今回当ブログが取り上げるのは、主テーマたる「模型・プラモ」ジャンルに在りながら、言語道断な「プライズ」ネタ。

 一月1点以上という超ハイペースで「とるとるキャッチャー」に投入されている「ウマ娘プリティーダービー フィギュアシリーズ(制服ver.)」より、待望の実装化に併せリリースされた師匠こと「ツインターボ」のレビューと相成ります。


膨大な一大シリーズとなりつつあるその最中、何故敢えて今ここでの取上タイミングなのか?それは、この「ウマ娘」と「ツインターボ」にちょっとした思い入れがあるから。

とはいえ、無可動なプライズ用フィギュア×1のみでは流石にこの1品を楽しみきれません。ま、そこは何時もの「組合せ技(ミキシング・ビルド)」で強引に「模型・プラモ」ジャンルに引き寄せていくとして…

引き当ててくるその合間に、これまた何時も通り「ウマ娘」というキャラクターコンテンツについてのアレやコレやを、単なる一ファンとしての視点による「極めて個人的な備忘録」として語ってみようかと思います。

純粋なプライズレビューのみをご所望の皆様には誠に申し訳ない気持ちで一杯なのですが、こんな有様ですのでブラウザバック推奨。このまま読み続けるにしても「ーーー」まで飛ばして頂けますとこれ幸い…ま、備忘録だから仕方ないね。

何しろリアルタイムで絶賛展開中な本作。ネタバレ前提・当時のライブ感を直接お届けすべく敢えて何時もの裏付け無・特定個人&団体への非難の欠片も無い、愛故のお気楽極楽与太話。

それでも知ってもらう事で見方が変わり、より「素晴らしく(楽しく)」見る事が出来るかもかも?だといいな。

という訳で、時間のある方は何卒寛容にお付き合い下さい…それでは、どうぞ!

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22年6月。極めて個人的ながら、現代人なら遅かれ早かれ多かれ少なかれ誰もが経験するであろう「人生の危機」に接しておりました…そう。いわゆる「個人携帯(スマホ)の故障」ってヤツ。あれから、もう9か月も経ってしまったんですね…

何しろ急速に「不調」となり、週末にでも携帯屋に行こうかなあ…と思った矢先での完全停止。まさに「寝耳に水」状態で週末までの数日間は仕事で全く動けず、現代人においては「即タヒ」を意味する「携帯不所持」状態となっていたのです。

 

それでも、携帯の機能がそのまま移行できるのなら何の問題も無かったのですが…今回の機種変では多種多様様々な「別れ」を強要される結果となってしまいました。


中でも、個人的趣味の面における以下二点のダメージと言ったら…っ!



①【ザブングルグラフィティ通 参加時のこぼれ与太話~後編】データ全トビ

MSN-0096SHIKI(黒式)様主催「ザブングルグラフィティ通」をきっかけとし、「戦闘メカ ザブングル」というコンテンツに対する熱い想いの丈を一息にまとめた大文量。

これを何とかブログにまとめようと、大体一回掲載分約6000字に対し約10倍にも及ぶボリュームをそのテンションのまま前後編二部構成12000字内に強引にまとめ上げ、ようやく後編を掲載できる目途が立った処でこの所業。


結局手元に残ったのは、まとめる前にPCに保管していた10倍にも及ぶ原文のみ。流石にテンションを維持できず現在まで細々とまとめ続け、ようやく前中後3部構成にまでボリュームを減らす事が出来ました(近日公開予定です)。


②【アイドルマスターシンデレラガールズ~スターライトステージ】継続データ全トビ

シンデレアニメ放映終了頃からプレイ習慣化、小規模ながらも自分なりのプロデューサー稼業を細々と楽しんてきたのですが…

いざデータを移籍しようとユーザーIDを掲示した処、何度提示しても認識してもらえず、ついには新規登録のみしか受け付けてもらえなくなってしまいました。

今まで丁寧に育ててきたアイドル事務所から、まさかの強制退所通告を受け呆然自失…ありす、桃華、みりあ、舞、薫…そして光、ごめんな?俺、ここまでみたいだ…(現在絶賛放映中のU149関連者ばっかじゃねぇか)。

