、どうもありがとうございます!

社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ【今は原発事故関連の記事】-放射線と人体影響

To everyone, Please read this article about ' Nuclear radiation'. MUST READ.


Nuclear Accident and Your body.

 

I am Ando, a personal trainer.

My friend, Mr. Taro Moroi is the representative of Fabridge, Inc.

 

Below is his reproduction.

 

The world is at a loss by the nuclear accident.

 

I would like to write about the effect of radiation to our body.

 

The explanation by the officials and Tokyo Electric Inc. is hard to understand and the media clamoring against them, then it is understandable for general public to get fearful.

 

I as a retired Tokyo Electric Nuclear Power Engineer (5 years experience of Nuclear Power Plant Control) and I have prior experience as a member of a Nuclear Crisis Management team; directly dealt with Media and Japanese government.

 

Right now, “Should we evacuate?” “Are we still ok?’ I will explain for those who are concerned.

 

 

The most important thing

 

Instead of finding out what kind of accident that is happening, try to find out how much of radiation is released to the air.

 

No matter fuel melt down or start fire, the importance here is

 

“Whether radiation is released to the air or not.”

 

And “Try to find out what is the level of the radiation.”

 

First of all, please pay close attention to the “unit.”

 

Media reports, measured radiation level unit “micro Sievert (mSv) or “milli Sievert (mSV).

 

This is important.

 

“micro” and “milli” are 1000 times different.

 

“Micro Sievert” -> “Milli Sievert”->”Sievert”

 

“1000 micro Sievert“ = “1 milli Sievert“

 

The Essential part is…

 

 

And which level is it going to affect our body...

 

 

The Answer is…

 

“200 milli Sievert (200 mSv) and below are ok.”

 

Please look at the diagram.

 

 

Please remember it.

 

 

In Micro Sievert, 200,000 micro Sievert.

 

 

... “500 micro Sievert” and “1000 micro Sievert”, etc… you don’t have to be concerned about.

 

 

For instance, when you get CT scan once, 6900 Micro Sievert.

 

Compare to that,

 

500 Micro or 1000 Micro are easy to understand that we don’t have to be concerned about as an effect to your body.

 

 

March 15, 2011(Today)

 

“Near the Third Plant, 400 Milli Sievert was detected.”

 

What does it mean?

 

This is a problem. (sweat.)

 

It is over the ok level of 200 Milli Sievert.

 

 

 

But Please don’t panic.

 

 

Unit is “400 Milli Sievert / h.”

 

That means, if you are standing next to the third plant for an hour, Your body will be exposed to 400 Milli Sievert. Therefore, you will be affected.

 

Among people who is reading this… of course no body lives next to the third plant… ^^;

 

In addition, important to remember is

 

The nature of effect of radiation is “inverse proportion to the square of the distance”

 

 

What it means is

 

From the radiation releasing source as you get farther and farther in its distance, the power of radiation become extremely smaller.

 

 

For instance, “If you go 2m away, ¼”, “If you go 3m away, 1/9”

That’s how it works.

 

 

(Please reference the 1 previous topic)

 

 

So, 400 Milli Sievert is not going to infuluence as is.

 

 

In reality, as you can see the unit becomes very small.

 

 

That’s why thinking of “Evacuate from Tokyo Now!, ” that sort of thing is too early.

 

 

The point here is, to check “The unit of radiation.”

 

 

Temporarily release 400 milli Sievert, after that the unit goes down and become micro Sievert and to enter to the world, we don’t have to worry.

 

 

400 milli, 1000milli, 2000milli…, if the level continues to elevate, if that is the case, “prepare to evacuate” and begin to be cautious.

 

 

“Unit” and “Its trend“

 

Whether they are elevating or decreasing… Please determine.

 

 

For people who are concerned.

 

 

You may have a question like this.

 

 

“Then why there is mandatory evacuation for neighboring residents?”

 

“Even in Tokyo radioactivity is detected.”

 

 

The Answer is…

 

“Radioactivity moves with wind together with dust in the air.”

