紅狩人のブログ -105ページ目

イマージェンス

システム内に起こったある現象が
システム全体を表すような状態を
システミックといいますが
言い換えれば創発が起き
システムが活性化もしくは進化した状態
でもあります。
そして創発が起きなければ
そのシステムは硬直化し
最低限の最適化ができるとしても
活力が無くなり、他の活動的なシステムに吸収されたり
サブシステムになったりすると思います。

そんな重要なシステムの概念の創発を阻害する要因としては
いわゆる足の引っ張り合いや人を型にはめる様な強要や規制などですが
逆に創発を助長する要因もあると思います。
例えば、自由闊達なコミュニケーションの場を用意することや
人との違い自体を許容する人としての教養
目先の利益だけに惑わされない志
などがあると思います。

20世紀、システムは最適化が重要視されてきたかもしれませんが
21世紀はシステミックが重要になると思います。
何故なら、SNSなどで多くの人々がつながることが常識となり
コミュニケーションが頻繁になるとそこで新しいアイデアや発想が
生まれやすいからです。しかも自分と違ったスキルを持った人々となら
余計に期待できます。
経緯はどうあれ20世紀から残った問題はこれまでの発想では
解決できないものばかりです。
新しい発想がきっと解決すると思います。

そして人間活動はシステムとして捉える事ができ
デザインすることができます。
もし創発を阻害する社会的要因があるとすれば
それは経済活動や文化活動を不活性化させ
引いては国力を弱らせることにも繋がると思います。
機械的なシステムは最適化が重要かと思われますが、
人間の活動する社会システムは創発が重要だと思われます。

ストラクト(補足)

システムと構造体を切り離して考えることが無かった20世紀は
システムもシンプルで問題を起こすことも考えにくかったと思います。
20世紀の巨匠ルーマンも「システムと構造体は別に考えることは無い」と
申しておりましたし、実際20世紀の内、戦後は大きな問題は起きませんでした。

ところが21世紀になるとコンピュータシステムをはじめ、
ユーロという共同体などが発展してきてほとんどの社会が
貿易や金融システムなどで影響を受けるようになってきました。
そして今までは大体ひとつの国や会社で治まるシステムしか
運用してこなかったのがひとつの国や会社の力ではコントロール
できないシステムや共同体が20世紀の考えのまま運用されてきました。

そして問題が起きました。金融システムに対しては、もっと儲けたいという
欲が危険な多くのリスクを構造的に孕ませ、ユーロ共同体に対しては
多くの借金をし続けながら社会を運営して国家構造自体が経済的
危険になっていき、そしてエコシステム(生態系)に対しては
人間の一部の経済活動が破壊をもたらしてその対応を迫られています。

どの共有システムも一国やひとつの会社の思惑を超えて機能しています。
いまや必ずしも「システム=構造体」とはいかず
この二つは別に考えても場合によってはいいと思います。

社会構造を大局的な視点で運営していくことも
21世紀の人は迫られているのではないのでしょうか。

フィードバック

要素をただ単につなげただけでは
システムとはいえません。
つまり道路をただ単に敷いただけでは
システムとして機能するわけではないのです。

道路が整備されたからといって
過疎化が止まるわけではないと思いますが、
ある程度地域に主体性を持たせて
地域開発をしていかなければ
地域の過疎化はますます拍車がかかると思います。
そうなればインフラを整備させたとしても意味がありません。

システムには環境との差異の中に
一般システムとして培われた概念が組み込まれていると思います。
そして地域をシステムとして機能させるには
何らかの概念を有効活用したほうがいいとも思います。

ずばりフィードバックです。
簡単に住宅地域と商業地域を電車でフィードバックさせるような
地域開発をしてみるのもいいかと思います。
ただし問題解決には今考えてる系より一回り大きな系で
考えることが解決のヒントだといわれてますから
県よりも道州、道州よりも日本、日本よりも世界として
戦略的に考えるとあちこちに飛行場を作って
利用客が見込めなくなって閉鎖という事態が防げると思います。

システムにはサブシステムがある程度適用できると思いますが
基本のシステムの機能がインフラを有効活用するより
インフラを整備することに重きを置いているようでは
いいサブシステムができるとは思いにくいです。