 

大切なモノ程、失った時に初めてその事に気付くもの。そんな当たり前な事をシミジミと実感しつつ、公私共々夏から年末(ヘタすれば年度末。実際そうなった)迄かかると見込んだ今後の激動期をどう乗り越えたものか…

茫然自失のまま一ヶ月近くが過ぎた頃、ふとこんな事が頭に浮かんできました。

…あれ?これって、今まで(性能&容量両面で)ハナから諦めてた「ウマ娘」が動くんじゃね?


「ウマ娘プリティーダービー」…今や数多のキャラクターコンテンツの中でも常に上位に食い込んでくる超人気タイトル。ましてや、そのメインコンテンツとなるスマホアプリともなれば興味が無い訳も無い訳で…。

実はそもそも、その元ネタたる「競馬」から興味が無かった訳では無く、その記憶は遠く中学生時代にまで遡ったりします。

2020 年代令和な今の時代でこそ大分緩和されてはいるモノの、1980年代昭和な昔の時代はとりわけ「創作物におけるキャラクター趣味」に対する一般層(いわゆる一般人・陽キャ)の偏見(嫌悪感)は、それもう凄まじいモノでした。

この殊更忌み嫌われていた「創作物におけるキャラクター趣味」とは、中学高校の間にオサラバし一般人(陽キャ)にならなければならぬ!

そんなプレッシャーが常に第二次性徴真っ盛りな「ネクラ(陰キャ)」達に大きく伸し掛っていた訳で…まあこの辺りの詳細は以下をご参照頂くとして(※)。
※…実際には「ファミコンブーム」をきっかけに「子供のモノ(遊び)」から「大人"も"楽しめるホビー」へと華麗なる価値観の意識改革が「一般層」に対し徐々に成し遂げられる事となりました…今現在の体たらくに至る由縁です。

そうは言うても「創作物におけるキャラクター趣味」を放棄した後、全くの無趣味ってのにはとてもじゃないが耐えられない!と、数々の大人の嗜み「大人達がやってる趣味」を片っ放しから試してみる事に。
その結果、やった方が絶対良い(損をしない)!と解っていながら「どうしても興味が持てない三大趣味」として最後まで立ちはだかって来たのが「麻雀」「ミリタリー(正確には陸≒AFV)」そして「競馬」だったのです。

例えば「友人に誘われるがまま」興味の無い事に誘っても、その時のフィーリングやテンションで「乗るか反るか」してしまうのが人と言うもの。

それに対し、基本フィーリングやテンションが最初っからMAX状態な、大好きな「創作物におけるキャラクター」に関連している事象。これに勝る「切っ掛け(初動の衝動)」ってのは、実はそうそう無いんじゃなかろーか(※)。


※…J-POP、Fusion、バイク、車、釣り、自転車、SF、日本の歴史、銀英伝 等々…お陰様で多趣味となりました、本当にありがとうございます(逆ギレ)

尤も、この三大難関の中で「麻雀」に関しては「アーケードゲーム」や「マイコンブーム」時に乱立乱造された、所謂「○○麻雀」のお陰で早々に物にする事が出来ました…ホント○欲って大事。

更には、その後に続いた「哭きの竜」や「スーパーヅガン」等の「麻雀劇画ブーム」のお陰もあり、更なるブーストを掛けて貰えたのも後押しとなりました。

片や、それ以外の二つに関してはまあ縁が無くてですね…。

例えば「ミリタリー(正確には陸≒AFV)」。元々ヤマトブームを切っ掛けとした「海≒艦船」を皮切りに(なので「艦隊これくしょん」に関しては何の抵抗も無く便乗出来ました)、「空≒航空機」は松本零士氏による「戦場シリーズ」&新谷かおる氏による「ファントム無頼」「エリア88」による師弟コンビのお陰で難無く物に。