 

you might think like... “What?” “Then, I must evacuate!”

 

 

But, Please do not panic.

 

Basically, by the wind, radioactivity will be “diffused.”

 

In another words, more and more the concentration will be decreased.

 

 

As it weakens and become less and less, the power gets weaker.

 

Please pay attention to the “unit” in the monitor.

 

For example, Near Tokyo area, the unit number was “about 1 micro Sievert /h”

 

This is completely no problem.

 

 

For instance, I wrote earlier, if you conduct CT scan at a hospital once, “6900 micro Sievert.”

 

Compare to that, “ about 1 micro Sievert / h” is “if you are there for one hour, 1 micro Sievert of radiation will be the effect.”

 

 

If you know the meaning of the unit,

 

“Micor Sievert level is not something to be panic about.“

How about that? If you understand the rule of sum, you won’t be panic by the public commotion and say, “ Evacuate right away!”

 

Be cool, and look at the unit number, and determine and react collectively.

 

I would be glad if you use this as a reference.

 

Please feel free to tell me if there is anything hard to understand.



【原発事故】5 <ヨウ素>があなたをダメにする?

【原発事故】5 <ヨウ素>があなたをダメにする?


社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ【今は原発事故関連の記事】-ヨウ素の記事


福島の原発事故を受け、
最近、「ヨウ素」に関係するものが飛ぶように売れています。

ヨウ素剤(医師の処方が必要)、ヨウ素入りサプリ、はたまた「ヨードチンキ」まで。^^;

そして、どこかで聞いた
「放射能にはヨウ素服用がいいらしい・・・」

という微妙な知識の元、ヨードチンキを飲む人まで!出没しているといいます。


まず、最初に言わせてください。

「放射能の影響が少ないうちに、ただヨウ素を過剰に服用するのは百害あって一利なしですよ!」



「え?何?何?なんか身体に悪いことでもあるの???」
っと、焦ったあなた。


はい。思いっきり悪いことがあるんです。


それは「甲状腺機能低下(こうじょうせんきのうていか)」というものです。
(普段ヨウ素を含む食材(昆布、ワカメなど)を食している日本人の場合に多いらしい)

 「甲状腺機能低下」って、なんかとっても難しい言葉ですよね。。。汗



でも、内容はすごいですよ。

「甲状腺機能低下」は、成長ホルモンが充分に働かなくなる病気です。

どんな症状かと言うと・・・


身体機能低下(新陳代謝低下):

 うつ、無力感、お肌カサカサ、まぶたたれ、目と顔腫れる、毛が抜ける、便秘、冷え症、貧血、吐き気、下痢

 知能低下(特に子供)などなど。

  出展:調べればいろいろ出ますが、わかりやすいところで・・・
    http://www.naoru.com/koujousen-teika.htm (丸美屋和漢薬研究所)
    http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec13/ch163/ch163c.html(メルクマニュアル医学百科(家庭版))



どうですか?結構、強烈な症状ですよね。汗汗

成長ホルモンがダメになるって、実に怖いことですね。

新陳代謝しないんですから、特に「美容には大敵」ですよね。



ということで、

まず、「ヨウ素を安易に服用するな!」というのを覚えておいてください。


服用する場合のタイミングや量などは、きちんと医師の指示に従うということです。

(私に聞いてもお医者さんじゃないので答えられません。^^;)



それでは、次です。


「そもそも、なんで放射能に対して、ヨウ素を服用するといいの。」
って思いませんか?


「ヨウ素って、そんな万能薬なの???」
っと思っちゃいますよね。


でも実は、それも違うんです。


「ヨウ素」だけで放射能や放射線を防げるわけではありません。


「ヨウ素」ができることは、

ものすごくたくさん種類の放射性物質のうちの、

たった1つ「放射性ヨウ素」の影響を防ぐだけなんです。


「え?! たった1つだけ???」


そう。たった1つにしか効かないんですよ。


・・・びっくりですよね。^^;



