探偵はBARにいる3
「恋人の麗子が失踪した」高田の後輩からのありふれた依頼を安易に引き受けた探偵
早速調査に乗り出すと、探偵は麗子がアルバイトをしていたモデル事務所のオーナー・マリと出会い、かすかな既視感を覚える
しかし周囲を嗅ぎまわる探偵はマリの手下に襲われ、これまで無敗を誇った高田も倒されてしまう
次第に麗子の失踪の陰に、裏社会で暗躍する札幌経済界のホープ・北城グループの殺人事件が見え隠れする
マリはグループの代表・北城の愛人だった
そんな中、何かを思い出す探偵
なじみの元娼婦・モンローがかわいがっていた、今にも死にそうに震えていた女
――「あれか…?あれがマリか…
」
緊張が走る裏社会、巨額の薬物取引、2つの殺人事件すべてはマリによる、北城をも欺く作戦であった
そしてマリは、探偵に最後の依頼を託す
その時、探偵と高田の別れへのカウントダウンが始まっていた
シリーズ第3弾
相変わらず主役の大泉洋さん冬の札幌で体はってます
大丈夫かと心配になりそうなくらいのことです
無敗の相棒である高田も倒されて実はリベンジに努力していたという
麗子とマリの関係が正直わかりにくいような気もしますが
些末な問題なのであまり気にしない方が良いのかな
バディもので謎解きはkにしない方がいいような女性に振り回される探偵がカッコいいのか悪いのか
松重さん扮する若頭も冬の海だったりサウナでロウリュウを一緒に楽しんだり
と探偵との関係性が一段と面白くなっています
ほんのちょっとですが篠井さん扮するフローラも出てくるし喫茶店のお姉ちゃんも相変わらず探偵を誘惑しようとするも相手にされないし
お姉ちゃんと情報屋がクライマックスでは結構重要な役回りだったりするのも楽しい
探偵と相棒の関係は劇場で確認してくださいくれぐれもエンドロールの最中に立ったりしないように
オレの獲物はビンラディン
コロラド州の片田舎
愛国心にあふれた中年男のゲイリーは米同時多発テロ事件の首謀者とされるテロリスト
オサマ・ビンラディンの居場所を政府がいつまでも見つけられないことに業を煮やしていた
ある時、人工透析中にゲイリーは神から啓示を受ける「パキスタンに行って、オサマ・ビンラディンを捕まえるのだ」
アメリカを救えるのは、オレしかいない使命感と愛国心を燃え立たせ、ゲイリーはビンラディン捕獲作戦を開始する
まず向かったのはラスベガスのカジノ、目的は資金集めだ失敗すると主治医をだまして資金を調達し
サンディエゴへと飛んで渡航手段のヨットを探し
武器には日本刀を調達する
突飛な行動続きのゲイリーを周囲は心配するが
当の本人はそんなことなどどこ吹く風
困難を乗り越えて、ようやく辿りついたパキスタンところが、そこで彼を待ち受けていたのは、意外にも陽気でフレンドリーな現地の人々だった
見知らぬ土地での異文化交流をついつい楽しんでしまうゲイリー
そうしているうちに、いつしかCIAにも目をつけられてしまう
どうなる、独りぼっちのビンラディン捕獲作戦政府をも悩ますターゲットを探し出し、自身の信じる〈正義〉を達成できるのか
良くも悪くもアメリカらしいというんでしょうか神の啓示を受けて政府が探してなかなか見つけられなかったビンラディンを逮捕しようと実行に移すオッサン
とそれを取り巻く人々の話ですが
なんだかんだ言いながら話に付き合う友人たちや
指輪を買うからと言われてヨットを買えるくらいの金額を出してしまう主治医
止めても聞かないのに帰ってきたら受け入れる恋人とか
これがアメリカの強さなのか怖さなのか
Navy SEALsによるビンラディン殺害作戦後も自分のおかげみたいなことを主張しているあたり
よく言えば信念を貫き通そうとしているという見方もできますかね
しかしどうやって日本刀やハンググライダーを運び込んだんだかそれだけの金をどこで工面したのかも不思議ではありますが
ニコラス・ケイジさんのはっちゃけぶりがまた強烈日本刀を振りかざしてパキスタンをうろつく怪しいオッサンを怪演しています
髭のおかげもあって誰だかよくわからない状態にはなっていますが