処が「ミリタリー(正確には陸≒AFV)」に関しては、まあ何度も挑戦したけど全然興味が持てなくて…。

何しろ、ミリタリー素人あるあるの「艦船=全部戦艦ヤマト」「大戦期の旧日本レシプロ機=全部ゼロ戦」みたいな感じで、戦車と言えば全部「タイガーⅠ」?に見えちゃう有様。
そんな状況をようやく、そして軽く打破してくれたのが2012年(もう10年以上前ですとっ?!)に放映されたガルパンこと「ガールズ&パンツァー」

本編はもちろんの事、それに伴い刊行されまくった専門書の数々&同人作家さん達の力作を、それはもう凄まじいペースで読み漁り、次々と「物にして」いったのです(※)。

※…そのうち推しの同人作家さんの何人かは、実際にプロ作家としてデビューされて行きました。そりゃあ10年位は経ちますよね…

※…ちなみに、ここで言う「物にする」とは「最低限の専門用語が分かり、大まかな状況を把握出来、オタク仲間と語り合う事が出来る」という「嗜み」程度のレベルを指しています。

そして最後の最後に残って立ちはたがっていたのが「競馬」。確かに「ファミコンブーム」後のスーファミ時代、ダビスタこと「ダービースタリオン」ブームや、就職後の先輩社員から手ほどきを受ける等のチャンスはあったモノの、結局最後までノリ切れず…。

「競馬」はもういっかな?そんな状態で迎えた「2018年春クール(4月 - 6月)」シーズンの中に「おっ、これは…」というラインナップを見つけます。
1つは、元々「大武 政夫」氏による原作漫画からのファンで、待望のアニメ化を果たした「ヒナまつり」(原作:2010年/アニメ:2018年)。

そしてもう1つが「ウマ娘プリティーダービー」(発表:2016年/アニメ第一期:2018年/アニメ第二期&アプリ:2021年)だったのです。

元々自分の中には、とある2つのジンクスとも言うべき「思い込み」がありました…曰く、

①美少女+スポ根モノは"アツい"名作が多い!
②ギャグの上手いアニメ監督は"アツい"名作が多い!

どうも「ウマ娘」に関しては、間違いなく「この路線」らしい…というのも、ほぼ同時期に開催されていた某ゲームショーにて配布されていた小冊子に、そのような事が記載されていたからです。
つまりは「エースをねらえ!」から「トップをねらえ!」そして「バトルアスリーテス大運動会」のような"アツい"作品となる可能性が高い!

更には「ヒナまつり」と「ウマ娘」そのどちらも「及川啓」監督!
かつての「大地丙太郎」監督&「アミノテツロー」監督&「まついひとゆき」監督のような"アツい"作品となる可能性、大!

これはもう、自身の2大ジンクス双方の確認の場としてうって付けの場(シーズン)!それはもうワクワクしながら本シーズンを迎える事となり、その期待はモノの見事に成し遂げられる事となったのです。

何コレ両方ともベラボウに面白いじゃん?!


①美少女+スポ根モノは"アツい"名作が多い!
②ギャグの上手いアニメ監督は"アツい"名作が多い!