ここで新たな疑問。


「じゃあ、みんななぜ、あんなにヨウ素、ヨウ素って騒ぐの??」


いい質問ですね。



実は「放射性物質」って体内に取り込まれるのが怖いんですよね。

だって体内に入ると「放射性物質」は簡単に洗い流せないでしょ。



それで「放射性ヨウ素」は、

「呼吸」などで、「のどぼとけ」のあたりにある「甲状腺」というところに付着しやすい性質があるんです。


・・・っで、「放射性ヨウ素」が甲状腺に付着すると・・・


やっぱり、甲状腺機能低下などの甲状腺の障害を引き起こすんですよね。

さらにひどいと「甲状腺ガン」になるようです。

これも、怖いですね。


ということで、ここまでをでまとめると、

■ヨウ素の取り過ぎ(予防)は怖い・・・ 服用は医師の指示に従って

■放射性ヨウ素も、のどに付くと怖い・・・


ということですね。


「じゃぁ一体、どうしたらいいんだよ・・・???」
っと思いますよね。


服用は絶対に医師の指示に従って欲しいですが、

その目安だけ知っておきましょう。



以下、いくつか引用です。

日本産科婦人科学会(日産婦)などは妊婦や授乳中の女性の服用について
「50ミリシーベルト以上被曝した40歳以下の妊娠・授乳中女性」とする見解を公表。

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031719220078-n1.htm



甲状腺ガンの発症を低減させる目的で,甲状腺被爆線量が
100 ミリシーベルトを越えると予測される場合に服用します。

茨城県薬剤師会
http://www.ipa.or.jp/info/info11031215_tohoku.pdf



このあたりから見ると、

「50ミリシーベルトとか、100ミリシーベルト」

というのが目安ですよね。


 50ミリシーベルト= 5万マイクロシーベルト
100ミリシーベルト=10万マイクロシーベルト

ですね。

このくらいのレベルになったら、

ヨウ素を医師の指示のもと服用すると覚えておきましょう。



また、服用タイミングですが、

放射性ヨウ素を取り込む、直前・直後、とのこと。


早すぎてもダメ。(「放射性ヨウ素」を大量に取り込む前24時間以内に服用。)

遅くてもダメ。(「放射性ヨウ素」を大量に取り込んだ直後はOKですが、6時間後ではもう遅いみたいです。)


・・・ということで、なかなかタイミング難しいですね。汗


あ、そうそう、40歳以上は「ヨウ素」服用しなくていいみたいですよ。
(・・・それって、もう新陳代謝あんまりしてないから不要って意味なのかなぁ。汗)


逆に子供は服用させた方が良いようですが、副作用で「発育が止まる」「知能障害」もあるようなので、

やはりタイミングと服用量は医師の指示に従いましょう。(妊婦さんも同じです。お腹の子供に影響出ます。)



いずれにせよ、適切なタイミングは、

近くのモニタの状況を良く見て判断する(国や自治体から服用指示が出るでしょう)

ことになるでしょう。



・・・ということで、毎度毎度同じ結論で恐縮ですが


モニタの値をチェックして冷静に判断、行動。ってことですね。


(結論が毎回変わるよりは、いいですよね。^^;←自分でフォロー)


あなたの近隣の最新のモニタの状況はこちら
http://www.h-takii.com/archives/51913628.html



出展:(いろいろありました)
 茨城県薬剤師会 http://www.ipa.or.jp/info/info11031215_tohoku.pdf
 共同通信 http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2011/03/post-13.html
 産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031719220078-n1.htm
 緊急被ばく医療研修 http://www.remnet.jp/lecture/b03_03/4-4.html
 ATOMICA(財団法人 高度情報科学技術研究機構運営)http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-03-03-05
 原子力安全委員会 http://www.nsc.go.jp/bousai/page3/houkoku02.pdf

【原発事故】4 放射線ってどうしたら防げるの?


