Myスーパーセブンは、前オーナーがかなりのカスタムを施して置いてくれたので、改造の余地は少ないかも知れない。と言っても、頭の中には色々とプランはあるのだが。

 

購入時に唯一気になっていたことは、エンジンの始動性。22年前の旧車でキャブレター仕様、おまけに燃料ポンプは機械式だ。となると、現代の車のようにセルで一発始動と言うわけには行かない。

 

 

セルを回してクランキングしてからガソリンがキャブに送られるので、しばらく乗ってないと、キャブにガソリンが回るまで時間がかかってしまう。セルやバッテリーに余計な負荷もかかる。

 

そこで、ディーラーにお願いして、納車時に電磁フューエルポンプを付けてもらうことにした。取り付けはトランクルーム(運転席の背面)の下。カーペットを剥がすとボードが見える。

 

 

この下を大部分専有するのがガソリンタンク:アルミ製、36リッター仕様。タンク上部のフランジは燃料計のようだ。

 

 

電磁フューエルポンプはタンク前部の配管中に取り付けられている。エンジンルーム内だとタンクからポンプまでの距離が長くなるし、エンジンの熱でパーコレーションの原因にもなるので、この位置がベストだ。

 

 

電源は使用していないスクリーン熱線から取られている。

 

 

メーカーは米国FACET社、燃料ポンプでは有名なところのようだ。

 

 

キーONで、ポンプがカタカタ、、、、、と鳴る。恐らくプランジャーの作動音だろう。おかげで、セル一発とまではいかないが、3発くらいまでで始動できている。尚、機械式ポンプも保険としてそのまま残してある。