この辺りの内容紹介や評価については、本編を観るなり別の所の記事を読んでもらうとして…個人的にこのムーブメントを強力に後押ししたのが、ファンアートや小説等をまとめた同人誌等の「二次創作物」。

その中でも一際輝いていたのが「ニコニコ動画」(放映当時)や「Youtube」(現在)に代表される数多の映像投稿者の皆さん。

中でも、最大手の半公式動画「ぱかチューブ」の「ゴールドシップ(上田瞳)」氏と並ぶその最大の功労者こそ、実は「投稿馬」氏だったのではないか?と個人的には思っていたりします。

何しろウマ娘第一期放映当初から、今でこそ定番となっている本格的な競馬眼による明朗快活な解説&レース動画を併せ見せる手法」で頭角を表し、不遇な第一期〜二期間にかけても様々な企画動画でウマ娘を後押しされていたからです。


そんな数ある企画動画の中で、最も自分の心を鷲掴みにした動画企画がありました…それが「ウマ娘化されてない名馬をゆっくり解説」シリーズ


タイトル名通り、まだ「ウマ娘化されてない」いない訳ですから、その映像に出てくるのは当然ながら「実馬」でしかありません。


ですが、その実馬が持つ「勝つか負けるかの大博打!」かつ「刹那的な完全燃焼!」な爆逃げ走行スタイルに対し、愛あるツッコミを交えつつ軽快なテンポと一服の清涼感&感動を以て〆るその手法。


よくよく考えてみれば「ウマ娘」以外。それこそ「実馬」から興味を以て見た事があるのなんて、それこそ「オグリキャップ」か「ハルウララ」位のもの。それにしたって、ニュースで今のブームの1つでとしか見ていなかった訳で。

つまり自分が「実馬」に初めて興味を持った対象こそ「ウマ娘化されてない名馬をゆっくり解説」シリーズにおいて紹介された中の一頭「ツインターボ」(2018/8/21)だったのです。


「島本 和彦」氏を彷彿とさせる、勝っても負けてもファンを笑顔にさせてしまう「完全燃焼」な爆逃げ(芸風)を余す処無く拾い「福島で最も愛されている馬」の魅力を競馬素人の前に存分に叩きつけてくれたのが、この「投稿馬」氏だったのでした。


処がこの「ウマ娘」というキャラクターコンテンツ、マーケティングブランとしては明らかに悪手とも言える手段に打って出ます。

な、何と、この最大級とも言える援護射撃を殆ど無視し、アプリのリリースもされないまま約2年半にも渡る「暗黒期」に突入してしまうのです!
尚ここ迄のウマ娘を巡る逸話?は、やはり「ウマ娘」放映当初から精力的にファンアート活動に勤しんでいた中の1人「とくにないです」氏によって、これまた凄まじい天才的完成度の「投稿動画(?!)」によって楽しく解説されています(「比類なきうまぴょいの謎」シリーズ)。ぜひ検索して一度ご覧になって観て見て下さい(※)。

※…「うまぴょい=馬憑依」説と言うのは、珍妙かつ荒唐無稽で有りながら、中々に芯を食っているのでは無かろうか?と思わせる勢い溢れる痛快(怪)動画となっています。

※…「アトム」手塚治虫氏・「AKIRA」大友克洋氏・「SLUM DUNK」井上雄彦氏の例を出すまでも無く「あらゐけいいち氏」や「とくにないです氏」等の発表した映像作品を見ると、頭ん中でキャラクター達が実在してるんだなあ…天才っているもんだなあ…作家1人が「自身の絵」の動画で作品を発表出来る時代なんだなあ…とか思います。

そんな何やかやを経て「2021年冬クール(1月 - 3月)」シーズンにてようやく「ウマ娘プリティーダービー」(アニメ第二期)が発表されます。これまで「出る出る」といって全く音沙汰の無かったメインコンテンツたるアプリも同時期にリリースするとの事。

発表されたティザーイラストを見てみると、見知った顔の中に知らない顔がチラホラ…てゆーか、新キャラながら左側にデカく配置された青髪は誰なんよ?

ご存知ないのですか?!…そう、彼女こそ後に「ウマ娘」二期最大級の衝撃を与える事となる「ツインターボ」だったのです!