社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ-放射線の防ぎ方


【原発事故】放射線ってどうしたら防げるの?
放射線って目に見えないし、怖いですよね。

「目に見えない敵とどう戦うの?」
誰もが不安になりますよね。

そこで、今回は「敵を知ろう!!!」ということで、

「放射線の防ぎ方」について説明します。



放射線って、ひとことで言っても、実は種類があります。

それも5種類も。汗


それぞれ強さが違って、防げるものが違います。
(図をみてください)


5つの種類の違いなど・・・細かい話は専門家に任せておいて、

(どうせ、われわれの力で放射線を種類分けできないので・・・汗)


「結局、どうしたら防げるの?」ってところに着目しましょう。


5種類の放射線くんは、以下のとおりです。


「アルファくん」は「紙」で防げます。

「ベータくん」は「薄い金属」

「ガンマくん」や「エックスくん」は「鉛や厚い鉄の板」

そして「中性子くん」は「水やコンクリート」



うーん。やっぱり、いろいろありますね・・・^^;



でも「大は小を兼ねる」って考えで防げます。


例えば、コンクリートのマンションの中にいれば、
一応だいたい防げるってことですよね。
(一応だいたいって言ったのは、窓とかもありますしね。汗)



じゃ、「うち、木造だけど・・・、どうするの・・・?」


って質問も当然あると思います。^^;




今回の話も最終結論は同じです。


しっかりモニタの値を見て判断しましょう。ってことです。



核シェルターじゃないわけですから、マンションだって全然完璧じゃありません。


近隣のモニター値が上がって、
「このままいくと、例の「200ミリシーベルト」(=20万マイクロシーベルト)を超えそう。」

となったら、その場所に留まらず、避難しましょう。


その避難するときには、この知識があれば、

少なくとも肌は露出させたくない(紙でも防げる放射線があるわけですから・・・^^)

と思えるでしょう。
(もちろん、肌を露出させないのは放射性物質を肌に付着させない目的が主です。)



何度も言いますが、レベルが大事です。



やみくもに恐れて、逃げるのではなく、


モニタの数値と動向をチェックして、冷静に判断してくださいね!


図の出展:関西電力ホームページ(またわかり易い図があってよかったです。^^)
http://www.kepco.co.jp/bestmix/contents/17.html



【原発事故】3 水で洗い流せる放射能???


社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ-放射線と放射能


【原発事故】水で洗い流せる放射能???

原発事故の後、避難エリアでは、いろんなことが言われていますね。


「雨が降ったら外出せず、肌を濡らさないようにしましょう。」

「外出したら、シャワーでよく洗い流してください。」


これを聞いて、

「え? 放射能って洗い流せるものなの・・・???」
って疑問に思った方いませんか?


これまで、レントゲンとか、CTスキャンとか言ってて、
なんだか「目に見えない光線」のようなものと思ってたのに、


洗い流せるなんて・・・意味わかんない・・・・
って思いますよね。

これ、違うんです。

何が違うって・・・「言ってる対象の内容」が違うんですね。


説明します。


よく報道されている「放射能関係のことば」って
実は、大きくわけて「3つ」あるんです。

では、3人に出てきてもらいましょう。


1つ目 放射線くん

ホタルに例えると、「ホタルの光」(図を見てくださいね。)

これは洗い流せないですねぇ。。。光ですから。

「レントゲン」とか「CTスキャン」ってのが
この「ホタルの光」のイメージです。

これを「放射線」って言うんですね。


2つ目 放射能くん

ホタルに例えると、光を出す「能力」
放射線を出す力のことですね。

「能力」って・・・いまいちわかりずらいですよね。^^;

(先日の私の記事「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体 では、
 わかり易くするため、「放射能が出てる」とか「放射能が風に乗って移動する」と書きましたが、
 正確には次に説明する「放射性物質」が出たり、風に乗って移動したりします。)



3つ目 放射性物質くん

ホタルに例えると、「ホタル」

これはわかり易いですね。
「放射線を出してる物体そのもの」ですね。

言い換えると、
「放射能を持っている物体」ですね。

「物体」だから水で流したりできますね。


そうなんです。

「放射線」は洗い流せない ですが、「放射線物質」は洗い流せるんです。


空気中のチリやホコリにくっついてくるのは、
「放射能」を持った「放射線物質」なんですね。


つまり、みなさんが注意しなくてはいけないポイントは「2つ」あります。


■1つ目は、「放射線」の影響

人体に影響を及ぼすのは「200ミリシーベルト」(=20万マイクロシーベルト)

