この日は馬車道沿いにあります、エースのドームこと神奈川県立歴史博物館にやって来ました。
この「エースのドーム」という呼び方は、横浜三塔にあやかって?というか、仲間に入れてもらおうと、
県立歴史博物館の方から、そう呼んでくれと提案し、割と最近から使われるようになりました。
今回、3月10日の横濱三塔の日に合わせて、この県立歴史博物館で行われたのは、
旧横浜正金銀行本店「エースのドーム」と横浜三塔周辺をめぐると題した建物見学会です。
事前申し込み制で、抽選だったのかどうかは不明ですが、22名(だったと思います)が参加しています。
この建物見学会は、まず旧正金銀行本店の建物を内から外から見学し、その後、街へ飛び出し、
赤レンガ倉庫から横浜三塔へ。これらの建物については外からの見学が中心となりますが、
県立歴史博物館の学芸員の方の解説付きで見学して回るというものです。
という訳で、まずはこの神奈川県立歴史博物館の建物の説明をしておきますと・・・
神奈川県立歴史博物館の建物のうち旧館部分は、1904(明治37)年7月に横浜正金銀行本店として建設され、国の重要文化財・史跡に指定されている横浜を、そして日本を代表する近代建築です。明治建築界の巨頭 妻木頼黄が設計し、外壁に石材を使用した煉瓦造りで、地上3階地下1階建ての建物は、コリント式の重厚な石造彫刻の柱頭飾りをもつ大オーダーと、正面に据えられた巨大なドームが特徴で、ネオ・バロック様式とされる威厳ある外観を構成しています。1923(大正12)年9月1日の関東大震災では、1階から3階までの内装と屋上のドームを焼失しました。震災後に復旧工事が行われ、戦後まで銀行として使用されましたが、1967(昭和42)年に建物のシンボルであるドームを復元して神奈川県立博物館となり、1995(平成7)年からは神奈川県立歴史博物館にリニューアルして保存活用されています。
建物の正面を写した上の写真を見て下さい・・・ ↑ ネオ・バロック様式とされる建物は、
正面に据えられた巨大なドームが特徴で、これがエースのドームといわれる所以です。
そして、建物を縦に貫く長い柱が大オーダーというもので、その柱の上に柱頭飾りを持つのが特徴です。
前置きはその位にして、中に入ります・・・ ↓ こちらは博物館のゆるキャラ「パンチの守(かみ)」。
会議室に集合し、建物見学会の説明を受けた後・・・ ↓ 建物内の見学に出発しました。
まずは常設展の展示室に向かいました・・・ ↓ 建物の見学会なのに何故常設展???
と思いましたが、常設展示室内に建物の内装が見られる部分があるのです。
これは旧第一営業室の内装で、竣工時の第一営業室は1階2階が吹き抜けとなっていて、
2階部分の内装に施された装飾が、現在の常設展示室で見ることが出来ます。
続いて現代・民族の展示エリアに移動・・・ ↓ さらに何故???感が強まりましたが、
展示物の板戸を開くと、煉瓦造りの壁面が現れました。(普段は非公開となっています)
建物の構造は補強煉瓦造・石造となっていて、外壁には石材を使っていて、外観的には
石造の様ですが内側に煉瓦造の壁があり、ここではその一部を見ることが出来ます。
さらに常設展示室の天井に注目・・・ ↓ ここで見られる波型の鉄板は「なまこ鉄板」と呼ばれるもので、
耐震・耐火の目的で使われています。この「なまこ鉄板」は後編でも登場します、覚えておいてください。
階段で地下へと下ります・・・ ↓ この階段には鋳鉄製の親柱が設置され、階段にも装飾があります。
別の階段には親柱がありませんが、ここはあり。この親柱には何か意味があるのでしょうか???
この後、地下1階で金庫室の見学をしますが・・・ ↓ ここから先は写真撮影禁止です。
エレベーターで一気に上昇、屋上に出ます・・・ ↓ 下を覗けば馬車道が見えます。
エースのドームの象徴、ドーム部分の見学です・・・ ↓ このドームのみの高さは19m、
ドームを除いた建物のみの高さは17mで、建物本体の高さよりドーム単体の方が高い。
下から見るとそんな感じには見えませんが、遠近法で上の方が小さく見えるからかな。
八角形のドームには装飾が施された丸い窓と・・・ ↓ 魚のような形をした装飾が各角にあります。
これは「ドルフィン」の装飾で、鱗があって魚の様に見えますがイルカの装飾です。・・・後編につづく。
建物見学会〓fab44〓前編・・・つづく。