共すれば落ち込みがちになる雰囲気を明るいギャグで癒やしてくれる。そんな「ウマ娘」のターボ含むチーム「カノープス」の面々についても一発でファンとなり。

ギャグメーカーで舐められがちだったターボが、チーム「カノープス」の面々と共に主人公トウカイテイオーの後押しを…

や、止めてくれターボ&カノープス!普段の三枚目が、ここぞって時に二枚目になるのはオレに効く…っ!!(※)

※…「ドラゴンボール」のクリリンや「ワンピース」のウソップ、「金色のガッシュ」のフォルゴレみたいなのに滅法弱いのです。
「…これがっ、諦めないって事だぁーっ!!!」

物語も後編に差し掛かる第10話において、彼女は再び観客を沸かせ、新たなる伝説を生み出す事となったのです(※)。

※…2021年度TVアニメディスク堂々売上第一位

これまでの暗黒期を支えていた「投稿馬」氏の解説動画も、第二期時にはますます冴え渡ります。そして何より、自身の「推し馬」を登場させるだけでなく、心を打つ重要キャラにまで高めてくれた事に、何より粋を感じていらっしゃったのでしょう…

この10話放映の熱がまだ冷めやらぬ2021年3月9日。恐らく、第二期にターボ登場決定を聞いた直後からまとめていたであろう「とある動画」を投稿されます。その名も…

【ウマ娘究極解説】愛され続ける伝説の大逃げ馬 ツインターボ

荒々しい編集ながら、それはたった一頭の推し馬への愛に溢れた、素晴らしい内容だったのでした…(※)。


※…後日。この10話に関するエピソードとして、及川監督が様々な資料や映像を見てターボを気に入り、無理矢理シナリオライターに捩じ込むようプッシュしたという逸話が伝えられます。


※…映像に直接関わる立場上、映像権利面において極めてグレーな投稿動画に対してコメントを残し辛いという面があると思いますが(タイミング的に)これを後押ししたのが「投稿馬」氏による一連動画だったんだろうなぁ…と勝手に思い込んでいたりもするのです。


そんな「ウマ娘プリティーダービー」が、自分のスマホにアプリとしてやってくるかもしれない。


これはちょっと思いもしない事でした…そうでなくても、公式や第二次創作物から充二分に楽しさを享受させてもらってましたし。


投稿動画でも、おニュイさんこと「ニュイ・ソシエール」氏や「まるちぃ」氏、お笑い芸人の「ジャングルボケット 斎藤」氏(あともちろん「ぱかチューブ」のゴールドシップ氏にもw)存分に楽しませてもらっていたからです。

 
「まさかね…」と思いながら、アプリをインストールしてみると
 あっ、動いちゃったよ…って、何コレ凄っげー?!!!

もうウブな「あの頃」には戻れない…ムービーでは無くリアルタイム生成されるOPデモを帰宅途中の電車内で呆然と眺めながら、そう確信しました。となると、これはもう「せめて1人プレイモードに関しては」全力でプレイするしかありません。

来たるべき「ツインターボ」実装の日までに、せめて基本システム位は理解した上で育成してあげたいですからね!
 初心者向に選べるウマ娘が数人用意されていますが、自分はこの中から迷わず「マルゼンスキー」を一択。

「残念美人」なキャラクター性が大好きな事も無論ありますが、何よりターボと同じ「逃げ馬」な事から育成時にも助けになってくれるかと思っての採用(※)。
※…あと界隈の片隅で囁かれている「カノープス≒マルゼンスキー参加資格有」理論が堪らなく好きだったので…「赤いスーパーカーvs青いツインターボ」で走らせて見たい!
 