とか、CTスキャンは1回で6900マイクロシーベルト

いう話ですね。

数値の出展:資源エネルギー庁ホームページ(PDF)
http://www.enecho.meti.go.jp/rw/hlw/qa/pdf/sanko02.pdf#search=%27%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%20%E4%BA%BA%E4%BD%93%20%E5%BD%B1%E9%9F%BF%20pdf%27



基本的に「距離の2乗」に反比例して威力が弱まります。

2m離れれば、1m地点と比べて1/4、
3m離れれば、1m地点と比べて1/9

という具合です。


■2つ目、「放射線物質」(放射能をもっている物体)の影響

放射能を持った物体が、空気中のチリやホコリと一緒に飛んでくるよ。

という話です。


ずっと付着していると、そこから放射線を出すので、できたら取り除く方がいいですね。


「うわ、怖い! 身体に付いたらヤバそう・・・」

って思いますよね。^^;



でも、慌てないでください。

これも同じくレベルの問題です。



結局、出ている放射線が、どの値なのか。
(測定器を持っている人は少ないと思いますので、近隣のモニタの値でチェックしましょう。)
(最新の数値チェックはこちら http://www.h-takii.com/archives/51913628.html  ) 

例えば、近隣のモニタの値が、「1マイクロシーベルト/h」だったとしましょう。


すると、これは「1時間で1マイクロシーベルトの放射線を受ける」ということですから、


そのまま肌に「放射性物質」がついていると、

1日は24時間なので、1日「24マイクロシーベルト」の放射線を受けることになります。

「つまり、24マイクロシーベルト/日」ですね。


ずっとシャワーやお風呂に入らず、そのまま1週間いると・・・(そういう人はなかなかいませんが・・・^^;)

「24×7日=168マイクロシーベルト/週」になるわけです。



つまり「放射性物質を身体につけっぱなしにしないで、流そうよ。」ってことなんです。





・・・ということで、あなたが、注意したいのは2つ。


「放射線」と「放射性物質」


違いを理解して、しっかり対応しましょう。




でも、どちらにせよ

最終的には、あなたの身体に影響を及ぼすのは
200ミリシーベルト(=20万マイクロシーベルト)以上の場合です。


この数値以下での健康被害は確認されていません。
 
これ、常に頭に入れておいてくださいね。




慌てず、冷静に対応してくださいね。



図の出展:中部電力ホームページ(ホタルの説明が一番わかり易かったので採用させていただきました。^^)
http://www.chuden.co.jp/energy/nuclear/nuc_hosha/nuch_chigai/index.html


【原発事故】2 メルトダウンって、どのくらい危険??


社長ブログ|WEBマーケティング 不動産集客代行のファブリッジ-5重の壁

【原子力事故】メルトダウンって、どのくらい危険??
(参考:この記事は3月15日(水)深夜のfacebookでの投稿記事です。)

第2弾は電話でリクエストがありました「メルトダウン」です。
「メルトダウン(炉心融解)」が起こると大変なことになるの??



(初めて読まれる方は、この前のトピック、
 「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体
 から、読んでくださいね。)


「メルトダウン(炉心融解)」が起こると大変なことになるの??

という質問がありますが、

答えは、「YES」でもあり「NO」でもあります。

「は?何言ってるの・・・???」って思いますよね。^^;


「メルトダウン」ってひと言で言っても、どの状態かによって全然
違います。


一番最悪の「メルトダウン」は、燃料がドロドロに溶けて、

原子炉のお釜(=専門用語では「原子炉圧力容器」といいます。)

を突き破ってお釜の外に出てきてしまうことです。

もしこうなったら、「今すぐ逃げろ!!!」レベルです。



でも・・・

今回のように「燃料棒の一部が溶けた」状態では、

「逃げるにはまだ早い」と言えます。


「それって・・・何が違うの??」

そう思いますよね。



実は、原子力発電所は、放射能を外に出さないよう、

「5重の壁」で守っています。



5重の壁とは・・・

イメージしやすいように外側からいきますね。^^


5番目の壁:コンクリートでできた建物

(専門用語では「原子炉建屋」といいます。)


例の爆発でふっとんだ奴です。

ということで、この壁はもう無いわけですね。^^;
(1号機・3号機はね。)



4番目の壁:鋼鉄製の超巨大な容器

(専門用度では「原子炉格納容器」といいます。)

これが壊れるとかなり辛いですね。


分厚い鋼鉄製の容器で、この中は「窒素」が充填されてます。

ですので「水素」が出ても「酸素」が無いので爆発しないです。



3番目の壁:原子炉のお釜

(専門用語では「原子炉圧力容器」といいます。)


このお釜の中に燃料や水が入ってます。
ある意味、原子炉の主役ですね。



2番目の壁:燃料棒の皮

(専門用語では「燃料被覆管」といいます。)

これが今回「一部」溶けちゃったものですね。



1番目の壁:燃料棒の中のミニミニの固まり(核物質が出てこない
ように焼き固めて閉じこめたもの)

(専門用語ではペレットといいます。)

これも、今回「一部」溶けちゃったものですね。^^;


整理しましょう。



まず、水素爆発で一番外の建物が壊れたので、

5重の壁がなくなり、残り4重ですね。


このうち、燃料棒は一部溶けていたとのことなので、

1重、2重の壁が「一部」破られた状態です。



ここで、「一部」ってのは大事です。

全部溶けたのと、一部溶けたのは違います。


放出される放射能の量が全然変わってきます。

で、健全なのが、残りの2つ、

3重、4重の壁ですね。



3重、4重が健全。1重、2重がやや弱い健全。

これなら、まだ今のような「少し放射能が出てる・・・」

状態で済みます。




しかし、もし燃料がドロドロに溶けて、それがお釜の下に落ちて溜
まって、

そして、3重の壁=お釜を突き破った場合は、話が違います。


その場合は・・・

燃料がドロドロ=1重の壁、2重の壁が完全に喪失。

お釜を突き破った=3重の壁が破られた

水素爆発も既に起きた=5重の壁が無い・・・



ということで、そうなると唯一「4重の壁」巨大な鋼鉄の容器(原
子炉格納容器)だけになります。



こうなると、4重の壁が破られるのも時間の問題になり、

大量の放射能が外に出てしまう・・・



そうすると、モニタの値もどんどん上昇していくわけです。

今の最大400ミリシーベルトなんかでは済まないです。


ですから、「メルトダウン(炉心融解)」と言っても、

燃料の一部が溶けただけの今の状態と、



本当に燃料が全部ドロドロに溶けて、お釜を突き破るのは全然違う
わけです。



「じゃぁ、その最悪のメルトダウンにはならないの???」

・・・そう思いますよね。



答えは、現時点で「なる可能性はかなり低い」と言えます。



なぜか?


原子力の3原則

1.「止める」

2.「冷やす」

3,「閉じ込める」です。


このうち、
1.の「止める」は地震発生時に達成されましたね。


今回は、
2.の「冷やす」で、とどこおっているわけです。


これはどういうことか。

まず「止める」つまり、核分裂反応は止まったわけです。←これ、
一番大事。


 (ちなみに、チェルノブイリは「止める」ができず、暴走して爆
発しました。
 
  さらにちなみに、チェルノブイリは、日本の原子炉とは全然違
う、水を使わない原子炉です。
 
  水の代わりに黒鉛を使います。黒鉛は制御が大変ですが建設費
は安いんです。汗)