ズブな素人ながら、初めての各モードをほぼノンストレスで駆け抜けられたのは、間違い無く彼女の実力のお陰です。
 そしてビギナーズラックの一環でフラリ現れたのが「あの」オグリキャップ
これまた「アツい」内容過ぎて、タイトルからプリティーが抜け落ちちゃってる漫画版「ウマ娘シンデレラグレイ」(作画:久住太陽氏)のれっきとした主人公キャラな訳ですが…

後にこのオグリが、自分の「ウマ娘」に対するプレイスタイルを根底から大きく揺さぶる事となるとは、この時は露とも思っていませんでした。

と言うのも、かつて同じゲーム業界に所属していた、同僚にして今はただの友人(※)からの強烈なプッシュもあり。

同じチーム所属者として無理矢理参加させられた、他プレイヤーの育成ウマ娘と同フィールド上にて対戦し、その優劣を競い合う「チャンピオンズミーティング」(通称チャンミ)において…
 一段格の落ちるA+以下の「オープンリーグ」とは言え、何とこの「オグリキャップ」が、あろう事か勝利をもぎ取って来てしまったからです!

先に自分は「せめて1人プレイモードに関しては」全力でプレイするしかない等と書いておりました。が…一度対戦における「勝利」という甘露を享受してしまうと、再びそれを求めてしまうのが「漢(男)」の悲しい宿命(サガ)。

しかもこのチャンミ。後日勝利者だけがその栄光を享受出来る、プレイヤーの名前を配したライブ機能を搭載しやがったのです!
こんな脳汁出まくりな仕様入れられたんじゃ、推しウマ娘(デジたん)を全力で育成するしか無いじゃんか?!おのれ○○企業サイゲは謝罪しろ!(ウマ娘界隈の定番ギャグ)
※…なおこの友人。事ある事に「オレ様のアドバイスの賜物だな!」とか「オレ様の協力あっての良結果だな感謝しろよ?」とか言ってきて超ウゼーんスよ…仮にもプロが大人気無いったら。学生ですかお前さんは?
その後、来たるべきターボ実装に備え「チームカノープス」でチャンミを走らせるべく、新たなエースとして「マチカネタンホイザ」を鋭意育成(※)。

※…写真はかつてのエースで今でも最前線を走り続けてるオグリとのワンツーフィニッシュシーン(号外)。
そして記念すべき2周年において、ついに待望の「ツインターボ」&「ミスターシービー」実装!新キャラとしてお披露目された「カツラギエース」も大好きなキャラですし(ウルトラマンエースと同じ名前だし)。

しかしまあ、ウマ娘はほんと新キャラ出現率についてはシブいっすね…なけなしの無料ジュエル数十連如きじゃ一切出ちゃくれません。試しに、残していた10連ビギナーズセットに課金して回してみた処…
両方とも一発で出ちゃうんだもんなー…ま、基本無料プレイとはいえ、向こうも商売ですし、ね?

それでも、推しが画面内にいてゲーム内で存分に活躍させる事の出来るこの充足感は、何ものにも代え難い魅力があるのもまた事実。
そんなツインターボ「師匠」を軽く育てて観た処、TVアニメ二期を彷彿とさせつつもその補完をもバッチリ行い、最後は「令和のツインターボ」から「世界のパンサラッサ」迄を網羅したゲーム内ストーリーがまたアツい!
この「ツインターボ」実装は、自分にとって待たすに待たされただけの「大きな価値」が有りました。これからも師匠と共に「ウマ娘」を楽しんでいく所存です!
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という訳で。GETするまで約2〜3000円を投入し時間も金も掛かってしまいまいましたが、取り敢えず入手してきたのがこちら。

「ウマ娘プリティーダービー フィギュアシリーズ(制服編)」の「ツインターボ」と相成ります。
 もはやゲーセンの定番アイテムとなったこのシリーズ。公式グッズにて初めて「チームカノープス」を揃えられるフィギュアシリーズでもあります…興味のある方は、今こそチャンス!
 我慢出来ず早速開封。このままだと離型剤?なのかなあ…肌色部分のテカリが気になったので、ウェットティッシュで拭いて乾燥させた後、軽くつや消しを吹き付けて対応…あ。その前に「タミヤ ウェザリングマスターH」にて軽くお化粧を施しておきました。
 「ウマ娘」というコンテンツにおいて、Cygamesが根深く蔓延させている「サイハイソックスに圧迫された絶対領域」を内包させた「制服」という、とてつもなくフェチ度の高いデザインアクセント。