次の「冷やす」

これは、核分裂反応は止まったけど、まだめっちゃ熱い状態だから


「余熱」があるんだよねー。って状態です。



普通は、この余熱を取り去るのに、

水がたっぷりあって、それで冷やせばおしまい。


だったのですが、
今回、その水が足りなかった。


なので、余熱が取れずに、燃料が「一部」溶けたってことです。


でも、「余熱」なので、基本的には時間とともに、熱は下がってき
ます。

曲がりなりにも、これまでずっと水を入れてますので。

時間の経過を考えても、もう止めてから丸4日間・・・経っていま
す。


1号機、3号機は、今も水で満たしているということなので、

余熱がとれてどんどん、安全な方向に向かっているでしょう

2号機も基本的には同じです。

ただ余熱を取る水が少なかったので、冷えるスピードが遅いわけで
す。

このだんだん冷やされている状態から、

燃料がドロドロに溶けて、お釜を破るようなメルトダウンが起きる
かと言うと、

可能性は低いと言えるでしょう。

なぜなら、水かけて、時間も経過して、冷える方向に向かってるの
に、それに逆行する話ですからね。



いずれにせよ、

今のように、海水入れながら冷やしていれば最悪のメルトダウンは
起きません。


しかし、また水が「ずっと」入らなくなれば、
「冷やす」ができなくなり危険な方向に向かうでしょう。


・・・ということで、


結局、私達が一番注意して見ておくべきは、
先のトピックで書いた「モニタの値」です。



万一、最悪のメルトダウンの方向に向かえば、

必ず、モニタの値が上昇していきます。


ミリシーベルトの値がどんどん上昇していきます。

そうならずに、マイクロシーベルトで安定しているうちは、大丈夫
です。


やはり、冷静にモニタの数値を見るのが大事ですね。



結局・・・結論は一緒です。

【原発事故】 関東・東北地方の「放射線量」 毎時更新のモニタの数値


滝井さん (株)キーワードマーケティング研究所  代表取締役社長  から有益な情報をいただいたので、
シェアさせていただきます。


以下、滝井さんのコメントです。(転載文)


関東の放射線量を数値で公開しているサイトをまとめまし
た。
埼玉・群馬は、ほぼ1時間おきに更新でしかもミリシーベルト

単位なのでとてもわかりやすいです。
http://www.h-takii.com/arc
hives/51913628.html


東京、茨城、埼玉、群馬、千葉、神奈川、新潟、福島、秋田、静岡、山梨、の放射線量データです。

ほぼリアルタイム、1時間おきに更新している所も多いです。

「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体


社長ブログ|WEBマーケティング 不動産集客代行のファブリッジ-放射線と人体影響

「今、逃げるべき???」【原子力事故】とあなたの身体

世間が大混乱している原子力事故。
【原発の放射能】が【あなたに及ぼす影響】について書きますね。



役人と東電の説明が、あれほどわかりにくくて、
メディアが騒ぎ立てれば、みんな不安になりますよね。。。汗


私、元、
東京電力原子力技術者(原子力発電所の運転経験5年)
さらに、原子力トラブル発生時のマスコミ・官庁対応チームだった

経歴から、


今「逃げるべきか?」「まだ平気なのか?」悩んでいる方々に説明

します。


■1番大事なこと

事故の内容よりも、結局「放射能がどのくらい出ているのか」をチ

ェックすること。


燃料が溶けようと、火事が起ころうと、大事なのは、

「放射能が外に放出されているか」どうかです。


そして、「その値がいくつなのか」です。


まず「単位」に注意してください。


報道では、計測された放射線の値として
「マイクロシーベルト(μSv)」とか「ミリシーベルト(mSV

)」とか言っています。


これ、大事です。

「マイクロ」と「ミリ」では、【1000倍】違います。

【マイクロシーベルト】→【ミリシーベルト】→【シーベルト】

1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルトです。


・・・っで、肝心なのが、

「いくつになったら、身体に影響がでるの???」ってことですよ

ね。




答えは・・・

「200ミリシーベルト(200mSv)以下は大丈夫」

ということです。(図を見てくださいね。)



覚えておいてください。





これはマイクロシーベルトにすると「20万マイクロシーベルト」

です。


・・・ということで、マスコミが

「500マイクロシーベルト」とか、「1000マイクロシーベル

ト」とか

報道しているうちは、全く相手にしなくていいわけです。



たとえば、病院でCTスキャンを1回やると、

「6900マイクロシーベルト」です。


それから比べたら、

500マイクロや1000マイクロは

大騒ぎする話では無いのがわかると思います。(あなたの身体への

影響という意味でね。)




では、3月15日(本日)

「3号機の近くで400ミリシーベルトの値が出た」

というのはどうでしょう?


これは問題ですね。汗

200ミリシーベルトを超えているわけですから。



でも、慌てないでください。


大事なのは単位です。

単位は「400ミリシーベルト/h」です。



つまり、3号機の横に、1時間ぽけーっと突っ立ていると、

400ミリシーベルト、放射線を受けますよ。(←つまり被ばくし

ますよ)ってことなんです。



これを読んでる人で、3号機の横に住んでる人・・・もちろんいま

せんよね。^^;




さらに、知っておいて欲しいのは、


放射線の影響は、「距離の2乗に反比例する」という性質です。


これはどういうことかと言うと、

放射線を出すものから、離れれば離れるほど、放射線の威力はもの

すごく小さくなるということです。


例えば、「2m離れれば1m地点と比べて1/4」、「3m離れれば1m地点と比べて1/9」という

具合です。


社長ブログ|WEBマーケティングのファブリッジ【今は原発事故関連の記事】-放射線と距離


ということで、400ミリシーベルトがそのまま影響するわけでは

なく、



実際は、ものすごく小さな値になるのがわかると思います。


だから、「東京から今すぐ逃げよう!」なんて考えるのは、早すぎ

るわけです。




大事な事は、「放射線の値」を確認すること。


一時的に400ミリ出ても、その後下がってマイクロシーベルトの

世界に入れば、

騒ぐことはありません。



400ミリが、1000ミリ、2000ミリと、どんどん上昇して

いくようなら、

そのときは、いよいよ「逃げる準備」を始めて警戒していけばいい

のです。




「値」と「その傾向」

上がってるのか、下がってるのか。


これを見極めてくださいね。






さらに不安な方へ・・・




次に、こんな疑問があるかも知れません。


「では、なぜ近隣住民に避難命令が出ているの?」

「東京都内でも、放射能を検出したって話だよ」



答えは、

「放射能は、空気中のチリやホコリとともに、風に乗って移動する
 
から」

です。


「えっ?」「じゃぁ逃げなきゃ!」っと思いたくなるかも知れませ

ん。


でも、慌てないでください。



基本的に、風に乗って放射能は「拡散」します。


つまりどんどん薄まっていきます。


薄まれば薄まるほど、威力は弱まります。



こちらも、モニタの「値」を気にしましょう。



例えば、東京近郊での数値は「約1マイクロシーベルト/h」だっ

たわけです。


これは全然問題ありません。


たとえば、先ほども書きましたが、

病院でCTスキャンを1回やると、

「6900マイクロシーベルト」です。



これは1時間じゃなくて、1回です。(全然違います。)

6900マイクロシーベルト/回

ということです。




それに対して、「約1マイクロシーベルト/h」は、

「そこに1時間いたら1マイクロシーベルト、放射線の影響を受け
 
るよ。」

ということです。



値の意味さえを知っていれば、

「マイクロシーベルトのレベルであまり騒ぐ必要は無い」

ことがわかると思います。




どうでしょう?


これらを知っておけば、


世間の動きに流されて、


「今すぐ逃げろ!」とならずに済むと思います。



冷静に数値を見て、冷静に判断しましょう。


参考にしてもらえたら嬉しいです。


わかりにくいところは、お気軽に言ってくださいね。

元の図の出展:資源エネルギー庁 ホームページ
http://www.enecho.meti.go.jp/r
w/hlw/qa/pdf/sanko02.pdf#searc
h=%27%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%
9A%20%E4%BA%BA%E4%BD%93%20%E5%
BD%B1%E9%9F%BF%20pdf%27
国立病院機構 近畿中央胸部疾患センター
http://www.hosp.go.jp/~kch/kak
ubusho/houshasenka/hibaku.html