それを受け、統一デザインでのシリーズ化によって原型師の差とカロリーを最低限に抑え、かつ巧みな「パーツ分割」を行う事で一定以上の品質を保つべく塗装のし易さ&低コスト化を実現した「バンプレスト」。

関連会社双方の思惑を実現化するための高次元な知恵と工夫と経験と意地が、本アイテムにはさり気にかつふんだんに投入されています。
特筆ポイントはここ。大概は黑ブルマみたいなアンダー処理なのですが、ターボに関しては「スパッツ」を履かせてるのが素晴らしい!って…あ。いや決してイヤらしい気持ちからじゃないですよ?あくまで造型面での素晴らしさって事でですね…(言い訳)。
 ちなみにノンスケールなので、必ずしも設定通りの身長差が再現されている訳じゃない点に注意。ま、大まかな「大・中・小」(大人・少女・子供)体型が再現されてるって感じです。

さて、今回は当然このまま終わらせるつもりはハナからありません…実は「アトランジャー」にてプラモフィギュアに初めて本格的に手を出した頃から、試してみたかった事を実践してみようと思います。
まずはこの「フレームアームズ・ガール」シリーズ、実は「ウマ娘プリティーダービー フィギュアシリーズ(制服編)」とほぼ大きさが同じなのでは?という目算「あたり」を付けていた事。

また、コトブキヤのプラモシリーズは各アイテムを接続するのに「3mm共通穴」を採用しているのがポイントな訳ですが…

この「3mm共通穴」と言えば、さり気にバンダイ製「ガンプラ」シリーズにおいてもよく採用されている関節軸経。

つまり、組合せによっては「ウマ娘版MS少女」のコスプレが出来るのではないか?というのが、今回の主題となります。
まずは本当にそうなのか?を実証する必要があります。そこで「ウマ娘」からは元々の競争服がSFチックな「ミホノブルボン」を。「ガンプラ」からは絶賛放映中な「水星の魔女」より 1/144 HG「ガンダムルブリス」をそれぞれチョイス(※)。

※…って言うか、ぶっちゃけ昨今の影響下で気軽に入手出来たのが「水星の魔女」シリーズだけだったというオチ。でも女性的なラインで、これはこれで怪我の功名だったかも。


んで「フレームアームズ・ガール」を芯とし、そこに首の経がほぼ同じな「ウマ娘フィギュア」の頭部を装着。3mm経軸で差替可能なパーツをあれこれ試してみたのが以下となります。

首の経に合わせ、ほんの少し頭部側の受け穴を拡張した以外は全くの無改造。差替のみの何ちゃってミキシング・ビルド、当ブログ恒例の簡単「組合せ技」です。

ですがご覧の通り、「ウマ娘フィギュア」の体型違い「大・中・小」で言う処の「大」な部分の影響が現れてしまっています…そう。つまりは「頭部が少し大きい」のです。
また頭部がムクのPVCなため、特にロングな髪型キャラだと「物理的に可動エリアを制限」してしまう上、「自重で関節がヘタってしまう」事もあって、あまり自由なポージング変更は出来ないと言うジレンマも発生します。

…ならば「ウマ娘フィギュア」の体型違い「大・中・小」で言う処の「小」、つまり「子供体型」なキャラならどうか?それを、オグリ永遠のライバルキャラたる「タマモクロス」で試して見たのが以下となります。
 「タマ…」

「…お、何や?言いたい事あんならハッキリ言いや?!」
 
…やっぱ「子供体型」な方がしっくり来る気がする…ちなみにこのフレズヴェルク。余剰パーツかかなり充実してまして「ウマ娘」内設定とは当然ながら微妙に形も色も異なるモノの、一応「スクール水着」Ver.にする事も出来るのです。

そんな試行錯誤を経て、ついに迎えた「ツインターボ」を「スクール水着」ver.にしてみたのがこちら。
…うん、かなり近しい等身な感じ。また肌色についても両モデルともかなり色合いが似ててホッとしました。
 一応双方の関節部に、先程紹介した「タミヤ ウェザリングマスターH」で影色処理を施し、見た目の違和感を馴染ませておきましょう。

さて。検証が済んだ処で「ツインターボ」の勇気の源たる、その名も「トリプルターボ」を用意しないといけません。チャッチャとポリパテを練った後、着彩を施したのですが…
 時間が無いからと確認作業を怠った事が裏目に出てしまいました…胴下のカラーリングがまんま反転している事に気が付いたのは撮影時。まあ今回はこの「何ちゃってトリプルターボ」でお茶を濁したいと思います。

では、そんなターボに相応しいMSとは何か?

ターボの鉄板やり取りとして「テイオーから"2"に関する名前違いで呼ばれる」というのが有るんですが…。

ダメと言われてもすぐ「トランザム」しちゃう処がターボの「逆噴射」を彷彿とさせるとか、設定上「ツインドライブシステム」を搭載されていたりとか、何かとネタに上がっていたのが「機動戦士ガンダムOO」の主に「刹那・F・セイエイ」が搭乗していた歴代の「ガンダム」群。

その中でも個人的には「これしか無い!」と思ったのが、緑の配色割合が増えスマートなデザインとなった劇場版公開時初登場の1/144 HG「ダブルオークアンタ」。早速、試してみるとしましょう。

 …それでは、誰もが心中に必ず在ると言い伝えられる「GN合唱団」の皆様。ご起立の上、ご唱和下さい…

〜♪(激しいリズミカルなドラム音)


(^ω^)おっ(^ω^)おっ(^ω^)おっ(^ω^)おっ(^ω^)おっ(^ω^)おっ(^ω^)おっ( ゜Д゜)アーアアー( ゜Д゜)アーアアー♪

 「ダブルオークアンタじゃないっ、ツインターボっ!ターボは、ガンダムじゃないモオオオ〜ンッ!」
 
爆誕、ダブルオークアンタ師匠。
…そう、これがやりたかった!ただ、それだけ。

このターボも、首の経に合わせてほんの少し頭部側の受け穴を拡張した以外は実質全くの無改造。ちなみにクアンタ師匠検証途中の1枚がこちら。

実は足首以下をフレームアームズ・ガールの物に置き換えた方がより女性的に見えて良いかな?とか思ってたのですが…
 …何だかターボが妙に短腕&短足に見えたのでキャンセル。実際はフィギュアよりもかなり長いんですけどね?目やカメラの錯覚って怖いなあ…。
 んで、最終仕様がこちら。髪型がツインテール=首周りがスッキリしてるので、MSのガッチリした肩でも交換可能&比較的自由なポージング変更が可能。タマやブルボンのようなロングな髪型だとこうは行きません。
 ちゃんとツインドライブ装備を実現。ただしこれだとスタンド&尻尾が装備出来なくなるのがタマに傷。
それでも「自重で関節がヘタってしまう」問題は残ったままなので、材質ムクな重い頭部の重心を考慮しながら精一杯のポージング。

プラモ自体が、単にコストの面だけで無く、中空で重力の影響下での自由なポージングが可能なように考慮されて設計されているのがよく分かります(末端パーツの肉抜きとか)。
 そんなこんなで何とか妄想を形にする事が出来てスッキリ。

という訳で今回は、簡単改造によるプレイバリューの探求も兼ねた「ウマ娘プリティーダービー フィギュアシリーズ(制服編)」の「ツインターボ」師匠レビューをお届けしました。

それではまた、次回のネタでお会いしましょう。